きっと独りきりになっちゃえば挫けちゃうけど

◼︎12月5日(土)

 Ankerのスピーカーを部屋のどこに置けばしっくりくるのかいまだに定まらない。今日は喫茶店に設置されているスピーカーの位置に倣ってエアコンの上に追いてみたら、音が上から降りてくる感じや音の広がりがちょうどよく感じた。今後はエアコンの上のしばらく定位置にすることにする。

 Sexy ZoneやV6のMVをYouTubeでよく見るせいか、ほかのジャニーズグループのMVがおすすめに表示されることがしばしばある。一番最新の楽曲でいいなと思ったのはKing & Prince「I promise」、キラキラした編曲とキンプリのユニゾンがぴったりで、この雰囲気はキンプリにしか出せないな〜と思う。キンプリのシングルリリース日と同日にリリースされるHey! Say! JUMPのアルバム『Fab! -Music speaks.-』に収録される2月にシングルでリリースされた「Muah Muah」もよく聴いている。有岡さんの柔らかい出だしに掴まれる。甘めなサビとややパンチの強いAメロ〜Bメロの対比がくせになる。Hey! Say! JUMPのアルバムはまだレンタルしたことがなくて、現状あまり魅力がつかめていないが、「Muah Muah」きっかけで今度のアルバムはレンタルしてみようと思う。

 能町みね子さんと久保ミツロウさんがYouTubeで毎週配信している『俺たちデトックス女子会会議室』を聴く。自分のことを自分でとことん追い詰めてしまう久保さんを能町さんが心配し労わる様子に、自分まで励ましてもらったような回だった。私は二人の関係性がとても好きだと改めて思った。

能町「今日はすごく充実してるなって思ったのは、やっぱり人に会ったからですよ。人に会うってことで充実した感が高まる。実際何が充実したのかよく分かんないけど、なんか充実した日を過ごした気がするんですよ。昨日と違う日になるから、誰かに会うことで。なんか今日も別にストレッチの人だって友達ではないけど、ちょっと会話はするし、古本屋さんはけっこう親しいけど別にじゃあ一杯飲みましょうってほど、がっつりお付き合いしたことほぼないし、今日も正味しゃべったの5分くらいだと思うし。その5分が…5分もなくていいんですよね、きっと。1分がどっかにあればいいと思うんですよね。歩いてって誰かと1分しゃべって帰ってくるみたいなやつ。なんかそのぐらいのことがあったほうがなんか充実した気持ちになるんじゃないのかな。」

(2020年12月2日 第40回 俺たちデトックス女子会会議室【(非)充実会議】より

 

◼︎12月6日(日)

 TOEICの試験を受ける。会場が倉敷のアイビースクエアだったので電車に乗って試験会場へ。アイビースクエアの屋内に入ったのは初めて。会場は宴会場のような場所だった。机を覆う布がすごく厚手で、机の脚をほとんど覆ってしまうほど長くて立派な布だった。立派ゆえに座るときに膝に布が突っかかって少し居心地が悪かった。それに厚手の布ではマークシートの記入が難しいと思われたのか、透明な下敷きがどの席にも用意されていた。TOEICの担当者の方か、アイビースクエアの担当者の方かどちらの配慮かは分からなかったが、ありがたかった。

 試験を終え、バスで倉敷市保健所へ。HIVの即日検査を受ける。恥ずかしいことにHIVの検査をこれまで一度も受けたことがなかった。12月1日の「世界エイズデー」の日にちなんで、無料の即日検診を岡山市倉敷市などの保健所で実施していることを知る。岡山市が実施していた平日の夜間検査は事前の予約が間に合わなかったので、TOEIC終わりに受けられる倉敷市保健所での検査へ行くことにした。受付開始から10分ほど過ぎた頃に会場に到着。自分の整理番号は20番。検査を受ける人が自分だけではないとは頭でわかっていたものの、自分の前に19人検査を受ける人がいることがなんだか少し不思議だった。ロビーではKREVAさんのラジオが流れていて、三浦大知さんとの楽曲やPUNPEEさんとの楽曲がオンエアされていた。

 今年KREVAさんは香取慎吾「嫌気がさすほど愛してる (feat. KREVA)」、石川さゆり「火事と喧嘩は江戸の華 (feat. KREVA, MIYAVI)」、KREVA「素敵な年を重ねましょう (feat. SONOMI)」、PUNPEE「夢追人 (feat. KREVA)」、ZORN「One Mic (feat. KREVA)」、tofubeats「RUN REMIX (feat. KREVA & VaVa)」、そして今月KREVA「Fall in Love Again (feat. 三浦大知)」をリリース。

KREVA「『どうしてそんなにコラボレーションできるんですか?』って質問されたりするんですよ。で、それをですよ、もし答えられるようになったら、ちょっと気持ち悪いと思いません?『なんでモテるんですか?』って聞いて、『いや、こうこうこうでこうして、こうしてて、髪の毛はこういう風に洗って』とか答えられる人いたら、ちょっと怖いじゃないですか。だから自分的には、もう『ずっと頑張ってるからですかね』って答えるようにしてます、うん。あとはその最近だけずっと頑張ってるだけじゃなくて、ずーっと続けてきた結果としての今たまたま偶然こういろんな人に同時多発的に声をかけてもらったってことなんじゃないかなと思ってます。

 あの、PUNPEEとか、ZORNとか、言ってくれたんですけど、ヒップホップの中に『ヒップホップ・ドリームを叶える』、例えば、自分の稼いだお金でずっと欲しかった車を買うとか、アメリカだったら親に家と車プレゼントしちゃうとか。憧れてたアーティストと共演するっていうのが一つヒップホップ・ドリームということで、『いや、1個ヒップホップ・ドリーム叶ったっすね、KREVAさんとやれて』って言ってくれたりするんですけど、自分からすると、もうKREVAは16年かな、で、そのラップを始めてからは25年くらいやってるんですよ。そんな中で『最近勢いすごいですね』って言ってもらえるような状況が生まれるなんて、ほんとヒップホップっていう音楽だからじゃないと成り立たないことなんじゃないかなって思ったりするんです。だから『逆ヒップホップ・ドリーム』だなって自分は思ってます。ほんとにありがたいです。これからもね、まだまだいろんな人に声かけてもらえるように、もちろん自分が声かけても断られずにたくさんいい曲生んでいけるように頑張っていきたいなって思います。いつまでも夢を追いかけていきたいということでじゃあこの曲紹介しましょうかね、PUNPEEで『夢追人(feat. KREVA)』」

(2020年12月6日放送TOKYO FM『Monthly Artist File -THE VOICE-』より)

 採血の結果は陰性だった。最近そういう行為をそもそもしていないので、そりゃそうだと思ったけど、自分もこれから懇ろになるかもしれない人も大切にできるよう、今後は事あるごとに定期的に検査を受けようと気持ちを改めた。

 駅前のタワーレコードで藤井風さんのアルバム『HELP EVER HURT NEVER』を購入する。先月帰省したとき、母が藤井風さんの楽曲をラジオで聴いて好意的に感じていたので、プレゼントすることにする。全国的に初回盤が品薄になっているようだが、岡山のタワレコは地元ということもあってか、まだ在庫がしっかりありそうだった。キャンペーンでNiziUのミニポスターを貰う。購入時には誰か分からないよう店員さんが袋に詰められたので、あとから確認するとMAKOさんだった。MAKOさんは小学5年生の姪が特に好きなので、今度帰ったらあげようと折れないようにクリアファイルにしまう。

 岡山に戻って、QBハウスで髪を切る。QBハウスではカットが終わると、店員さんが手鏡で横や後ろの髪型の具合をお客さんと確認するオペレーションがある。そのあとカットした髪を吸い上げ機で吸い上げる仕上げの工程へと続く。今日はこの仕上げのときにこれまでにはなかった、うなじをバリカンで刈る動作があって驚く。これまであればフェイスシェーバーのようなものだけでトントンとなぞるような動作で済んでいたもの。たぶんだけど、AGAの薬を飲み続けていることもあって、産毛がいろんなところから生えているのだと思う。自分でもおでこの生え際のところからこれまでにはなかった産毛が生えているのを先日確認した。

 夕方、脚本家・岡田惠和さんのラジオ番組を聴く。この日のゲストは現在岡田さんが脚本を務めるドラマ『姉ちゃんの恋人』に主演で出演している有村架純さん。来年公開される坂元裕二さん脚本の『花束みたいな恋をした』について途中話題にあがって、坂本さんと有村さんの取り合いをしているみたいと岡田さんが笑っていた。トークの中で、有村さんが自身の出演しているドラマについてどの程度発信すればいいのか悩むという話をされていた。放送後にこのエピソードはこういうことで、というような解説のようなことをその都度発信するのもドラマの楽しみ方を限定してしまうようで違うような気がするという話をされていた。

 

◼︎12月7日(月)

 今週の金曜日にお休みを取る。せっかくの平日休みなので、久しぶりにメンタルヘルスの診療をしてもらおうと予約をしようとしたが、そういえば金曜日は担当の先生が外勤だったことを思い出してあきらめる。今の悩みをメールの下書きに書き出す。

 この日の晩ごはんはおみそはんがYouTubeで紹介していた納豆目玉焼きチョリソー丼を真似て作る。ご飯の冷凍ストックがなかったのでレンジで温めた豆腐の上に納豆目玉焼きチョリソーを乗っけて食べる。あわせて昨日作りおきしたほうれん草のナムル、ブロッコリー胡麻和え、ささみの梅和えを食べる。


 職場の人から『鬼滅の刃』を少しずつ借りて読んでいる。この日は6巻〜8巻を読んで寝る。今上映している映画の内容まで追いつく。

 

◼︎12月8日(火)

 仕事終わりに職場の人とジョギング。3km走ったあと解散して、一人でもう5km走る。帰宅し、身支度をしてからイオンシネマで『佐々木、イン、マイマイン』を観る。通常のスクリーンではなくグランシアターでの上映。グランシアターはドリンク付きでリクライニングできるくらい広い座席のスクリーン。座席数は通常50席、コロナの影響で間引きして現在その半分。座席が少ないということは座席の高低差も通常より緩やかだろうと思って一番前の席を予約した。いざ劇場に入って座席からスクリーンを見上げると、物語が入ってこないくらい見上げる角度だったので、スタッフの方にお願いして席を後方へ変更してもらう。劇場に入り直すとすでに本編が始まっていた。通常のスクリーンでは10分ほどある予告編もグランシアターでは多少短縮されているようだった。

 ひょうきん役を買って出るキャラクターが時折見せる優しい表情や困惑する表情、もの思う表情に魅力を感じるため、佐々木を演じる細川岳さんの表情に惹きつけられた。それと自分は、においが描かれる作品が好きなのだと思った。今年で言えば『パラサイト』もその作品の一つで、貧しさを表す象徴としてにおいが印象的に描かれていた。『佐々木、イン、マイマイン』でも主人公・石井が友人から自分の服が臭いことを指摘されるシーンや、自分で着用している衣類のにおいに気づく瞬間が描かれていた。この原因の一つには、二人で一緒に暮らす祖母が洗濯が終わった衣類を洗濯機に長時間放置したままにしてしまうことがある。もちろん、洗濯は祖母だけに任せればいいというものではないし、齢を重ねる祖母にもすすんでできることと億劫でなかなかできないことがある。そのあたりのことも主人公の石井は弁えていて、なるべく祖母を傷つけないように普段はしているのだけど、時折カッとなって瞬間的に祖母に当たってしまい、すぐに反省して謝るシーンも描かれていた。

 劇中、西岡恭蔵さんの「プカプカ」が扱われる。その曲を聴いたとき、付き合っていた人のことを思い出した。仙台で暮らしていたとき、近所のツタヤには西岡恭蔵さんのアルバムがなかった。付き合っていた人の近所のツタヤかゲオには、西岡恭蔵さんの『ディランにて』が取り扱われていて、それをダビングしたものをいつか会った時に貸してもらった。その当時すごく嬉しかったことをふと思い出す。

 

◼︎12月9日(水)

 早起きして『鬼滅の刃』の9巻〜11巻を読む。

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 仕事からの帰り道、ファミマで売っていて美味しそうだった「ひとくちいちじくチョコ」を買う。ファミマには週に一度くらいは行っている。初めて見る商品だったので調べると、昨日12月8日から発売のよう。最近はチョコレート効果のような高カカオのチョコレートをよく食べていたので、ミルクチョコを久しぶりに食べたら、高カカオのチョコとはまた異なる味わいをはっきりと感じられたので驚いた。ドライいちじくもミルクチョコも好きなので、鬼に金棒みたいなお菓子だった。

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 ポストにソイブックスで先日注文した福冨渉さんの本が届いていた。嬉しかった。先週ミワさんからもお手紙と一緒に日記本が届いたのも嬉しかった。どちらも大切に読む。『鬼滅の刃』12巻〜15巻を読んで寝る。