するつもり

2022年9月2日(金)

オフィス出勤日。お昼休み、弁当を作ってこなかったのでスタバでお昼をとる。注文をして受け取りカウンターで商品を待っていると職場の方お二人が入ってこられる。一緒にお昼をとる。自分はきのことチキンのフィローネ、お二人のうちお一方は抹茶のケーキと栗のフラペチーノ、もうひとかたは栗のフラペチーノを頼まれていた。栗のフラペチーノはカシスも一緒に入っているようで、おいしい薬みたいな味がすると苦笑いして話されていた。普段フラペチーノはあまり頼まないけどおいしい薬という味を共有したくなった。今度頼んでみようと思う。

 

業務中、チーム内の人から先日の研修での自分の発言についてほめられる。研修はセルフエンパワメントに関する内容で参加者それぞれが自分自身を褒め称える発言機会があった。自分はその中で、当事者の如何に関わらず、世の中のさまざまなマイノリティの人たちが抱える(強いられてしまっている)困難や社会の不均衡さ不平等に意識を向けて、公平公正で誰も取り残さない社会の実現を目指すこと、そのために積極的に学び、親しい友人ととのトピックについて対話する機会を持つこと、オンラインでの署名活動などに参加するなど、社会的な活動を個人レベルで続けていることをセルフエンパワメントの内容として挙げた。その人が話されていたセルフエンパワメントの内容も素敵だと感じたので自分をそれを伝える。

 

電車での帰り道、三木那由他さん『会話を哲学する』を読む。先日、大学の友人と4年ぶりに再会して立川でお酒を飲んだ。部活が同じで転学部をして途中から学部も同じになった先輩であり同級生。その友人は最近電車での読書を心がけているらしい。電車で読書をしたいがために、快速ではなく比較的座席に余裕のある各駅停車の電車に乗って職場に通っていると話していた。再会した翌日か翌々日に早速自分も電車で読書をしたので友人にその連絡を入れた。そのときにおすすめの本を聞かれたので、三木那由他さんの本を薦めた。その友人は大学で哲学を専攻していた。もう一つ最近出版された『言葉の展望台』も面白かったが、新書でより読みやすいだろうと思った。以来、自分もリュックに本を入れているときは読書するようにしている。寝ているときもある。電車で本を読むとその友人が頭に浮かぶ。

 

耳にAirPodsを差し込む。10月に出るThe 1975のアルバム『Being Funny In a Foreign Language』を聴く。アルバムリリースに先駆けて昨日までに2つの楽曲が先行リリースされていて、今日さらにもう1曲「I’m in love with you」がリリースされた。この曲は先日のSummer Sonicのライブでまだリリースされていない新曲として歌った曲だったと思う。ライブで聴いたときはChorus部分のの”I-I-I-I-I-”が印象的だった。今日聴いたときは、Pre-Chorus部分の”there's something I've been meaning to say to you”というフレーズが印象に残った。ずっと言おうと思っていること、するつもりのこと、自分の中に滞留させてしまっているなあと思う。そのじっと滞留させることももちろん大事なのだけど、頃合いのいいタイミングを見つけて伝えたり差し出していく必要があると反省しながら聴く。

この日の帰り道はこの曲と「Happiness」と特に繰り返し聴いた。この2曲はドラムなどのリズムがさっぱりしているように感じて、聴き終わった後にまた聴きたくなる。ボーカルも力強さ、優しさ、さっぱりさが共存している。お昼休みにSNSを開いたとき、友達が新曲をすごく気に入った心持ちをストーリーに投稿していた。その友達とはこないだ仕事終わりに一緒に中華を食べに行った。朗らかな丁寧さを持っていて、自身の弱さを見つめている姿勢がとても素敵だった。Summer Sonicの前にもその友達とThe 1975の好きな曲の話をした。なので最近The 1975の楽曲を聴くときはその人の顔が思い浮かぶ。

 

昨日は夏季休暇を取得して友人2人と会った。友人の一人が東京に転居する予定ということで中央線の沿線を歩いて回った。終始リラックスして話ができて嬉しかった。話が楽しいと街歩きが目的なのに街の情報があまり入ってこないところが私にはある。そんなとき友人の一人が歩きながら街の様子や雰囲気をポイントポイントで教えてくれた。ありがたかった。昨日はその後予定があって気持ちが混濁しており落ち着かなかったが、今日の帰り道にその気持ちがほどけて昨日の楽しさや嬉しさを反芻できた。

 

ただ音楽を聴いて電車に揺られて本を読んでいるだけなのに、その行為の中で思い浮かぶ人がたくさんいて、そのどの自分も無理がなくて安心する。

 

最寄駅のスーパーでヨーグルトを買う。先々月に会った友人は桃が果物の中で一番好きと言っていたのを聞いてからブルガリアヨーグルトとオハヨーヨーグルトの桃を買うことが増えた。オハヨーのぜいたく果実白桃&ヨーグルトが果肉が大きくておいしい。ブルガリアヨーグルトよりもヨーグルトの水分量が多いように感じる。

 

帰宅。着替えてからキッチンで水筒や食器を洗う。キッチンには3人の女性がお食事をされていたようで、お食事は済んで会話を楽しまれているようだった。そのうちの二人がこれまでに話したことがある方だった。雰囲気がすごくよさそうだったので洗い物を終えて部屋に戻る前に素敵な集まりですねと声をかけると、知り合いの一人からベイクドチーズケーキが余っているんですけど食べます?と尋ねられる。四角いガラス容器に半分くらいチーズケーキが残っていたものを差し出される。チーズケーキは好きだけど、ちょっと照れ臭かったのでおいしそうであることと今はお腹いっぱいなので大丈夫ですという旨を伝えて部屋に戻る。

 

部屋に戻って、洗濯ものの準備をしながらBillkinのชอบตัวเองตอนอยู่กับเธอを聴く。今年7月にリリースされた曲で自分にとってとても大事な曲。今日楽しかったなあと振り返るときや、あのとき楽しかったなあと思い起こす帰り道によく聴いている。Billkinはドラマで共演したPP Kritと一緒に先日のSummer Sonicに出演した。ライブでパフォーマンスした楽曲はドラマ主題歌や劇中歌に加えて、ドラマ放送後にそれぞれがリリースした楽曲も含まれていた。この曲ももしかしたら歌ってくれるかもしれないと思ったらBillkinのソロパフォーマンスの1曲目にこの曲を歌ってくれてしみじみ聴き入った。先日Apple Musicの年間再生ランキングを見たらこの曲が4位だった。めちゃめちゃ振り返っている。タイトルは英訳すると”I like myself when I'm with you”。

 

見てみぬふりしていた段ボールが部屋に溜まってきた。ビニールひもでくくるために段ボールを取り出し、大きさの近い段ボールを重ねる。SNSを開くと友達がスペースをしていた。少しだけおしゃべりする。お互いの住んでいるところのごみ収集の様子や資源ごみをどのように出しているかを話した。その人ともまた話したいとずっと思っていた。行動に移せてよかった。

 

ゴミ出しをして風呂に入って洗濯物を干しを済ませる。シェアハウス内のワーキングスペースでPodcastの原稿を書く。Podcastをきっかけに話してみたい人たちが思い浮かぶ。そのうちの一人は最近SNSから離れてしまった。SNSとの距離を取るためか、一時的にアカウントを削除するその人のSNSとの向き合い方を尊敬している。その人とは起きている時間が近くて、1時とか2時とかにメッセージのやりとりをすることがあった。直近のメッセージでは友達が最近聴いて好きな曲としてLE SSERAFIMのユンジンさんが歌っている「Raise y_our glas」を教えてもらった。自分は最近読んで面白かった本として鶴見済さんの『人間関係を半分降りる』を紹介した。これまでであればそろそろ戻ってこられていた期間だったのに今回はそれを過ぎてもお姿を見かけない。心配している。元気で過ごしていてほしい。寝る。