【雑記】腕時計のカンニング

 1/12(日)、7時起床。電気とエアコン付けっ放し、風呂沸かしっぱなしのまま寝落ちしてしまう。お風呂を追い焚きしてラジオ体操と筋トレをする。ラジオ体操をしているときに気になっていた膿栓が取れる。 

 午後からTOEICを受験する。会場に到着。腕時計を忘れたことに気づく。試験室には当然のことながら掛け時計がない。血の気が引く。こういう時の自分はずるくて、その会場内で落し物が集められているところに腕時計の落し物があれば一時的お借りしようと思い立つ。事務室の近くに落し物が入った棚を見つける。鍵がないタイプのものだ。はやる気持ちで棚の中を探したところ、腕時計は見つからない。焦る気持ちで試験室に戻る。腕時計を机の上に置いている周囲の人を頼りに時間を気にすることにする。腕時計のカンニングだ。

 途中まではその方の時計を頼りにしていたけど、その受験生のほうをチラチラ見るのも不審がられると思ったのと、その受験生の方が途中で時間を確認した際、腕時計を置く位置を変えられたので、時間を気にするのを諦める。問題が解き終わりそうなころに試験官の方が教室隅の机から正面の教卓へ移動されてきた。終了時間が迫っていることを察知する。なんとか解き終わったのでよかった。

 試験終わりに試験官の方が回答用紙と問題冊子を回収する際、お互い目を合わせて軽く頷くようにして合図した。そのときこの動きを阿佐ヶ谷姉妹のお二人が試験官の格好をしてしたら面白そうだと思った。二人にはダークグレーのタートルネックのニットにジャケットを羽織り、パンプス、マスクとかもしていたらよりいいなと思った。試験前の焦りはどこにいったのやら、どうでもいいことをまた想像している。

 試験終わりにシネマクレールで是枝裕和『真実 特別編集版』を観る。昨年イオンシネマで通常版を観たので、二度目の鑑賞。追加シーンはイーサン・ホーク演じるハンクのシーンが多かったように感じた。ファビエンヌの自宅にて、リュミエールの娘・シャルロットが祖母・ファビエンヌの部屋に朝こっそり忍び込むシーンは、『歩いても歩いても』での主人公良多の息子・あつしが開業医だった祖父・恭平の部屋に足を踏み入れるシーンと重なる部分があった。そこで祖父母と孫という家族の中でも厄介さが少し薄らぐ関係性を描いていた。それと、リュミエールが創作に力が入る契機になっているのが、母・ファビエンヌとの諍いで怒りもやもやした気持ちになっているときということが示されていて、昇華の様を一定の理解は示しつつも、それでもこれはしんどいよなあと思った。

 スタバに行く。ドリップコーヒーとおおつぼほまれ×マフィン 黒豆きなこ豆乳を注文する。SNSで仲良くしていただいている方がおすすめされていた。風邪をひいて鼻がつまっていたのか、マフィンはきなこの香りがあまり感じられてなくて落ち込んだ。体調管理しっかりしようと気を引き締めた。

 Warrensiyellowさんの先月リリースしたアルバム『Sugartown』がお気に入りで聴いている。ジャンルとしてはヒップホップかもしれないが、全体を通してトラックはちょっと甘美な感じで、R&Bやソウルがベースに置かれているようでアルバムを通して聴きやすい。トラックが重めのものだったらフロウを軽くしたり、フロウがどっしりしたものだと今度はトラックを抜け感を出して軽くしてみたりという遊び心やバランス感覚のようなものも感じた。それとラップ技法の手数が多くて聴いていて楽しい。

 日本語でWarresiyellowさんについて紹介しているページが見つけられなかったので、Googleで検索したところ、「kudeta」というインドネシアの音楽ニュースサイトがヒットした。Warrensiyellowさんはジャカルタを拠点に活動するラッパーで、2018年12月のインタビュー記事では16歳。学業と音楽活動の両立について言及されている。音楽的に影響を受けた尊敬しているラッパーに、Earl SweatshirtやTyler, the Creator、Frank Ocean、XXXTENTACIONを挙げている。

 Warrensiyellow「僕がほかのラッパーたちと一線を画しているのは、自分の音楽の主題だと思うんだ。ほかのラッパーたちは単に格好つけてお金やドラッグについて歌詞にしているけど、僕はもっと自分の身の回りの正直なことについて話していると思うんだ。」(kudetaでのインタビューより)

 この日の夜に最新アルバムの中から「candy choppa」のMVを公開していた。

 最新アルバムのリンクをApple MusicとSpotifyのリンクをそれぞれ貼っておくのでよかったらぜひ聴いてみてください。広告収入の重要さはもちろん理解しているつもりだけど、商品のリンクにしろ音楽のリンクにしろ、そういうのにアフィリエイトはつけないというのがブログをする上で自分なりに決めていたことなのでよかったら気軽に飛んでみてください。

 アーティストのことについて、誰かにどう思われるかを気にせず書けるのがいい。それに自分の癖で、つい敬称を付けて書いてしまうのも自分のために書いてるから別にいいやと思えるのも楽だなと思った。

 明日は普段お世話になっている人たちに手紙を書く予定。