【ラジオ】『柳原可奈子のワンダフルナイト』「私とメディア2018」

 柳原可奈子さんのワンダフルナイトをいつの頃からか毎週聴いている。放送局はニッポン放送で、放送時間は毎週日曜の23時から。この番組の裏では、今ラジオ界で飛ぶ鳥を落とす勢いの講談師・神田松之丞さんが『神田松之丞 問わず語りの松之丞』を放送している。日曜の夜は有吉さんのラジオ『有吉弘行SUNDAY NIGHT DREAMER』で週明けの辛さに立ち向かうためのアップをはじめ、『柳原可奈子のワンダフルナイト』、『神田松之丞 問わず語りの松之丞』、そうして日付が変わって配信される『アトランタ 略奪の季節』の最新話を観ることで、働くことを乗り切る蓄えにしている。

 114日の放送では、柳原可奈子さんの抱える現代の生きづらさの話があった。こういうちょっと生きる上での些細なような、でも大切なひっかかりを柳原可奈子さんは本当にずっと考えている。

 

 呼んだ?え、ちょっと、ちょっと1個だけ、あのー、悩みを話してもいいですか。そしたらすぐ明るい話題にとりかかりますんで。

 いや、私ちょっと1個ひっかかってることがあるともう、先にさ、全然進めないの。悩みっていってもさ、あのー、あんまり軽いもんでもないの。なんていうの、なんか、好きな芸能人誰?って聞かれたときのベストって何かな?みたいなそんな話がしたい訳じゃなくて。すごいちょっと真剣な悩みを1個だけ先に聞いてほしいの。

 ちょっとこれ二週録りだからさ、ずっとなんかもやもやひっかかるとあれだから。ま、なんだろうな、タイトルつけるとしたら、「私とメディア2018」って感じなんだけど。だせえ、だせえ、スタートからだせえ。

 いや、なんかさ、私ずっとね、この、お笑い芸人をね、始めたときから大切にしている言葉がありまして。とあるまあ先輩がおっしゃってたことなんですけど。「真実より雰囲気が大事」っていう言葉私すごく大好きで、常にこう、マジレスだけじゃないじゃん。雰囲気の方がが大事、バラエティにおいては、って私それをずっと要として持ってて。なにより、こう、マジレスすることよりこう、グルーヴ感を大事に、しようしようと思って生きてきたわけよ。そしたら気づいたら、雰囲気より真実が大事イマココみたいな荒野に立たされてたの。真実大事ゾーンに気づいたら私突っ立ってたのよ、最近。

 でさ、すごく、なんていうんだろうな、覚悟がいる世の中にね、気づいたら立ってたんですよ、私。で、まあ、すごく言葉選びを慎重にしないといけなかったり、こう、なんていうんだろうな。その向き合い方みたいな、姿勢みたいなのを間違えたらこう、わっと、こうネットニュースになる世の中だったりとかするじゃないですか。そういった覚悟を、そんなに持ち合わせてない自分がいたわけ。で、今までいやいやそれジョークジョークみたいなノリだったのに。マジレスの世の中、はて、もうお茶の濁し方もわからず。荒野にただ一人。ただ覚悟だけすごい待たなきゃいけないみたいなときに私すごく最近考えて。

 で、なぜこんなに苦しい思いをするのかっていうことに対して私はね、そうやって何かを発信することで他人を傷つけたくないのか、嫌われたくないのか、嫌われるのが怖いから発言をするのが怖くなってるのかっていうのをね、すごく考えたんだけど、それでもないの。もちろんそれもあるよ、できることなら、みんながなんていうんだろう、嫌な思いをせずに発信していきたいっていう気持ちはあるんだけど。

 ついに今朝、今朝ほやほやで、チーンとなって、こう分かったことなんで伝えたいんですけど。私がね、今まで作り上げてきた、思慮深くて優しい私が、私によって無くなるのが辛いわけ。それが苦しかったんだってね、今朝分かった。だけど、逆に考えると、思慮深くて優しい私っていうのを、かいかぶってるのは私だけでもあるってことに気づいたの。衝撃じゃない?もっとみんな私の嫌な部分とか、なんていうんだろう、汚い部分とかも見て、さらに良い部分も見て、私のことを判断してるの。他人様っていうのは。 

 苦しい。私との闘い2018、苦しい。っていうことうん、あぁ、すごいスッキリした。これでもう、あの、これでもう、あれです、不倫してるくせに純愛貫いてるヤツ最低とか、今すごい、あの、饒舌に言えるようになった。リスナーのみなさん、今のね、あの、来週、今の講義のレポート提出してください。

 そうだよ、難しいんだよ。わかんないったらわかんないって言ったことも、そんなこと言うなっていう風になるし、難しいんだよ。どうやってったらいいんだろう、どうやってお茶を濁して、なんとなくグルーヴ感でこう、生きていけれるんだろう。難しいな。苦しい。本音聞かれるの苦しい、っていうこと。

 こないだ、ZOZOTOWN前澤社長の月旅行が話題になったのをきっかけに「柳原可奈子は月へ行きません」というオープニングトークをされていて、それが本当に面白くて最高だったのに、気づけばタイムフリーの期限が過ぎていたのが惜しくて今回は書き起こした。11月4日はこのオープニングトークのあと、有働由美子さんのエッセイについて熱を持って話をしている。