【ラジオ】今週のラジオ

 D.A.N. FLAG RADIO。α-station。火曜21時〜22時。ボーカルの櫻木大悟さんがDAN's TEDで面白い話をしていたのだけど、聞き返そうとしたらラジコの利用時間が過ぎていた。あとDAN's TEDの紹介のときいつも新コーナーといっているけど、コーナーが始まってからしばらく経つのでそろそろ新は取り除いていいと思う。

 アルコ&ピース D.C.GARAGE。TBSラジオ。火曜深夜24時〜25時。ゴスペラーズとボイパ。ラジオクラウドのアフタートークでもボイパの特訓をしていた。

 松重豊夜の音楽食堂。FMヨコハマ。火曜深夜24時30分〜25時。おたより大作戦回。リスナーがハンバートハンバートをおすすめしたことを受けて、最新アルバム『家族行進曲』の中から「真夜中」を選曲し、エンディングを迎える流れがしびれた。

 星野源オールナイトニッポンニッポン放送。火曜深夜25時〜27時。今週で放送80回目ということで100回目放送に向けてどんなことがしたいか話していた。リスナーからのファンの鑑のようなメールを文化放送アニラジに送られてくるようなメールと表現する源さんが最高。

 爆笑問題カーボーイTBSラジオ。火曜深夜25時〜27時。洗濯をしたり皿洗いをしながら聴いたのであまり覚えていない。

 堀込泰行 TOKYO RADIOTSUTAYA LIFE × STYLE MUSIC 929。東海ラジオ。木曜20時〜21時。来月リリースされる新譜『GOOD VIBRATIONS』の全曲解説。スペシャルウィークの翌週にするとは思えないほど濃密で貴重な一時間だった。口ロロとの曲が特に素敵だった。

 藤井隆オールナイトニッポンPremium。ニッポン放送。金曜19時〜21時。『わろてんか』に来週から出演するらしく、共演者やスタジオでの出来事を話していた。『わろてんか』は序盤で脱落していまったので、歯がゆかった。

 和田ラヂヲの、聴くラヂヲ。FM松山。土曜21時〜21時30分。ここ数週間で聴き始めたラジオ。『猫も、オンダケ』を最近Kindleで読み始めた。作品のようにナンセンスなトークやシュールなネタコーナーが30分間続く。気の抜けた雰囲気が土曜夜に沁みる。

 ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル。TBSラジオ。土曜22時〜24時。プロ野球中継のため、15分の裏送り放送。青森放送で聴いた。気のせいかもしれないけど、radikoはキー局でない局で番組を聴こうとするといくぶんか音質が落ちるような気がする。青森放送も少しこもった音に聞こえる。裏送り放送では、静岡のさわやかで食べたハンバーグがおいしかったこと、食べるならソースではなく塩こしょうで食べるのがよいことを訴えていた。来週の週刊映画時評ムービーウォッチメンでは『ブレードランナー2049』を特集するらしくとても楽しみ。オリジナル版のファイナルカットと今作につながる3つの短編作を観終え、日曜の午後に早速観に行った。

 オードリーのオールナイトニッポンニッポン放送。土曜深夜25時〜27時。日曜の朝に起きて用事の前に寝ぼけながら聴いた。先週の柳原可奈子さんをゲストに迎えたスペシャルウィーク回もおもしろかった。「コイツやってんな」のコーナーを楽しめない若林さん(自称41歳)からいじらしいものを感じる。

 有吉弘行 SUNDAY NIGHT DREAMER。キーステーションなしJFN系列番組。日曜20時〜22時。アルコ&ピース平子さんとトップリートの新妻さんの最終回。先週のブルージャイアントをはじめ、有吉さんは本当に平子さんと仲が良いことを感じた先週同様、終始新座の門で新妻さんをいじる有吉さんと平子さんの親密さに和んだ。現行のコーナーもそろそろ変更の時期が近づいていると思うので、宇宙兄弟のコーナーやヒジキみたいなナンセンスなコーナーができたら嬉しい。

【本】山﨑佐保子『おじいちゃん、死んじゃったって。』

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 11月4日(土)から順次全国上映される岸井ゆきのさんが初主演を務める『おじいちゃん、死んじゃったって。』の原作本を読んだ。

 

 家で読書をするのが苦手だ。うるさすぎないくらいの周囲の音がある場所で本を読む方が集中できるし好きだ。今日もその習性に従って読書のために外出することにした。夕方に外出する際に、巻いた腕時計に目をやると針の指す時刻は現在時刻と比べてずいぶんと遅れていた。秒針が止まっているようで、どうやら電池切れかもしれない。こんな状況になったときには、試しに竜頭を引っ張り元に戻すという行動に出る。というのも、接触の問題なのか、こうすることで再び時計が時間を刻み出すことがしばしばあるのだ。交差点の信号を待つ間、竜頭を引っ張っては元に戻す作業を繰り返した。しかし、今日はそれを何度試しても腕時計の秒針が動き出すことはなかった。あぁ、いよいよ電池を交換しないといけない。

 

 喫茶店に着いて『おじいちゃん、死んじゃったって。』を読んだ。岸井ゆきの演じる吉子の祖父・功が亡くなったところから物語は始まる。功の死がきっかけとなり、吉子をはじめ家族たちの潜在化していた功との思い出や死の捉え方、自身のこれまでの人生に対する感情が揺れ動き始め、ときにほかの家族をも巻き込みながら振動していく群像劇の様にすっかり引き込まれた。

 

「おじいちゃん、死んじゃったって!」

 私は、その言葉を自分の口で発して初めて、「おじいちゃんが死んだ」という事実を知ったような気がする。それは誰か他人の声のように聞こえた。(吉子)

 生も死も存在しない無機質な空間で、私はそんなことを考えていた。ふと、生きているお父さんと会話することはもうできないのだなと気づき、胃のあたりから重く湿った塊みたいなものがこみ上げてきた。(薫)

 新宿で電車を乗り換え、生まれ育った町に近づいていくにつれ、僕の心臓は縄できつく縛られるようにキリキリと痛んだ。そういえば新田に借りたままの本を返していない。まだあの本棚にあるだろうか。(中略)新田が死んだことを知らず、ばったり新田に会うかもなんて思っていた僕は、なんて間抜けであほなんだろう。(清太)

 吉子をはじめ、吉子のおば・薫、吉子の弟・清太もふとそれぞれの現在や過去を顧みながら功の死を想う瞬間がそれぞれにあり、不可逆な出来事に出くわしたときにじんわりと実感を伴ってくる瞬間を描く場面は特に噛み締めながら読んだ。

 

 私の実家では、両親と父方の祖父母がともに暮らしている。大学へ進学するまでは実家で暮らしていたのでそのときの生活を反芻しながら文章を読み進めるうちにあることを思い出した。私は、中高生のころアメーバブログを書いていた。そのときになにがきっかけだったのか、祖母の先が長くないことを書いた。おそらく、祖母が以前より台所に立つことが少なくなり、足腰の痛みもあって外に出かけることが少なくなったことを悲しんでいたのだと思う。そのブログは私の姉もときおり(おそらく私が思う「ときおり」より頻繁な「ときおり」だと思う)チェックしており、その記事を見かけた姉は不謹慎なことを書くなと私をいたく叱った。

 

 私の祖父母は物忘れが以前より多くなっており、日にちがわからなくなったり、同じことを何度も聞いたり、さっきまでしていたことを忘れてしまうことが少なくない。もちろんそのことに対してショックや寂しさはある。就活で帰省した際に、親戚の勤め先についての話を祖母から幾度となくされた。それでもその現状を受け止めた上で、悲観しすぎず自分が祖父母に何ができるか。また、顔には出さないけれど心労を抱えているであろう両親にどんな寄り添い方ができるか考えるようになった。(こんな風に考えられるようになったのは映画『徘徊 ママリン86歳の夏』を観たのも一つのきっかけである)

 『おじいちゃん、死んじゃったって。』の中でも、吉子の祖母・ハルが家の庭でおしっこする場面があった。私の祖母は数年前からおむつをするようになった。洗濯をする際に祖母の衣類からおしっこのにおいがすることがはじめはとてもショックだった。しかし、何がきっかけだったか、おしっこのにおいはつまりは生きているにおいなんだと思えるようになってからずいぶん気持ちが楽になった。

 祖父母が家の中に孫の栄誉あるものを飾っていることについて本作の中で描かれているが、ここでも私の祖父母の部屋が思い出された。私は二度大学受験に挑戦したのだが、二度目の受験にあたって書道で浪人への意気込みを書きなぐった。数日してその言葉を改めてみるとどうにもむずがゆく痛々しい気持ちになってごみ箱に捨てた。ある夜、お風呂から上がったことを祖父母に告げに部屋へ行くと祖父母の部屋の壁に私の書いたあの自惚れたポエムが飾られていた。どうやら祖父がごみ袋から見つけ回収したらしかった。最近までずっとそれが貼られていたのだが、昨年秋にTOBICHIへ行った際に開催していた水縞「KOTOWAZA」展で購入した「笑う門には福来たる」ポスターを実家へ送り、母親に頼んでこっそり取り替えてもらった。

 

 なんで今になって涙が出てくるんだろう。なんでおじいちゃんを送るとき、涙は出なかったんだろう。人は現実より、記憶や思い出の中での方が、濃厚に生きられるのかもしれない。(吉子)

 この部分を読んだときに、普段の生活における自分の習性や、祖父母との記憶や思い出をあれこれ振り返る自らに対して、またなぜか映画『ムーンライト』でのシャロンの気持ちを思い出してなんだか納得してしまった。

 

 本を読み終えて家に帰ろうとして、腕時計に無意識に目をやってしまった。三つの針が全て止まった腕時計がそこにあった。電池を交換すればまた使えるようにはなるものの、時計は止まってしまった。その事実の認識とその認識が実感を伴うまでの時間のずれが誰かの死を受け止める認識とどこか似ているような気がした。

 

 あした晴れた 日にもなれば 楽しいこと想うはず

 泣くな友よ 明日になれば 嬉しいこと起こるはず

 戻る道は もうないと思えよ

 映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』は宮城県では仙台駅東口出てすぐそばにある映画館チネ・ラヴィータで12月9日(土)から公開されるようで、ぜひとも観に行かねばと思っている。だがそれまでに、11月あたまに大阪へ訪れる機会があるのでテアトル梅田で観るのもよさそう。Yogee New Wavesの映画主題歌を聴いて映画を観るのがますます楽しみになった。

2017年に聴いた好きな曲

2017年に発売された、もしくは何かのきっかけで聴いた曲のうちからお気に入りのものを紹介します。ミュージックビデオやジャケットは随時更新していきます。目標は2017年紅白歌合戦が始まるまでの完成です。

 

・流動体について - 小沢健二

スッキリにてワイプで口パクするオザケン


・ライトブルー - 江本祐介

MVの1:08に登場するあるものを発見して、『あ。このMV、東北のどこかで撮影されてる!』と推理しました。甘くておいしいアレです。

江本祐介×松本壮史×三浦直之:3人の青春ゾンビと20人の女子高生 | #lute(ルーテ) https://lutemedia.com/post/lightblue-interview

オザケン→江本さんは意図的な並びです。詳しくはアナログライトブルーの収録曲をご参照願います。

・6 people - 佐藤洋

バイプレイヤーズはいいぞ。

・PINK - 土岐麻子

クイーンオブシティポップと呼ばれている(らしい)。シティポップとは曖昧な概念ではあるけれどもキラキラしてる都会の側面のみを描くのではないんですというメッセージが伝わってきます。


・Moonshine - temp.

昨年デビューしたタイポップバンド。

ようこそジャパリパークへ - PPP & どうぶつビスケッツ

高橋イ憂のことは許してあげようよ。

・君を呼ぶ場所 - 木村佳乃

・Dryer - U-zhaan & Shuta Hasunuma

さよならバイスタンダー - YUKI

・恋をする - 中島美嘉

2番の歌詞中にある女を「ヲンナ」読みで確実に歌ってる。和田アキ子にぜひとも『WADA SOULⅡ』でカバーしてほしいと思いながら毎回聴いてる(たぶん出ない)。


・Omaha - Toro Y Moi


・Don't You Go - Stamp

タイでは絶大な人気を誇る(らしい)Stampの新曲はこれまでの歌謡路線から大きく方向を変えポップの王道を取り入れた意欲作。先日来日を果たし都内の一部タワレコでは来日記念のアルバムが発売されています。


・桜 super love - サニーデイ・サービス

昨年発売された怪物アルバム『Dance To You』からのシングルカット。リミックスにはラブリーサマーちゃんを起用。


・way it goes - Hippo Campus


・SSWB - D.A.N.

・Every N****r Is a Star - Boris Gardiner

・Hello Stranger - Barbara Lewis

・Home Is Where It Hurts - Camille

・おとなの掟 - Doughnuts Hole


・夏の化身 - あだち麗三郎

・滞在空間 - 花澤香菜

渋谷サウンド。作曲は土岐麻子の元旦那。


・荒野を歩け - ASIAN KUNG-FU GENERATION


・ensemble - SCOOBIE DO


・Forever Young - 竹原ピストル


・美しい棘 - GLIM SPANKY

ミニアルバム『I STAND ALONE』より先行リリースされた一曲。


・25♡ - 清 竜人25


・そんな夜 - ENJOY MUSIC CLUB

住住はいいぞ。

・Everytime - boy pablo

 

・Motel California - temp.

 

・旅とフェリー - 婦人倶楽部

・Walking The Wire - Imagine Dragons

・Heaven - liv

・あなたがいるなら - Cornelius

・Don't Matter Now - George Ezra

・You and I - Toro y Moi

・Super Far - LANY

・Remember I Told You (feat. Anne-Marie, Mike Posner) - Nick Jonas

Summer Days (Roosevelt Remix) - Rhye

・Complete - inc. no world

・大空で抱きしめて - 宇多田ヒカル

・千% - KICK THE CAN CREW

・真夜中 - ハンバートハンバート

・Close but Not Quite (feat. Sampha) - Everything is Recorded

・クストフ - 寺尾紗穂

・想いきり - indigo la End

・ダンスに間に合う - 思い出野郎Aチーム

・にゃー (feat.矢野顕子) - U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

・Future Is Born (feat. mabanua) - RHYMESTER

・Japanese Boy - 口ロロ

・レッツゴー6匹 - V6

・POWER OF LOVE - 宮野真守

・Crybaby - Paloma Faith

・Oldies - PUNPEE

・ステップアップLOVE - DAOKO×岡村靖幸

ギンビス - U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

・特別な日 - くるり

・Tailwhip - Men I Trust

・あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?) - Kaede

・残ってる - 吉澤嘉代子

・CO・CO・ROグラデーション - ベッド・イン

・Man in the Right Place - Wanna-Gonna

・Four O'clock Flower - シャムキャッツ

・Sleepless - Spinning Coin

・Dreams Tonite - Alvvays

 

・Dear To Me - Electric Guest

・視界良好 - スカート

・Disco Tits - Tove Lo

いい意味でドスケベ。ディスコッパイ。

 

・Penthouse Floor (feat. Chance the Rapper) - John Legend

 

・Fiction Romance - VIDEOTAPEMUSIC

・Glad It's Raining - James Vincent McMorrow

・Gospel In Terminal - bonobos

・Whatever It Takes - Imagine Dragons

・風に吹かれても - 欅坂46

・Across The Room (feat. Leon Bridges)

 

2017年に購入したCD

1月

『THE KIDS』 - Suchmos

2月

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『BGM21 Bulgaria』 - 無印良品

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『2 Toen』 - Shuta Hasunuma & U-zhaan 

3月

『Obscure Ride』 - cero

『桜super love』 - サニーデイ・サービス

4月

『I STAND ALONE』 - GLIM SPANKY

 『Belle Époque』 - ラッキーオールドサン

 

5月

『今んところ、そのに』 - 春風亭一之輔

Waves』 - Yogee New Waves

『Who We Are』 - Nulbarich

6月

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『旅とフェリー』 - 婦人倶楽部

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『FRIENDS AGAIN』 - シャムキャッツ

7月

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『A GOOD TIME』 - never young beach

『家族行進曲』 - ハンバートハンバート

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『片想インダハウス』 - 片想い

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『BGM22 Basque』 - 無印良品 

8月

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『あけぼの』 - 折坂悠太

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『Family Song』 - 星野源

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『夜のすべて』 - 思い出野郎Aチーム

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『LOVE』 - 口ロロ

9月

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『ダンサブル』 - RHYMESTER

『ひのとり』 - 片想い

10月

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 『20/20』 - スカート

 

f:id:muda-muda:20171023182609j:plain『ON THE AIR』 - VIDEOTAPEMUSIC

https://www.cinra.net/uploads/img/news/2017/20170912-hanaregumi02.jpg

『SHINJITERU』 - ハナレグミ

11月

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『Sway』 - mei ehara 

12月

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『The Blue Hour』 - キセル

 

雑記

 内定式を終え、実家へ帰省した。帰省した当日は母の誕生日だった。父はこのような母へ日頃の感謝を伝えるのに適した日になると晩御飯を作る。この日の晩御飯の主たるおかずはおでんだった。てっきり練り物の詰め合わせを放り込んだものだと思っていたら、大根やちくわ、こんにゃく、厚揚げ、牛すじ、昆布、たこまで入った豪勢なものだった。お玉で鍋底をつつく私の顔はひどくゆるんでいたと思う。

 

 今回帰省して一番驚いたことは、父が禁煙したことである。「決意するかどうかの問題で、やめようと思えばいつでもやめれる」という言葉を父から、そして母の伝え聞きで、何度聞いたことだろうか。そんな父が急にタバコを吸わなくなった。タバコを吸っていたちょっと前までは夜間に咳がとまらず、母がいたく心配していたので、父の健康面と母の不安が取り除かれたことの両面で嬉しかった。そのニュースにあまりにも驚いたので、10時のニュース番組を見ながら父と二人で内定式の話をはじめ雑談をした。父によると、禁煙自体は簡単らしいのだが、続けて飲まねばならない薬がなかなか手強いとのことだった。年始にまた帰省するので、禁煙の経過報告をまた二人きりのときに聞いてみようと思う。働き始めたら、両親と旅行に行くのが小さな目標なので二人ともにはできるかぎり元気でいてほしい。

 

 一見意味のないように思えることや、無駄に思えることが大好きだ。物事の脇道や、中心になっているテーマの隙間にあるもの、こぼれ落ちてしまうにどうしても目がいってしまう。私のこのような性格は日頃の話ぶりにも現れるようで、後日会った際に、結局何を話したかあまり覚えていないと言われることが多い。とりとめのない会話を頻繁にするあまり、話題の輪郭がおぼろげになってしまう。思えば、そういうものに意識的に触れるようになってから久しい。多分、変わらず続く日常こそが最大のドラマだと私は信じているのだと思う。

 これに関連して、今年はどんなものに触れたか考えてみた。最近読んだ高野文子さんの『るきさん』、藤岡拓太郎さんの『夏がとまらない』、魚喃キリコさんの『南瓜とマヨネーズ』、ヒューマントラストシネマ有楽町とシネマ・クレール丸の内で観たジム・ジャームッシュ監督最新作の『パターソン』、あぁ早くスピンオフやってくれないかなと思っている4月〜9月まで放送された朝の連続テレビ小説ひよっこ』、試験勉強の合間に繰り返し観ては癒されたバカリズムさんが原作・脚本・主演を務めた『架空OL日記』こういう系統を今は意識して探しているが、初めてこのような自分の気持ちが落ちつくものに触れたのは『高校球児ザワさん』かもしれないな、と大学からの帰り道原付に乗りながら考えていた。

 

 『ちょっとザワつくイメージ調査もしかしてズレてる?』のスチャダラパーBoseさんとファンタジスタさくらださんとゲバたんの3人が暮らす様子を見た。BoseさんはSNSを積極的に更新しているので弁当の中身やゲバたんの様子を見ることはあったが、ファンタジスタさくらださんの目線で見る家族の様子はとても素敵だった。大学の友達でも、彼氏彼女がいて、私が関わるのはその一方だとしても性の雰囲気を漂せている人って少なからずいる。あぁ、この人家帰ったら彼氏とすごい仲良さそうだなという人。スチャダラパーBoseさんとファンタジスタさくらださんもそういうイメージだ。二人の特集の最後に、Boseさんが話していた言葉にぐっときたのでメモしておく。

 ウチは多分一般の人からズレてると思うけどそこん中でこう、みんな3人ともまあある種似ているわけだし、なんか自分たちお互い守りながら、そういう救いがなかったら家庭を持つ意味もあんまないんじゃないか。なんかこう本当の最後の小さいルールっていうか。

 私も家族とか親しい人に求めるのは安らぎであって、一緒に高め合うとかそういうのは別の関係でいいなと思う。もちろんおもしろかったことは共有したい。腹が立ったときや落ち込んだときに言葉にできたり、言葉にしたくないときにはなんとなく一緒にいれるのがいいなと思う。

 

 先週放送された『深夜の音楽食堂』の冒頭メールコーナーで松重豊さんがリスナーからの松重さん夫婦は喧嘩はあるか、あるならどのようにして夫婦仲を元に戻しているのかという質問についてかわいらしい回答をされていたのでこちらもメモしておく。

 まあ、夫婦喧嘩っていうのはねぇ、まあ、本当にあの一緒に暮らしていると、まあ、些細なことでぶつかりあったりすることはま、本当に日常ね、茶飯事なんですけどもねぇ、うちの場合は、まあ、あのほんとに、あのけんかしてたってちょっとこいつとはしばらく口きくのもやだなって思ってるんですね。でもその口きくのもやだなって思っていることに、えぇ忘れる瞬間が、もう、すぐ来るんですね。

 つい普通に話してしまって、向こうもね、なんかつい忘れててそのままのノリで話してしまって、まあ、結局なんだったんだっていう、その、あの、なかなかね、あの、黙ってるっていうことに対してのストレスを感じるんでしょうね。 えぇ、それでついもうけんかしていることを忘れて話しかけちゃうんでね。まあ、それですぐ元に戻って、別に、仲直りしたっていう感覚というないままに戻っちゃうみたいなんですけどね。

 キミコさんも確信犯的にでもいいのでもうケンカしてあのー、ぷいってしててもね。ああ、この取り組みすごいよっていうなんか相撲の話題でもなんでもいいですからね。まあ、そういうことで夫婦仲を戻せばいいんじゃないかと思いますけども、えぇ、こんなんでどうですかね?

 

 あぁ、また更新に間があいてしまった。観たもの、聴いたものを定期的に書き残す習慣をつけたい。

雑記

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 近所の庭にいちじくの木がある。といってもそのことに気づいたのはつい先日のことで、日没後ふと近所のコンビニへ立ち寄る際に嗅覚的にいちじくの存在に気づいた。いちじくにはいくつか品種があるらしいが、蓬莱柿(ほうらいし)というものに似ていた。庭といっても、いちじくの木のほとんどは塀で見えない。見えるのは塀から這い出している枝葉と果実のみだ。それにしても日が落ちているときにいちじくに気づくという経験が少しおもしろかった。普段の生活で何気なく目にしていても意識の外にあるものがふとした視覚以外の刺激がきっかけで顕在化する瞬間。

 

 片想いとハンバートハンバートのライブで上京した際、モンベルのスポーツサンダルで歩き回ってからか、久しぶりに部活を再開したからか、もともと眠っていたものがひょっこり顔を出したのか原因は未だに判然としないけれど腰の痛みが続いている。寝起きで唸り、歩いて身悶え、反って崩れ落ちる。

 

 公衆浴場をハッテン目的に使用する一部のゲイの利用客に関する銭湯店主の悩みに寄り添う記事を読んだ。この記事は銭湯を経営する方たち目線での経営側と迷惑を被っている利用客側の大事な問題提起であるのは確かである。しかし、よりよいこれからのあり方を提示しているようには感じなかった。

Cの湯さん:男の裸を見たくて銭湯に来るのは許されることなのでしょうか?

最近、TVなんかでLGBTがよく取り上げられて「こんな差別に遭っています」とかのディスカッション番組も多いですよね。でも、それとは違う方向のバラエティ番組で見逃せない発言があったんです。去年の12月くらいだったかな、ある番組に出たゲイの人が、「銭湯はパラダイスですよ」って発言されたんです。「パラダイスってどういうこと?」ってMCの人が聞いたら、「ストレートの男性が女湯に入るようなものですよ。それってパラダイスでしょ?」ってその方が話したんです。

もしそれが事実で、そういう目線で見ることを目的に銭湯にゲイの人が来るとしたら、公衆浴場は利用すべきじゃないって思うんですよ。理解できますかね、こういう考えって?

  Cさんの考えは理解はできる。ただその指摘は発展銭湯に限らないと感じた。というのも、Cさんの指摘は性的対象になる性別の方を見ることを目的にどこかへ訪れる人がいるとしたら、その人たちは性的対象が性的興奮を刺激されるような場所に行くべきではないと言っているとも読み取れるからだ。

 ここで場所を銭湯からプールや海に変えて考えてみる。夏場にプールや海水浴に行く人たちは遊泳を主な目的としているのは確かだと思う。ただ、ストレートの男性であれば水着を着た女性を主要な目的でないとしても見ていないと言えるだろうか。ストレートな女性であれば、筋骨隆々な男性を見ていないとは言えるだろうか。そんなことないという人も多いと思う。ただ、まっすぐでない気持ちで足を運ぶ人がいるからそれを恐れる人がいる、恐れる人がいるからまっすぐでない気持ちで足を運ぶ人は来るべきではない、ということにはならないだろうか。

 日常において、ヘテロセクシャルホモセクシャルに限らず、自らの主要な目的は別にあるとしても、その目的を遂行しながらも自らの性的対象に性的興奮を刺激されるような瞬間に出くわすことは誰しも少なくないと思う。記事にも紹介されているように、入浴を楽しみに足を運ばれているストレートの男性やゲイの男性(この方たちも多くいることを忘れてはならない)が迷惑な思いを被ることはなんとしても防がなければならない。それは間違いないものであるとして、一部の問題を切り取ってそのカテゴリーにあてはまる人たちに丸ごと当てはめる、よくあってはならない「よくあること」をこの発言から感じ取った。

 

 最近購入した女性向けのセクシービデオのインタビューで森林原人さんが素敵なことをおっしゃっていたのでメモしておく。 

男性向け作品と女性向け作品での心境の違いは?

ーいやもう、まったく、全然違いますね。 なんか、まあ正直、場違いというか。メイクされたりとか、うーん、なんかやっぱ居心地が悪いですね。

恋人たちの日常がテーマですが、恋人がいたら何がしたいですか?

ー僕は、あのー、結構、なんだろうな、甘ーいデートとか、ベタな感じが好きなので、まあなんか二人でどっかお出かけして、それでおいしいごはん食べて、で、なんかドライブとか、なんか夜景とか見ながら、一緒におうちに帰ったり、まあ、どっか泊まりに行ったりして、エッチするみたいな。そういうデートがいいです。そうなんです。意外とこの、AVを、AV男優をやって色んな女優さんと接することで分かったんですけど、男の方がロマンチストですね。

恋人に「好き」等の愛の言葉をかける方ですか?

ーはい。言いますし、あと手紙もよく書きます。はい。んー、なんか記念日とか、まあ節目の時とか、あとはなんかちょっと、なんか嬉しい、なんかこの人と付き合えて嬉しいなとかかわいいなとか思ったときに、そのー、まあちゃんとした手紙のときもあればちょっとしたメモみたいな感じもあったりとかで、なんかちょっと、書いてっていうのが好きですね。

女性にしてもらって嬉しいことは?

ーその手紙、貰うのも嬉しくて、なんか嬉しいからやっぱり、やったら喜んでもらえるかなっていうのもあって、なんか、意外と、プレゼント自体はあんまり貰うの好きじゃなくて。あのー、好き嫌いがやっぱり合わなかったときにお互い困るから、それよりは手紙とかでの方が嬉しいですね。

  このインタビューを読んで感じる森林原人さんのかわいらしさよ。森林原人さんが出演されている作品には、相手への配慮を感じるので大好きだ。実際、この作品も相手への敬意がたっぷりで見ていて癒される。セクシー男優さんもセクシー女優さんもお仕事に熱意を持って取り組む姿勢がかっこいい。

 

 先日『きのう何食べた?』の最新刊を読んだ。二人で年の瀬を過ごす二人の様子に思わず身悶えてしまった。シロさんとケンジ、お互いに五十路になり食べるものが消化に良さそうなものが増えてきているのが微笑ましい。年始の過ごし方についてケンジがシロさんに言った台詞が心に残ったのでメモしておく。

人間の脳はね、「何かをやった結果失敗をした」事はすぐ忘れられるけど、「失敗を恐れて何かをやらなかった」事についてはいつまでもずーっと後悔するようにできてるんだって!

 

 実家から持ち帰ったPSPもじぴったんを最近やっている。「辞書コレクション」をぼーっと読むのがとても楽しい。「明るくなる辞典」「チョベリバ辞典」「ちょめちょめ辞典」「声に出ちゃう辞典」いろいろある。パズルをクリアすると増える辞典だが、いよいよパズルが難しくなってきて手詰まり気味になっている。がんばらねば。

 

雑記


RHYMESTER - Future Is Born feat. mabanua

 

 ・RHYMESTERの2年ぶり10枚目のアルバム『ダンサブル』から、アルバム先行曲「Future Is Born (feat.mabanua)」を最近ずっと聴いている。ライムスターの音楽を聴くようになったのは『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』を聴き始めたのがきっかけなのだけど、好きなものを楽しそうに話せて、自分のやっていることに誇りを持っていて、すこし捻くれている宇多丸さんがとっても素敵だ。楽曲はデビューから日本のヒップホップ界を牽引してきたRHYMESTERだからこそ歌える歌詞でかっこよくて、ほんの少し哀愁とたっぷりのプライドもあって最高です。当事者意識を持ってアルバムも購入しました。

 

 ・書こうと思ってしばらく時間が経過してしまったけれど、就活がようやく終わった。自堕落な自らの性格ゆえ、うまくいかないことの方が多かった。それでも周りの人たちに優しく見守ってもらったおかげでなんとかなった。恩返しという言葉は浪人して以来、あまり使わないようにしているが、直接的であれ、間接的であれ、長い期間にわたりたくさんの人にお世話になったので、こちらも周りを元気にしたり、ほっとさせたいという気持ちは強い。

 

www.1101.com

 ・ほぼ日刊イトイ新聞ヨシタケシンスケさんと糸井重里さんとの対談記事『逃げつづけてきました。』を改めて読んだ。お二人とも逃げや屁理屈を大切にしていて、ヨシタケさんの絵本の読者はその「逃げ」のエッセンスに共感しているのだな、と感じた。大人のための絵本や、絵本の癒しブームと言われて久しいが、哀しみの癒しだけでなく、辛いことからの肯定的な「逃げ」として絵本が受容されている。

 かくいう私も、日常的に自らの見栄や情けなさに嫌気がして何かに逃げ込むことが少なくない。そういうみじめなうじうじした気分になったときは片想い、ハンバートハンバート、ラッキーオールドサン、思い出野郎Aチームの音楽を聴くことで自分の逃げ場を作り、何度も助けられている。

 

 

 ・先週末は、片想いの「片想インダ公園」、ハンバートハンバートの「ハンバートハンバート家族行進曲 2017」に足を運んだ。どちらも最高だった。

 

 片想いは尾道は浄泉寺での「片想い ワンマンライブ 尾道」(こちらは演者だけでなく、オファー側の熱量もとっても素敵だ)、並びに米子はMOON&SPOONでの「カクバンタワージャンボリー」でのライブ告知を目にし、地方も地方の地元・中国地方にライブで訪れてくれる気前の良さに嬉しくなった。終わった後に「あぁ、楽しかった」という気持ちと「明日からまた頑張ろう」という気持ちになった。私は片想いの楽曲の中でも「ひかりの中からこんにちは」という曲が特にお気に入りである。愛情は特別な言葉ではなく、生活のありふれた仕草や言葉の中にあることに気づいた主人公がその感謝を同じように生活のありふれた言葉でお返しするという歌詞が粋で大好きだ。今回のライブでは「ひかりの中からこんにちは」を久しぶりに披露したらしく、しかもゲストの七尾旅人さんとの共演でより一層気持ちが高ぶった。ライブ途中、片岡シンさんとあだち麗三郎さんの日野さんの往復ビンタパロディはそれはそれは相当に盛り上がっていた。泥臭い片想いが大好きだ。

 ハンバートハンバートのライブは二度目だった。弾き語りツアーの前回とは異なり、バンド編成のライブで、最新アルバム「家族行進曲」の中で印象的なバンジョーの音が心地よかった。二人の弾き語りの場面もあり、センターにあるマイク1本に佐野遊穂さんと佐藤良成さんのお二人が寄り添っている様子に思わず笑みがこぼれた。映像化を意識しての演出かもしれないが、素敵だった。昨年も今年も行きたいと思いながら行けなかった福岡県福岡市東区海の中道海浜公園の音楽フェス「CIRCLE」に来年こそ何としても行きたいと考えているのだけど、片想いとハンバートハンバートも出演してくれたら嬉しい。

 

 こんな感じでとりとめもないことを思い出したようにぼちぼち書きます。