ごみを見ながらおお〜うわ〜

2023年12月16日(土)

f:id:muda-muda:20231223100727j:image

アンさんと用賀にある世田谷清掃工場の工場見学に行く。工場見学の定員は40人。私が参加した回にはだいたい30人くらいがいたと思う。親子連れ、お孫さんを連れたおばあさま、高校生たち、そして私たち。見学の中で一番おもしろかったのは、ごみクレーンでごみをかき混ぜるところ。ごみ収集車が回収したごみはごみバンカという貯留場所に貯められている。ただ貯めるだけでは重さに偏りが出てしまうため、焼却の際に燃えやすいところ燃えにくいところの差が生まれてしまう。そこでクレーンを使ってごみを撹拌することでごみの重さが均等になるよう調整していた。持ち上げたごみをクレーンが離す度に、見学者からおお~とかうわ~という声が上がっていて、職員の方の話がそっちのけになっていた。私とアンさんはそのことを察知して、職員の方の話になるべく耳を傾け、相槌したりしていたように思う。いつまでたってもすぐに読めないよね〜と砧公園を散歩して祖師ヶ谷大蔵駅まで散歩して帰る。

朝日新聞の週末誌「be」の企画の1つ「be between」が好きで毎週読んでいる。毎週二者択一のテーマを設け、それぞれの立場からの考えを共有するもの。今週のお題は「箱根駅伝を見ますか?」。私はそんなに興味がないので、いいえだな~と思って読んでいると、いいえを選んだ方の意見の中に、"駅伝という競技自体が好きではないという大阪の男性(65)は「連帯責任的な雰囲気を感じ、それを『たすきをつなぐ』と称して過剰に感動的に伝えようとしている」"とあった。私もそう思うが、このように濃縮された言葉として読むと笑ってしまう。

(be between 読者とつくる)箱根駅伝を見ますか?:朝日新聞デジタル

夜ラジオ番組を聴きながら走る。中でもNHKラジオ第1『国語辞典サーフィン』が特におもしろかった。今週のことばは「年末」。年末って12月?クリスマスより後?仕事納めの後?どれを指すのか、街の人の声でも考えがばらばらだった。私の体感では12月中旬以降くらいから年末だと感じる。辞書的な意味では、具体的な期間を指さないもの、12月の1ヶ月間を指すものとがそれぞれあった。番組終盤、タツオさんが「年末年始」という言葉において「年末」は12月1ヶ月分を指していないことを指摘しており、たしかに~と思った。前後の文脈や言葉の組み合わせで意味の幅が調整される言葉が身近にあると知ると嬉しくなる。少し頭が痛かったので6km走ったところで中断して帰る。