持ち帰る前の土産話

2023年1月22日(日)

8時に起床。昨夜、長時間歩いたのでその疲労でしっかり寝た。起きてからもしばらくベッドでごろごろする。歯磨きをしてプロテインカップdeヤクルトを口に入れる。シャワーをささっと浴びる。

午前にK野さんの電話する予定があった。ぎりぎり間に合うだろうと思ってシャワーを浴び始めたが、入念に洗顔をしていては電話の時間に遅れてしまう。洗顔前のオイルクレンジングの手順は飛ばす。

10時からK野さんと電話。K野さんは前日に近所のホテルに宿泊されたらしく、ホテルのロビーから流れる優雅な音楽が聴こえた。来週久しぶりにK野さんと会うのでその打ち合わせ。行きたいところはあるはずなのに、どこか行きたいところある?という質問に上手に回答できない。K野さんの提案に応じて肯定的な感情しか上乗せできない自分をもどかしく思う。

20日の金曜日にRina Sawayamaのライブがあって、友人のゆずひめさんが東京に訪れていた。この週末はゆずひめさんのご予定が空いていればぜひとも会いたいと思っていたが、もしかしたらいろんな人との予定があるかもしれないし、宿泊されているエリアを軽々しく聞いてはいけないかもしれないと思ったり思わなかったりがあって、結局直前になっても踏み出せないでいた

昨年12月のPodcastの収録の際、ライブの週末予定は空けてますと伝えたり、Rina Sawayamaのライブ終わりにちょっとだけ会って話したときも日曜は予定空けてますと伝えただけ。日曜朝にゆずひめさんから連絡があって、待ち合わせの時間や場所がするすると決まる。こういうやりとりをもっと相手にも自分にもプレッシャーなくできるようになりたい。

待ち合わせの前に新宿駅に立ち寄り、NEWOMANでゆずひめさんとゆずひめさんのご家族に贈りものを購入する。新宿駅ならここで、渋谷駅ならここで、と自分の中でギフトを贈る際に立ち寄りたいお店の候補がいくつかあるということが、たしかに移り住んだことを実感する機会になっていて嬉しい。

品川でJRから京急に乗り換える。羽田空港のターミナルに向かう道中、ゆずひめさんに連絡しながら、どこだったら落ち合いやすいか考えをめぐらす。手荷物が多いかもしれないし、ごはんも食べてるかもしれないし、とかあれこれ考えると頭でっかちになってしまうので、お互いに目印が分かりやすくて、できれば座れるところがあるところから予想を立てて集合場所を決める。エリアや階数などにミスコミュニケーションがあってはいけないと思って、羽田空港のホームページからエリアマップの画像をダウンロードし、画像編集アプリで丸印を追加して送る。

羽田空港の第1ターミナルにあるユニクロ前のソファで落ち合う。ゆずひめさんはスーツケースとたくさんの手荷物が入ったトートバッグを抱えて座っていた。洗面用品や着替えなどの旅行に必要なものだけでなく、ライブ鑑賞に必要な物品や、近しい人へのおみやげなどをご購入されて膨らんだお手荷物なのかもしれないと想像された。これ以上手荷物を増やすことに心苦しさを感じながら、ご希望であればヤマトでご自宅まで送りますと一声かけて、贈りものを手渡す。

普段ゆずひめさんとは、SNSでの投稿や執筆されたWEB記事・ブログを読んだり、メッセージでのやりとりをしたり、Podcastを介して話したりしていた。そこから推察されるゆずひめさんの入念さや、熱を入れた物事に深く推進していく興味関心の向き方がこの日の会話からも感じられた。加えて、ノートパソコンを操作されている様子や挙措など、SNSでは感じ取れない側面をいっぺんに感受できることに不思議さと嬉しさを覚えた。(もちろんそこで自分自身のイメージとその人と対してイメージに齟齬があったとしても、そのイメージを拡張してその人を捉えられるし、自分のイメージで捉えられない領域もあるだろうことを念頭に置くように心がけている)

旅行に荷物は必要だが、旅行中に大きなストレスのもとになるのは荷物だと私自身は感じているので、荷物に気を使ってできないことがあれば見ておきますと声をかける。直前まで共通の友人と一緒におられたようで、ホテルのチェックアウトやご友人のお見送りの関係で早めに空港に到着したことを知る。金曜日のライブ終わりにゆずひめさんと話した時間はほんの少しだったので、その前後の話やその翌日土曜日の様子をユニクロの前のソファで伺う。ゆずひめさんが旅行に来て、ゆずひめさんの知人やご友人といるからこそ起こりうる話や、旅行で来ていたとしても簡単には起こり得ないような話がたくさん聞けて嬉しい。土産話は旅行から持ち帰ってきた話という意味があるが、持ち帰る前の羽田空港で土産話を聞いた。

お昼ごはんやお茶などもしないままおしゃべりしていたので、フライト前に何か食べようということになり、第1ターミナル一階のフードコートで食事する。ゆずひめさんがカレーが食べたい気分とのことだったので、カレー屋さんで示し合わせたわけでもなく2人ともカツカレーを頼んで食べる。途中、私のカツカレーの食べ進みがゆずひめさんより速いことから、ゆずひめさんにすごい話をしてもらっている、もしくは私の方が会話量が少ないことが可視化されていると思って、職場環境のことや少し前に職場で起こったdramaについて話す。15時ごろのフードコートは混み合っておらず、ゆっくりおしゃべりできて嬉しかった。