そうだけど、何か?

2024年1月12日(金)

14時にリリースされたAriana Grandeの新曲「yes, and?」を聴いた。めちゃくちゃ最高。楽曲ははっきりとMadonna「VOGUE」を下敷きにしている。サンプリングというか楽曲全体の雰囲気をも踏襲しているとすら感じた。そういう意味では新しいサンプリングの試みとも言える。
それと久しぶりのカムバックシングルでイントロをたっぷり聴かせるのはArianaのDIVAとしての風格が存分に感じられてすごくかっこいい。今日の24時に公開されるミュージックビデオの冒頭ももったいぶった演出をしてほしい。

仕事終わりにストレッチと筋トレをして11km走る。夜走る時もArianaの曲を聴いた。今日走ったコースでは焼肉、たこの唐揚げ、かき餅を焼いたにおいがするスポットがそれぞれあった。

 

2024年1月13日(土)

6時半起床。昨日の夜は走った後にプロテインとヨーグルトしか食べなかったので胃がぐるぐると肩を回している感じがあって起きた。普段走った後とか夜あまり時間を気にせず晩ごはんを食べてしまうので、たまに晩ごはんを調整すると翌朝の調子がいいことに驚く。ベースがずっと調子悪いので。昨晩回した洗濯機の衣類を干す。朝焼けがちょうど見える時間で合間合間に眺める。

バナナとオートミールのクッキーを作る。バターと砂糖と薄力粉を使わないレシピで材料や手順が少なくすごく簡単。通常クッキーを作る際の水分の役割をバナナに、粘度やつなぎの役割をバナナ、オートミール、はちみつにそれぞれ務めてもらっている感じ。オーブンで30分焼くとあったので焦げないか心配だったが、オートミールを使っているからか普段のクッキーのように焼き過ぎてこげるという焼き加減の難しさもあまりなさそうに感じた。今回はチョコチップを入れたがココナッツロングを混ぜて作ってもおいしそう。

Ariana Grandeが昨日リリースした「yes, and?」のミュージックビデオを視聴する。数日前に公開されたTeaserはミュージックビデオ冒頭を使用したものだった。お披露目会に出席する批評家たち3グループによる会話が冒頭流れる。

1グループ目。より明確なポップを表現していた頃のいわゆるポップアイコンとしてのArianaの方がよかったという批評家、アーティスト本人の幸せではなくアートであるかどうかだけが大切でそれを好む批評家、すべて大文字で書かれたインビテーションカードを見て「Typical Ari」と揶揄する批評家。これは2018年にリリースした『Sweetner』以降の作品でほぼ全ての楽曲名を小文字にしていることに由来していそうと思った。が、それを言うなら「Capital Ari」と言うべきでこれは私の勘違い。ウエストランド井口さんが言うところのファンの皆目見当違い。(たかがアーティストなのに招待カードにまあ勿体ぶった言い回しなんか使っちゃって…)とケチをつけたいというのが正しい捉え方だろう。

2グループ目。アリアナが次のビジネスラインとしてフムスを売り出すことについて話している。これはArianaが立ち上げたメイクアップブランドr.e.m.beauty(レムビューティー)をふまえたものだと想像がつく。アーティストがプロデュースするブランドビジネスに対する揶揄を含んでいる。

3グループ目。「ネット記事によるとそうっぽいよ」みたいな噂話をしている。これはよくArianaがSNSに顔写真を投稿する度に噂される体形に関することや整形に関する話題であろうと思う。

それらのことがリリックで端的で鮮やかに応答されていてうまい。清々しさがある。

イントロが始まるときに観覧グループが入れ替わり、楽曲終わりにも観覧グループが入れ替わる様子を映している。先にアリアナのパフォーマンスを見ていたであろうグループとMV最後に入ってくるグループがもしも同じだったら、批評家たちが話題のあるものに対して最初は冷ややかな態度で、内容がよかった場合に限り飛びついて手をあげて消費する様子を表現したいのかもしれないと思ったが、グループの人たちが全然違った。これもウエストランド井口さんが言うところの皆目見当違い。

Ariana Grande - yes, and? (official music video) - YouTube

【和訳MV】Ariana Grande - yes, and? - YouTube

*ユニバーサルによる和訳MVもアップされている。やや画質が粗いけど冒頭の批評家たちの会話にも訳がついており、炎上という言葉は既存イメージがやや強い感じもするけど、対訳もいい感じ。