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鹿島「イベント割ってお湯割りみたいでいいね」

(2023年1月21日放送 TBSラジオ『東京ポッド許可局』より)

 

子供は私のお腹の中にいた。そして私のお腹から出てきた。我が子である事は間違いない。だが、”私のもの”ではない。この子は私ではなく、私とは別の一個体なのだ。これから先、この子は私とは全く別の自分の人生を歩んでいく。私のお腹は、地球に肉体を持って生まれてくるための通路にすぎない。お腹が切られた時、この子が地上に降り立つための扉が開いただけだ。彼は私の分身ではなく、彼以外の何者でもない。

さくらももこ(1999)『そういうふうにできている』新潮文庫

 

まるで二人がとても深い関係であるかのような口ぶりに、思わず首をかしげたくなる。あの行為のどのへんが深かったのだろうか。第三者が誤解するのならわかるが、実際にベッドに入った当人が、あれはセックスではないと、なぜわからないのだろう。男の方も、体温をしゃぶりたいだけだったことは、結真にはわかっていた。なのに挿入したというただそれだけの理由で、一方的に捕られた獲物扱いされ、やたらに知ったかぶりをされるのは少しうんざりだった。自分はセックスをするときはまるで別の顔をするし、それを見たことがあるわけでもないのに、全てを知り尽くしたような顔をされると苛々してしまう。

村田沙耶香(2013)『星が吸う水』講談社文庫)

 

「気に入られてると、その相手に対しての判断力が鈍るからな」

(安堂ホセ(2022)『ジャクソンひとり』河出書房新社

 

理解の範疇を超える違いもある。私はキム・ハナを通して世の中にはイチゴが好きでない人もいるということを知ったが、いつもうっかりそれを忘れてしまって、一緒に買い物に行くたびにあらためて驚くことになる。そうして、訝しく思いながら一粒、また一粒と食べているうちに悲しくなる。これがおいしくないだなんて、そんなのあり得ないと。だけど、一緒に暮らす人が必ずしも同じものを好きである必要はない。誰かのことを理解しているからといって必ずしもその人と親しくはならないように、理解できない人のそばで一緒に暮らすこともできる。自分と違うからといって、変な目で見たり、評価したりしないことは共存の第一条件だ。

(著 キム・ハナ/ファン・ソヌ 訳 清水知佐子(2021)『女ふたり、暮らしています。』CCCメディアハウス)

 

オアシズ大久保佳代子さんから新成人へアドバイス

大久保「いや、アドバイスっていうか、どんどん恋はしてほしいよね。18歳かな?で、20代なんてさ、もう盛りがついた猿みたいなもんじゃない?みんな。こういう男はちょっと注意してっていうのは、冬でもさ、Tシャツ1枚に高めのダウン?着て?歯が真っ白い男っているじゃない?あのぉ、あれちょっとやっぱりね、んー、なんかよくないわ。これデータ2個くらいしかないよ?でも歯はね、ある程度ね、黄ばんでていい。例えでいうと、たまごボーロあるじゃない?あのくらいのちょうど黄みがかったぐらいの歯が一番健全な誠実な男だと思う。だからみんなに言っておきたいのは、歯がたまごボーロぐらい黄みがかってる人を見つけて幸せになってほしい。歯がね、白すぎるね、きれいな男はね、あれはね、よくない。軽い犯罪をやる可能性が大きい。以上」

TikTokアカウント「大久保佳代子とらぶぶらLOVE」2023年1月8日投稿のビデオより

 

SexyZone5人での旅行を経て。

マリウス「本当に僕は幸せ者だなっていう気持ちがすごい増して」
菊池「実感が湧く旅だったな」
マリウス「そうだね」
佐藤「たしかに」
菊池「寂しくていいなって思いますよ。それを隠す必要もないし、寂しく思わないでって言う必要もないし、みんな寂しいし、それが俺たちだからっていうのは忘れずに発信してもいいと思うし」

(2023年1月6日放送 フジテレビ『RIDE ON TIME』より)

 

滝沢カレンさんから新二十歳の人への精神面でのアドバイス

滝沢「私が大事にしていることは、へこたれる自分を絶対仲間はずれにしないこと」
向井「素敵な表現だった〜」
滝沢「やっぱりへこたれる自分も自分なので、私は何度も何度もやっぱり自分しか向き合えられないので、へこたれる自分も一回仲間にしてくれたら自分もいつの間にか強くなれてるなんてこともできてるので、そういうときは優しくへこたれてる自分を持ち上げてみてください」

(2023年1月9日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』より)