OMSB

2023年3月10日(金)

花粉症で目が辛い。防腐剤や清涼化剤を使っていないから1週間で使い切るように注意書きが書かれている目薬をちゃんと1週間で使い切った。たぶんこれが初めてだと思う。

仕事終わりにWWWXでOMSBさんのライブに行く。去年リリースされた『ALONE』は私にとってすごく大切なアルバムで繰り返し聴いた。ライブでは『ALONE』以外の楽曲もかなり歌われていたが、それでもすごく楽しかった。

初めてアルバムを聴いたとき、一曲目の「祈り/Welcome Back」の歌詞に胸をつかれた。たしか、青山にある西洋民芸を扱うお店のグランピエに行く道中で聴いた。

あぁ幸せな時も筆は進むもんだな
その事を知れてマジで幸せだな

(OMSB - 祈り/Welcome Back)

これまで私にとって何かを書く動機になっているのは、自分が抱いた感情の強さだったり、未知覚の感情領域のことだったりすることが多かった。しかもそれはどちらかと言えばネガティブなものが多かった。それは私がその感情と対峙するためにすごく大切なプロセスであるし、そのことはこれからも変わらず大事にすると思う。

けど、既に知覚している、もしくは知覚したと思っている感情や、強い感情でない嬉しいことや何気ないことだって、書き残したっていいし、そういう自分をあまり大事にできていなかったと振り返る。そういうことをこの一節をきっかけにぐわーんと揺さぶられた。以来、自分の書き残したいことの領域が広がったように思う。ライブに行ってそのことを改めて感じた。

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ライブ終わり、物販でアルバムのジャケットがプリントされたTシャツを購入する。Tシャツの色を白か黒かでいつも迷う。白は1年後襟元のことで着続けるかどうか迷ってしまうから今回は黒にする。

アルバムの中で一番好きな「Season 2」という楽曲は今回のライブでは演奏されなかった。たぶんOMSBさんにとってのSeason 2は、このアルバムリリースを経て、もう始まってるってことかもしれないと勝手に解釈して、帰り道に聴きながら電車に乗る。