2021年10月版 私のラジオ番組表

2021年10月版、私のラジオ番組表です。新しく聴いている番組を紹介します。

f:id:muda-muda:20210925092713j:plain叶姉妹のファビュラスワールド

 8月17日から始まった叶姉妹Podcastです。現在はQ&Aコーナー、リスナーからのお便りや質問に答えるコーナー、リスナーと電話をするコーナーの主に3つのコーナーで構成されています。

 恭子さんと美香さんのやりとりがとても魅力的です。恭子さんの軽やかなフォームで豪速球を投げてくるQ&Aコーナーはもちろん、リスナーからのお便りに対して、美香さんが恭子さんの話されることってこういうことですよねと整理しようとすると、そこからするりと抜け出す恭子さんに当惑している様子がおかしいです。

 

OMAKASE Saturday Podcast

 8月20日から始まったビートメーカー・プロデューサーのA.G.Oさんが配信しているPodcastです。Hip Hop、R&B、Indieシーンの最新楽曲を紹介する内容で、だいたい毎週土曜に更新されています。これまでに紹介されたアーティストは、Kyle Dion、Remi Wolf、VanJess、Tinashe、Amber Mark、Elujay、Duckwrth、Syd、Deb Never、PawPaw Rod、Tems、boylifeなどで、Apple MusicやSpotifyの最新R&B系のプレイリストに追加されているアーティストの楽曲をタイムリーに紹介されている印象です。

 正直、悔しいPodcastです。こういうR&Bをはじめそのほかのジャンルの楽曲を選曲したPodcastを『mudaの選曲』では配信したいと思っています。ただ、Podcastとして配信する上で、情報がそのアーティストのプロフィール(出身・ルーツ、生まれ年)紹介、新譜情報などの基本情報に留まってしまうことに物足りなさを感じます。アーティストの中には、出身やルーツ、生まれ年などのプロフィールで判断されたくない方もいると思うので、おしなべてプロフィールを決まりごとのように紹介するのもなんか違うなと感じています。そのような通り一辺倒な情報は、アーティストが新曲をリリースしたときに音楽ニュースサイトでリリースされる、表層だけをなぞるような情報と楽曲やミュージックビデオへのリンクが掲載されたニュース記事の形式とほとんど変わらないと思います。強いて言えば、より音楽へのアクセスが簡単に(言い換えれば受動的に)なるという点だけがPodcastとしてのメリットかなと思います。

 自分がPodcastで発信するには、もっと下調べが必要だと感じていて、自分がその楽曲に対してよかった・あんまりだったという第一印象だけでなく、そう思うに至った自身の機微を捉えるような取り組みも必要だし、できれば楽曲を補足できるような情報も加えたいです。また、紹介するしないの如何に関わらず、アーティストの情報や楽曲の情報にたどり着くのが難しく企画の途中で計画が頓挫することもしばしばです。(A.G.Oさんが#5で紹介されておられるPawPaw Rodも紹介したかったけど、自分がそもそもPawPaw Rodについてほとんど何も知らず、情報源をSpotifyのbio欄に頼ってしまいがちです)

 Podcastの内容ではなく、自分の話ばかりになってしまっていますが、このPodcastはそういう気持ちと改めて向き合うすごくいい契機になりました。悔しさを焼べて、そのアーティストや楽曲への敬意を込めて今後も番組をどのように進めていくべきかを引き続き考えていきたいと思います。

 

 蛇足ですが、考えたけど実行に移せなかった企画をいくつか紹介します。

(1) かつてレコチョクで購入した楽曲

高校生のときに利用していたレコチョクで購入した楽曲を振り返る企画。

頓挫した理由:レコチョクが着うたフルのサービスを2016年に終了しており、購入履歴を遡れなかったため。

(2) Apple MusicのReplayプレイリストを振り返る

Apple MusicやSpotifyが年末近くになると自動的に作成してくれるプレイリストから自分がその年にどんな楽曲をよく聴いていたのかを振り返る企画。自分はApple Musicを2015年から利用し始めたので、2015年〜2020年のReplayプレイリストの上位5曲をそれぞれ紹介、その中で思い入れのある楽曲を1、2曲流す。

頓挫した理由:よく聴いた楽曲のエピソードがややパーソナルな話題に寄ってしまうこともあり、どちらかといえばもう一つのPodcast『mudaの録音』向きなのではないかという迷いが生まれた。また、ストリーミングサービスでの配信をするかどうかが2016年くらいまではアーティストによって現在よりもばらばらだったため、ツタヤなどでレンタルしたアルバムは再生回数が反映されておらず、必ずしもよく聴いたとは言えない楽曲が2015年、2016年は多くランクインしていたため。(2015年の第1位はDisclosureの「Omen(feat. Sam Smith)」、2016年の第1位はGLIM SPANKYの「ワイルド・サイドを行け」でした)

(3) 2021年デビューアルバムが控える女性アーティスト特集

今年デビューアルバムをリリースする予定の女性アーティストにスポットをあて、これまでのディスコグラフィーやアルバム先行シングルなどを紹介し、アルバムリリースを楽しみにする企画。Jenevieve『Division』(2021年9月3日リリース)※アルバムリリース後Jenevieveは自身のTwitterで『Division』は”デビューアルバムではない”ことをツイートしています。、Priya Ragu『damnshestamil』(2021年9月3日リリース)、Remi Wolf『Juno』(2021年10月15日リリース)を紹介する予定でした。

頓挫した理由:リサーチ不足。本当は8月下旬に収録、『Division』ならびに『damnshestamil』のリリースにあわせ9月頭の配信を目指すもスケジュールが間に合わなかったため。