映画『架空OL日記』を振り返る

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 2020年2月28日に映画『架空OL日記』が公開されました。この作品は映画化される以前、2017年4月に日本テレビ系列でドラマとして放送されていたもので、約3年を経て映画化に至りました。そして2020年9月2日、映画のBlu-rayとDVDが販売、レンタルが始まりました。

 今回は、映画『架空OL日記』を観て気づいたことなどをドラマ版の内容とも比較したりしながら、振り返ります。

 

(3月に映画を観たときにつけた日記)

 3月に映画館で映画を観るのはちょっと緊張する。外は花粉が飛び交う季節。コンディションによっては、映画を観ている最中に目のかゆみや鼻のむずむずで集中を削がれる。ちょっと目をこすってしまったばっかりにかゆみがひどくなって目を開けていられないときもある。『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』『女王陛下のお気に入り』、これらの映画は花粉症の影響で中盤のストーリーがぼんやりしている。

 映画『架空OL日記』を観るにあたって、これまでの失敗を繰り返さないよう外出前にイハダのアレルスクリーンジェルを目の周りと鼻の周りに入念に塗りこむ。めがねとマスクをして出かける。入念な対策のおかげもあり、万全の状態で映画を楽しめた。

 『架空OL日記』で視聴者はこのドラマの根本にあるバカリズムさんが女性銀行員になりきるという違和感を承知してストーリーを見守ることになる。そして物語は最終的にこの違和感が解消されることで物語が締めくくられる。この点はドラマ版も映画版も共通している。しかし、この異常性が排除されることによって当初設定された違和感がなくなっても、しっくりこない感じはなぜか解消されない。描かれる日常は「普通」とカッコ書きで想定される元の日常に戻ったはず。また、升野さん(私)がいなくなったことについてほかの登場人物たちは変化を不思議がったり、喪失シーンを描くなどはしない。視聴者の感情を誘導するような演出もなく、ただ淡々といなくなる。なのに、むしろそれまでと感じていたものとは異なる違和感を抱くようになってしまう。そしてそれがなにか言葉にうまくできない。日常パートの愛おしさや面白さを味わうために、加えて、ラストのしっくりこない感覚を理解しようとするためにドラマを見返してしまう。このドラマの不思議で魅力的なところはこの点にあると思う。

(3月に映画を観たときにつけた日記、おわり)

 

□映画 『架空OL日記』の振り返り

11月25日(月)

@自宅:朝のルーティー

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ドラマ『架空OL日記』から2年が経過した設定の映画『架空OL日記』は、一週間の中でも特に憂鬱な月曜朝の起床シーンから始まる。ドラマ版の第1話を懐かしく思ったのもつかの間、聴きなれないアラーム音がサイドテーブルに置かれた携帯から発せられる。よく見ると、掛け布団のカバーもドラマとは違う。ドラマ版は画面比率が16:9だが、映画版は2.35:1なので、ドラマ版では画角から切れていたものが映画版では写っている。ドラマで登場するバランスボールや、全身鏡も写っている。よく見比べると壁側の棚やサイドテーブルの照明はそのものが変わっている。

@自宅から練馬駅まで:イヤフォン忘れる、自分のだらしなさが自分のだらしなさを救う

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・人前なのでリップをカバンからごそっと取り出すのではなく、自分だけが分かるように覗き込む様子とその視点からカバンの底を写す演出がとってもよかったです。

練馬駅から職場まで(マキちゃん):週休6日制定会議

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん):夏と冬どっちがいい?、憂鬱をマイルにできたらどこに行きたい?

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):憂鬱マイレージ法案

♪OP(TOWA TEI「Love Forever」)

@ロビー(銀行員全員):朝礼

@食堂(マキちゃん、サエちゃん、酒木さん):イラっとした朝礼、真実よりも矛先、一基の由来

・お昼ごはんのとき自分が原因だとはわかりつつも黙っているサエちゃん。

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・マキちゃんの配膳(ごはんとお吸い物の位置)が他の人と違う。マキちゃんは左利きなのが理由かもしれない。

@トイレ(マキちゃん、サエちゃん、酒木さん):一基の愚痴

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・口をゆすいだ水の吐き出し方が打点高く豪快な酒木さん。歯ブラシを持っていない方の手のやり場がそれぞれで異なる。右肩側を壁に寄りかけるマキちゃん(左利きなので歯ブラシも左持ち)、左手でうがい用のコップを手にする酒木さん、左手を右肘にかける升野さんとサエちゃん。

@職場(銀行員全員):締め作業

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):新しくできたイタリアンの話

@アトレ(マキちゃん、サエちゃん):ファンデーションの試し塗り

@自宅:自分のだらしなさがもたらした小さな幸せ(2巻・12月1日「よろこ微よろこ日」

 

11月27日(水)

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):ノーザン(関連:ドラマ2話・2月15日「ノーザン」)、ハロゲンがつかない(関連:ドラマ1話・2月6日「記念日」)、コンセント問題、小峰コール(1回目)

ハロゲンのシーンではドラマの第1話とのつながりを感じる。同時にサエちゃんが他の人たちよりも早く更衣室に到着して、携帯を充電していることがわかる。ドラマ第8話で、升野さんがいつもより10分早く出かけるエピソードがあるが、その際は升野さんのあとにみんなの飲み物をまとめて買ってくるかおりん、続いてサエちゃんが出勤している。その際に充電を始めたから、他の女性行員の方たちがサエちゃんの充電に気づかなかったのかもしれないと思う。 

・小峰コール(1回目)、言い出したのはマキちゃん。升野さんの合いの手は「そうね」。

@職場(銀行員全員)

@食堂(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):月末のカレー、支店長のおみやげのピーナッツせんべい(1巻・6月13日「マウンド」、6月14日「プラモデル」)、がんばれ佐々木次長(2巻・4月12日「話題」

・原作では対象が課長、話し手がコズだったところを映画では対象が次長、話し手がマキちゃんに変更されている。

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・マキちゃんの配膳(副菜っぽいお皿の位置)が他の人と異なる。左利きだからか。

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):晩ごはんどこ行く?

@TORETATE kitchen(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):給湯室連続スポンジ事件の捜査本部の設置

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・TORETATE kitchenを提案したのは升野さんなのでお店への先導は升野さん。

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・オーダーをするのは年功序列で酒木さん。酒木さんが注文するメニューにいいですねなど合いの手を入れる升野さんとマキちゃん。オーダーにあまり積極的ではなく、テーブルでエアピアノを弾いているサエちゃん。

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・メニュー表を下げるのはマキちゃん。頼れる後輩。

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・デザートを食べるとき、一人だけ携帯をテーブルの上に置いているサエちゃん。

@電車(マキちゃん、小峰様)

・電車の中に升野さん以外が登場するのは映画版が初めて。またこれまでマキちゃんとは同じ電車というエピソードは紹介されていたが、小峰様も同じ電車だと分かったのは映画が初めて。これは妄想だけど、小峰様はドラマ版では付き合っていた彼氏とそれぞれの家に住んでいたけど、映画版では彼氏と同棲を始めたことで帰りの電車が一緒になったのかもしれないとか考える。

・ナレーションの裏で、店員さんのピザではなくピッツァにつられ、途中から同じようにピザをピッツァと言い始めたマキちゃんについて、升野さんが指摘している。ナレーション裏で聞こえる会話を字幕付きで観たい。

@最寄り駅から自宅まで:素晴らしい一日の振り返り(2巻・9月5日「素晴らしい一日

@自宅:ボディーソープで髪を洗う(2巻・9月5日「素晴らしい一日

 

12月10日(火)

@会議室(酒木さん、かおりん):カレンダー巻き(2巻・12月7日「カレンダー巻き巻き」、1巻・6月23日「アロンアル歯」、1巻・6月24日「応急」

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん、かおりん):全部Jのせい

練馬駅(マキちゃん、小峰様、J):Jと鉢合わせ(2巻・10月25日「かわいい」

@たきたろう(マキちゃん、小峰様、J):J VS 小峰様(1巻・3月20日「挑戦」

・映画と原作では登場人物が少し異なる。原作では副支店長に連れられ私、マキちゃん、サエちゃん、かおりんがラーメン屋さんへ。4人ともジャンボラーメンに挑戦。マキちゃんとサエちゃんが健闘するも結局4人とも成功ならず。合計12,850円を副支店長が支払う。

@電車(マキちゃん、小峰様):小峰様の仇取り

 

12月11日(水)

@更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん、かおりん):小峰コール(2回目・We Will Rock You調)

・小峰コール(2回目)、コールが盛り上がっているところから始まったため、切り出した人、升野さんの合いの手は分からず。

@職場(銀行員全員、警察官の佐伯さん):防犯訓練とフィードバック

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん、かおりん):防犯訓練の振り返り、佐伯さんの芝居のダメ出し

・酒木さんは芝居にうるさい。ドラマ版でCXの話をしたように、酒木さんはテレビやドラマのことについて話し出すと熱くなってしまうところがある。

@ジム(マキちゃん、サエちゃん):遠くに行ってしまったマキちゃん(関連:1巻・3月5日「似た人」

・水曜日はノー残、だからこそジムに立ち寄れる余裕があるのかなと思う。

・お茶っ葉事件のとき(ドラマ5話・お茶っ葉補充の犯人探し)は、芝居くさい升野さんに対してなんですかと突っかかっていたサエちゃんも2年の間にこういう茶番に付き合うように。

 

12月15日(日)

@自宅:ゆったり過ごした午前

@カフェ(リエ、クミ):給湯室連続スポンジ事件の捜査本部の経過報告、リエとなっちゃんの奇跡(1巻・6月17日「クイズ」

・ナレーション裏、三人の会話からは、クミの父の名前はコウジ、母はミエコであること、ミエコは細かいということが聞こえる。

三人の会話シーンでは、会話が全体的に省エネモード。大きなリアクションや反応はしない。それと三人ともあんまり顔を見て喋らないことをK野さんが指摘していた。気づかなかった。

 

12月16日(月)

@トイレ(小峰様、酒木さん、小野寺課長):冬の便座

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・歯磨きするときのもう片方の手のやり場がまた気になる。 酒木さんは左ポケット、升野さんは流しに手をかける、小峰様は腰。

@職場(銀行員全員):一基の遅い夏休み(2巻・12月15日「同僚はサンタクロース」

・夏休みの取得は原作ではマキちゃん、映画では一基に変更。

 

2月14日(金)

@職場(銀行員全員):バレインタインの社交辞令(1巻・2月13日「カカオ」、2月14日「タッチ」

・シャッターが閉まっており、警備の方が出入り口の清掃をしているため、朝礼後の営業時間直前だと分かる。

・次の人の席に移動しながらサエちゃんが棒読みで言う「みんなで選びました」

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・サエちゃんとかおりんが次長たちの席に立ち寄ったとき、一基が横目で様子を伺っている。チョコを配っていることがわかっているのに、自分の席に二人がチョコを渡しに来た際ちょっと驚く演技をする一基。

@食堂(マキちゃん、サエちゃん):バレインタインの貰い方審査(1巻・2月13日「カカオ」、2月14日「タッチ」

 

3月7日(土)

@自宅:休日の理想と現実(1巻・4月8日「予定」

@カフェ(リエ、クミ):クミの愚痴に見せかけた巧妙な惚気(1巻・4月8日「予定」

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・升野さんが夜寝る前にしているパックがマツモトキヨシで売ってるメラノCCだったらなあと妄想する。

 

4月1日(水)

@ロビー(銀行員全員とソヨンちゃん):ソヨンちゃん入社(1巻・5月1日「妖怪」、関連:映画・11月25日

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・ソヨンちゃんの入社時の朝礼で、11月25日に一基とサエちゃんの並びが入れ替わっていることが確認できる。

@食堂(サエちゃん、酒木さん、ソヨンちゃん):妖怪漫画持たせ(1巻・5月1日「妖怪」、関連:ドラマ1話・「天使な小生意気」、ドラマ2話・2月15日「名探偵コナン

・原作ではユミちゃんのエピソードだが、ユミちゃんはドラマのみの登場のため、ソヨンちゃんに変更。

@カラオケ(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん、ソヨンちゃん):(1巻・7月31日「言えなくて…」、2巻・10月19日「酒木ィーハニー」、12月4日「酒木ィーフラッシュ」

・タイトルから察するに原作では、酒木さんはキューティーハニーを歌ったと推察される。映画では残酷な天使のテーゼ。間奏は持て余すため、おしゃべりの時間にあてられる。原作でのアキちゃんは映画ではソヨンちゃんに変更。歌った楽曲もMISIAから中島美嘉「WILL」に変更。上着を脱ぐタイミングを失っていたソヨンちゃんが立ち上がって歌うタイミングでサエちゃんにコートを託す瞬間の愛おしさ。

 

4月10日(金)

@電車:湿り中年密着地獄(2巻・10月6日「雨」

@廊下(マキちゃん):未来OL

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん):湿りOLと未来OL、びしょ濡れOLサエちゃん(2巻・10月6日「雨」

@職場(銀行員全員):五十日

@食堂(小峰様、酒木さん、新井さん):新井さんのデビュー作・アジフライ定食

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・この日のお昼はアジフライ定食。ソースをかけたアジフライの食べ方が升野さんだけ異なる。小峰様と酒木さんはソースをかけた面を上にしていて、升野さんはソース面を下にして食べている。

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・マヨネース&しょうゆをかける際は酒木さんだけ異なる。升野さんと小峰様はマヨネーズをアジフライに波打つようにかけているのに対し、酒木さんはお皿の端にマヨネーズを装って、アジフライをそこにつけて食べている。それと細かなことだけど、アジフライのインサートを撮るときの写り手がソースとマヨネーズ&しょうゆで異なる。ソースのときは升野さん、マヨネーズ&しょうゆのときは小峰様のアジフライをそれぞれ写している。

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、酒木さん):早坂さん(2巻・8月17日「早坂」

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・酒木さん、変わらずナースサンダルを履いている。(関連ドラマ8話・4月3日「パンプスとナースサンダル」

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・ドラマと映画で変わっているところがある。ドラマ版では酒木さんに言われパンプスを履いていたマキちゃんとサエちゃんだったが、映画版では二人ともナースサンダルを履いている。2年の間にパンプス励行がなあなあになってナースサンダルでもいいという決まりに変わったのかもしれない。5人の中でパンプスを履いているのは小峰様だけ。

@ジム(マキちゃん、サエちゃん):マキっちょ(2巻・9月20日「下町」

・明日がお休みの金曜日だからジムに立ち寄れるのかと思う。

 

4月16日(木)

@女子更衣室(マキちゃん、サエちゃん、ソヨンちゃん)

・ナレーションの裏ではソヨンちゃんがサエちゃんから貸してもらった犬夜叉について、途中まで読んだこと、設定が難しいことを話している。また、殺生丸がかっこいいと二人で共感している。

@トイレ(小野寺課長):アスパラベーコン

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・この日も歯磨きをする際、洗面台にもう片方の手をかける升野さん。

@職場(小野寺課長):数ヶ月前の不用意な発言

@職場(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん、かおりん、ソヨンちゃん):不用意な発言の予防策と自衛策

@更衣室(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):スポンジ犯の経過報告、インスタグラムについて(ドラマ3話・2月21日「マツモトキヨシ」、ドラマ9話・4月19日「三軒茶屋)、小峰様の報告、小峰コール(3回目)

・みんなで雑談しているときにインスタをチェックするサエちゃん。さすが。

・小峰コール(3回目)、切り出したのはマキちゃん、升野さんの合いの手は「これはいけるやつでしょ」。

 

6月21日(日)

@式場(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん):イケウー小峰様(ドラマ3話・3月2日)、ボラボラ島

・ブーケを受け取っている酒木さん。

・写真のお願いはマキちゃん、カメラはサエちゃん。

♪ED(吉澤嘉代子「月曜日戦争」)
@職場(マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん、かおりん、ソヨンちゃん):職場に来る地味な人

♪ED2(吉澤嘉代子「月曜日戦争」 編曲・演奏:君島大空)

 

 □新たな登場人物について

 ドラマ版から2年経過したこともあり、主要な女性行員6名(升野さん、マキちゃん、サエちゃん、小峰様、酒木さん、かおりん)以外のメンバーは変更。

・広重さん(通称・一基)(小松利昌)

 通称の一基は何をするにしても動かないことから信号機やテトラポットの助数詞、一基に由来する。銀行の繁忙期に夏休みを取得し沖縄へ旅行に行く。基本的にすかしていて、バレンタインにサンキューとトレンディぶる。

・副支店長(通称・J)(小松和重

 通称のJは「邪魔(Jama)」の頭文字から来ている。副支店長に着任して1年くらいらしい。冗談の振り方が面倒くさい上司っぽい。ラーメン屋で部下に時間制限のある超大盛ラーメンを食べさせようとするも、小峰様の術中にまんまとはめられる。バレンタインの喜び方が女性行員をいたわっているようで逆に女性行員を腹立たせている。naokixというIDでInstagramのアカウントを持っており、サエちゃんのアカウントをフォローする。食べ物の投稿とたまに自撮りを投稿している。

・佐々木次長(コッセこういち)

 マキちゃんの叔父の目から下が似ているくらいしかエピソードがない。

・小野寺課長(坂井真紀)

 アスパラベーコンの印鑑ケースを使用している。最近はエビフライの印鑑ケースを使用している。

・リエ(志田未来

 私の友達。サイズの大きいスウェットを着ている。気心しれる仲なので、私とクミとの会話では喋るスピードが早い。クイズを出しがち。(関連:『住住2020』3話・水川さんのクイズラッシュ)ハワイに旅行に行った際、疎遠になった友達なっちゃんと偶然出くわす。

・クミ(石橋菜津美

 私の友達。よくキャップをかぶっている。彼氏の愚痴に見せかけた巧妙な惚気話を繰り出す。

・ソヨンちゃん(シム・ウンギョン)

 韓国から海外採用される。日本のアニメやマンガに関心があり、らんま1/2を知っている。サエちゃんに犬夜叉全56巻貸し出しを持ちかけられるが、その重みを携えて通勤する苦しみは私しか知らない。カラオケで中島美嘉のWILLを歌い上げる。無意識的だが、更衣室のロッカーの開き方が他の人と比べて大きい。無意識的なので私は言い出せないでいる。

・小山さん(泉里絵)

 ロビー係を務めるパートの方。ピーナッツせんべいを食べたときに差し歯が取れるも歯医者には行かず接着剤で応急処置をし続けている。応対は手を口に当てて行っている。かおりんいわく朝は歯が落ちて伸びているらしい。

・荒井さん(藤原よしこ)

 新しく着任した食堂のおばちゃん。デビュー戦はアジフライ。味は普通。女性行員たちから今後の料理の腕前に期待を寄せられる。

・佐伯さん(黒田大輔

 警察官。毎年行われる銀行強盗を想定した訓練で強盗役をしている。演技がドラマ仕込みで芝居地味ていると女性行員から更衣室で品評される。

・早坂さん(名前のみ、出演なし)

 庶務担当。女性行員たちの職場に設置されているエアコンのダクト修理を副支店長に命じられ、修理依頼をかける。

・コウジ、ミエコ(名前のみ、出演なし)

 クミの両親

・課長代理(森本のぶ)

・支店長(尾竹明宏)

 

 

 映画『架空OL日記』は、現在Blu-ray、DVDで販売中です。またTSUTAYAなどのレンタルショップでも取り扱っています。Hulu、Amazon Primeビデオなどのストリーミング配信は現在のところなしで、デジタルでの販売・レンタルも現在のところ行なっていません。(未確認ですがTSUTAYAプレミアムはデジタルレンタルがあるかもしれません。)

 私はBlu-rayの特典があるものを購入しました。ただ、家にBlu-rayの再生機器がないため、TSUTAYAでDVDをレンタルして本編を視聴しました。今度実家に帰省したときにはBlu-rayを持ち帰り、特典映像として収録されている未公開映像と座談会、メイキングも楽しみたいと思います。