【雑記】タオル

7/8、仕事終わりに郵便局で実家にお土産を送る。宛名は父でも母でも誰宛てでもいいけど、最近は祖母宛てで送っている。今回は東京ミルクチーズ工場のソルト&カマンベールクッキーを二箱。一箱は実家、もう一箱は実家から車で5分ほどのところで暮らす姉のお家用。姉に「東京行ったときのおみやげ実家に送ったから遊びに来てね」とLINEをして「いつもありがとう」と返事が来る。姉とのLINEは長くても1往復半。

 郵便局まではレンタサイクルで行って、そこから自宅までちょっと遠回りをしながら5kmくらい走る。帰ってから腹筋背筋腕立て四股体幹をする。

 燃えるゴミが溜まっていたのでゴミ出しで玄関の扉を開けたら、どこかの家から玉ねぎと肉を焼いたいい匂いがした。正確にしたかは分からないけど焼肉のたれの匂いもしたような、そんな気がした。

 

7/9、今日も仕事中に他の人からすればつまらぬことでくよくよしていた。上司に資料を渡す際、ホッチキスをとめるべきだっただろうか、そんなに資料のページ数も多くないし、ざっくりパラパラとみたいかもしれないから、ホッチキス止めなくて正解だったかな、とかそういうことでパソコンに向かいながら、平然とした顔でああでもないこうでもないと、とつおいつ考えていた。

 職場の方たちの会話で、すぐには取るべき方策が思い浮かばないことがあったようで「これちょっと一晩考えさせて~」という言葉をかけたのに対し、「夜7時まででいいですよ~」という返しをされてる方がいた。その返し好きだなと思った。そういう塩梅で返事をされたら嬉しいし、自分もそういう返しができたらいいなと思う。冗談でお願いの角をとったりできる言い回し、もっとできたらいいな。

 家のポストに不在連絡票が入っていた。アマゾンで注文していた詰替用柔軟剤のさらさ3袋。今の住所に配達に来てくれる業者は郵便局かヤマトのことが多いのだけど、今回は名前を知らない業者だった。帰った時間が不在票記載の再配達対応時間だったのでドライバーさんの電話番号に電話をかけるもお忙しい時分だったようで、フリーダイヤルで明日に再配達してもらうよう依頼する。

 柔軟剤のさらさの本体も空っぽになってしまっていたので応急処置として、セブンの衣類の柔軟剤を買う。

 普段よく行くスーパー銭湯がお休みだったので、さらにその先にあるスーパー銭湯に行った。普段行くところよりも近所の人により利用されている雰囲気があった。施設は普段行くところより少し使い込まれている様子。サウナにテレビがあって嬉しかったのだけど、なぜかテレビと同じくらいの音量で有線も一緒に流れていて、バスケの八村塁選手の活躍の報道に負けじと、Foorinのパプリカが流れていた。他にも、スカートのずっとつづく、Official髭男dismの宿命が流れていた。宿命は昨日リリースされたばかりなのにもう流れていて、有線ってすごいと思った。高温サウナ以外にもあちこちにテレビが設置されていて、もう一つの塩サウナでは『ガイアの夜明け』を放送していて、露天風呂のテレビではNHK政見放送をしていた。

 

7/10、仕事中、今週末が三連休ということに今更気づく。今月は月末にならないと実家に帰省できないと思っていた。お昼休みに日月とレンタカーの予約をする。

 仕事が終わって、図書館に本の返却に行く。自宅への帰り道、公園のブランコを吊り下げている鉄棒部分で懸垂をしている男性がいた。たくましい。自宅の近所の運動公園にも懸垂ができるぶらさがり棒がある。走った後についでで何度か懸垂をやってみているが、どういう風にするのが正解なのかわからないままなんとなくやっている。

 りんごが高くて手が出せないので、代わりにトマトを買って食べることにした。今は小さめ6玉で213円とかで売っている。

 アマゾンで注文していたさらさの柔軟剤が届いた。配達に来てくださった方が穏やかで丁寧な応対をしてくださって嬉しかった。一方で、今の佐川のエリア担当の方はすごくつっけんどん。再配達のお届けもむすっとされていて、不在連絡票すらここ最近入れてくれないことがある。うちには不在時のお届けボックスはないし、佐川は近所のコンビニにお届けもうちのエリアでは非対応。怖いので何も言えない。

 家でラジオ体操と腹筋背筋腕立てをする。背筋を鍛えると、猫背による背中周りのだるさがちょっとましになるので続けようと思う。20時50分くらいに実家に電話をすると父が電話に出て、こないだの東京みやげありがとうと言われた。実家に帰ったときまた何か手伝えることあったら言ってと伝えると、軽い返事をしてすぐ母に受話器を渡してしまった。そういう父のいじらしさが好きだ。母は多分居間でテレビを観ながら寝落ちをしてしまったような寝起きの声をしていた。

 家でタオルを洗濯して、コインランドリーへ持っていく。こないだは生地が大きく縮んだら嫌だと思ってびびって低音乾燥をしたせいであまりにおいが抜けなかったので今回は通常モードで乾燥させた。一人暮らしのくせにタオルが多いように思う。

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 寝る前、行方が分からなくなっていたユニクロのエアリズムトランクスがベッドの脇に追いやられていたタオルケットから出てくる。どういうきっかけで脱ぎ捨てたのかさっぱり思い出せない。

 

7/11、朝、流しで皿洗いをしているとき、数ヶ月前に割ってしまったハリオのガラス製のメジャーカップの破片を踏んづけてしまう。ちょっと出血したのでバンドエイドを貼る。落とし所が悪くて、毛足の長いラグにまで細かな破片が飛び散ってしまって、掃除機がない代わりにコロコロで隈なく破片を取ったつもりだったのに、キッチンマットにも破片がまだあるとは思っておらずうっかりしていた。

 仕事中toutouの「星占いの歌」が頭の中でずっと流れる。『ガチャガチャポン』のエンディングテーマ。小学生のとき、夕方のアニメの再放送がまとまって流れる16時半くらいまでの時間に放送していた番組。この曲を思い出す時、なぜか祖父母の部屋が思い浮かぶ。我が家は小学生のとき同級生や年の近い友達の溜まり場だったのだけど、なんで居間じゃなくて祖父母の部屋でよく遊んでいたのだろうか。思い出せない。

 YouTubeで『世界ふしぎ発見!』の次週予告動画サムネイルに映ったさかなクンの眉毛がペンで描かれていることに気づく。誰に伝えていいのかわからない。

 参議院選挙の期日前投票へ行く。正直投票日にも投票行けるけど、のんびりしてる投票所が好きなのでつい期日前投票に行ってしまう。

 大学生のころ長期休みのときに登録した派遣バイトからメールマガジンがずっと届くのがちょっとわずらわしい。解約をしたいと思うが、WEB上では解約手続きはできず、実際の店舗に行かないと行けないようでますますわずらわしい。

 イオンスーパーに行ったら、コロロから新しくマンゴー味が出ていた。早速買って冷凍庫に入れ、寝る前に水と一緒に食べる。果肉がちょっと入っていておいしい。

 QBハウスで散髪する。先月くらいからQBハウスに行き始めた。隔週に1回くらいのペース。それでも月1でほかのところで切るより安い。耳周りと首回りの髪の毛を短くしてもらう。仕事終わりに髪を切ってしまえば休日起きがけに髪を切りに行くか、自意識と葛藤して必要以上に悩む必要がなくなった。おかげで週末が過ごしやすくなった。この日の店内ではカバー曲ばかりが流れていて、入店したときはいきものがかり「未来予想図Ⅱ」が流れていた。聖恵ちゃんが好きだと話していた大学の同級生のことを思い出す。8時半に閉まる、QBハウスに8時前に立ち寄ったのもあって髪を切ってくださった店員さんがすごく疲れていて申し訳なかった。応対は疲れておられたけど、散髪は上手だった。QBハウスは最後に使用した櫛を持って帰るかどうか尋ねられる。最初の二回こそ貰っていたものの、いよいよ貰っても困るようになったので最近は断っている。

 QBハウスに行く分、それまで理容室でしてもらっていた顔そりは自分で週一くらいでしている。頰周りやおでこのあたりは結構上手にできるようになったが、首から顎にかけてのあたりや耳のあたりをするのがまだ慣れない。剃り残しを次の日の朝気づいたりする。どのくらいの頻度で髪を切るかという話はちょっと打ち解けた人との会話ですることはあるが、顔そりの話はしたことがない。他の人の顔そり事情も聞いてみたいけど、変な人と思われそうなので遠慮している。

 撥水のキレが落ちたカサ、使い始め1ページ目よりも走り書きになりつつある半分くらい使ったノート、そういうものこそもっと大事にできるようにならなきゃと思う。

 スーパー銭湯へ。タオルを持って浴室に入ろうとしたら、普段と違う匂いがタオルからして、先日コインランドリーに持っていったタオルは、そういえばセブンの柔軟剤を使って洗っていたことを思い出す。普段と違うにおいに思わずどきっとする。なんだか中高生のときの誰かからタオルを貸してもらったような気分。クレイジーケンバンドの「タオル」が聴きたくなる。

 僕はお酒を飲んでいなくてもなんでもないことですぐ笑ってしまうので、サウナでも笑いが堪えられない。東京に先週行った時も浅草のサウナで放送していた有吉反省会で笑いが堪えられず喉奥の笑いが漏れてしまった。この日のテレビでは『ルパンの娘』が流れていて、小沢真珠さんが表情で小沢真珠を熱演しているおかしさにずっとにたにたしてしまった。

 テレビが家にないのでよく流れているかもしれないCMも新鮮。小池栄子さんが金麦を美味しそうに飲む様子を見て元気をもらい、木村拓哉さんがキーマカレーと金麦を美味しそうに召し上がる様子やその後立て続けに流れるびっくりドンキーのカレープレートCMの流れに、明日カレー作ろうという心持ちにすっかりなってしまう。ボクシング村田諒太選手のリベンジマッチのCMを見て、『クリード チャンプを継ぐ男』で主役アドニスを演じるマイケルBジョーダンの筋肉のつき方がボクシング選手に近いものだとわかる。丸っこい肩の筋肉。香川照之さんがクイックルワイパー 立体吸着ウエットシートストロングで床を拭けば油汚れも簡単に落ちて、キッチンも裸足で歩けるというようなCMをしていて、今朝の踏んづけを思い出してしまう。

7/12、金曜日。朝起きると出勤時間20分前で家から飛び出す。信号の流れが良くて、普通くらいの時間に到着した。

 仕事中、自分はとても気にしいだけど、顔や性格が分かる特定の相手に対しては怯えて、とにかく気分を害さないように怒られないようにと縮こまっちゃうけど、不特定多数の場合はどうしたらより面白くできるかをいくぶんか考えられることに気づく。

 ご飯を食べた後、家でラジオ体操と腹筋背筋腕立てをする。ラジオ体操第一第二ともに体を横に曲げる運動があるが、首を大きく曲げずに腕を伸ばすと胸の筋肉がちゃんと伸びている感じがする。YouTubeにある体操のお姉さんのキレのある動きを見よう見まねで真似していて気づいたこと。

 好きだった人とお付き合いしたての頃、どういうきっかけかそれぞれの付き合うことに対する価値観を話す機会があった。そのとき、自分の恋愛に対する価値観に近いと感じてずっと聴いていたTove Lo姐さんのTimebombの話をしてしまい、会話の雲行きが一気に怪しくなってしまったことがあった。今思えば、これから仲良くなっていこうとするタイミングで引き合いに出す話ではない。今でも反省しているが、僕はその曲きっかけでTove Lo姐さんが一気に大好きになった。

 レイトショーでジョッシュ・クーリー『トイ・ストーリー4』を観る。ディズニー映画であっても、できるだけ字幕版で観るようにしているけど、トイ・ストーリーは幼い頃からの習慣もあって、よりしっくりくる吹替版で観た。忠誠心とか使命感を背負い続けてきたウッディが内なる声を聴いて、自分が本当は何をしたいのかを選択していた。そこには自己犠牲や、次世代や同世代でも役割を譲るみたいなものもテーマになっていた。そういうことを踏まえると、フォーキーを連れ戻したあと、真っ直ぐボニーがいるところに戻らず、セカンドチャンスに立ち寄ったのは間違いなくウッディの心の声だったわけで。『シュガー・ラッシュ:オンライン』よろしく、主役たちはみな自由を選択していくけど、でもやっぱりそこにある寂しさを強く意識してしまって、最後の主要キャラクターたちの視線のやりとりがしんどかった。あと、チョコレートプラネットのお二人の吹き替えがめちゃめちゃ上手かった。特に長田さん。

 レイトショー終わり、三連休は日月と実家に帰る予定なので、明日の夜におかずを作って持って帰ろうと24時間スーパーで野菜を買う。

 

7/13、昨日は結局2時半に寝て7時に起床。シネマ尾道でのボランティアに向かう。電車での移動中、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』で『スパイダーマン: ファーフロムホーム』の映画批評を聴く。映画用語、まだまだ知らないもの、意味があやふやなもの、意味がなんとく分かっても使用できないものがいっぱいある。ケイパー、ジュブナイルノワール、ミッドクレジット。分からないもの、知らないことは格好つけずに、知らないと伝えられるように、また、それをきっかけに勉強できるようになりたい。映画ボランティアは受付業務が主な活動。一緒の時間に受付をした人と合間に加瀬亮の出演映画について話をした。来客した人がより心地よく過ごせるようにどんなことができるか考えていたらあっという間に終わってしまった。

 ボランティア終わりに喫茶店メキシコに行く。一日中注文できるモーニングセットを頼むと、オーロラソースのかかったグリーンリーフ・水菜のサラダ、きゅうり、ハム、バターとあんずジャムののっかったトースト、すいか、キンショーメロン?クレオパトラ?品種ははっきりしないけど果肉が白いメロン、ゆでたまごが乗っかったプレートがテーブルに用意された。お店の方が気さくな方で、お客さんが僕しかいなかったので、プレートを食べ終わった後ちょっと話した。齢を重ねられて、毎日の営業がだんだんしんどくなられている話、耳もちょっと遠くなってしまった話などもした。そのあと来られた常連さんと話しているときに「私耳が遠いんよ~、だから内緒話しても大丈夫よ」とお話されていて、かわいいと思った。

【雑記】ひかりの中からこんにちは

 この日記をつけ始めることの背中を押してくれたのはヤマシタトモコさん『違国日記』の高代槙生さんだ。

・・・いや・・・ええと・・・うん

日記を・・・つけはじめるといいかも知れない

この先 誰があなたに何を言って・・・

誰が何を言わなかったか

あなたが今・・・何を感じて

何を感じていないのか

たとえ二度と開かなくても

いつか悲しくなったとき

それがあなたの灯台になる

ヤマシタトモコ『違国日記』(1)より

 

7/4、朝、トマトと豚肉、おくら、大葉のマリネを作る。完成品をタッパーに小分けして詰めて、その一つをお昼ご飯に持っていく。保冷剤をいつもより一つ多く保温バッグに入れる。今朝はこのマリネを作っていたのもあって、ほかに朝何かする時間がなかった。出かける30分前くらいに水筒に入れるお茶がなくなっていることに気づき、急いでお茶っ葉を入れた水出しルイボスティーを水筒に入れた。職場で飲んだらほぼ水で美味しくなかった。水出し茶を淹れるのは寝る前に。心に誓った。

 職場の人から実家から貰ったんよ~とジャガイモをおすそわけをもらう。嬉しい。家に帰ってバター醤油炒めとじゃがいもの酢の物を作った。じゃがいもの酢の物は白ごはん.comに載っていたものを真似して初めて作った。美味しかった。

 イオンスーパー内のパン屋さんで明日の朝ごはん用に、ちぎれるミルキーフランスともっちくるみパンのおつとめ品を買う。閉店時間ぎりぎりに行くと、パンがさらに割引になって50%オフになっていた。

 人の肩と肩甲骨周りとうなじの生え際を見るのが好きでつい目で追ってしまう。やめたい。

 私は肌が弱い。最近かみそり負けしてあごまわりがちょっと荒れ出したので、火曜から顎の髭剃りをさぼっている。あごまわりが無精髭だけど周りの目は気にしない。

 夏場になって職場の人たちのシャツの丈が長袖から半袖になっていく。私は変わらずユニクロの長袖のノンアイロンシャツばかり繰り返し着ている。ずっと長袖。二の腕の鮫肌が恥ずかしいので、出来るだけ職場で半袖は着たくない。ユニクロがノンアイロンシャツを長袖のみで展開してくれている間は理由をつけて逃げられる。

 部屋の湿気がすごいので、最近は帰宅するとすぐエアコンをつけてしまう。ドライモードは電気代が一番高いらしいよ、と職場の人から言われたけど、冷房じゃなくてドライモードにしてしまう。掛け布団をコインランドリーに持っていきたい。

 7月に異動されてきた方は、部署が違うときに話したことがきっかけで一度飲みに誘ってもらったことがある。失礼な礼儀正しさを上手に振る舞える方で、ごめんとありがとうがさっと出てくるのでかっこいいなと思う。僕は失礼にならないように気をつけすぎて、無愛想で、でも時に愛想が変によくて、場合によってはむしろ失礼な態度を取ってしまっている。

 

7/5、今担当してる業務のお相手の人がしんどい。自分でも何がしんどいんだろうと考えてみると、その人の中での常識がさも多くの人の間で共有されている常識であるかのような前提で話しかけられるのがむずむずするのだと思う。何か問い合わせがあるたびに、ああ、またか、しんどい、と思う。だけど今日はあの人から連絡来るかもなあ、ああ、しんどい、と先々のことを案ずる暇もなく、30分くらいの間隔で次から次へとその方からの問い合わせがあって、不思議なことに途中からそれまでのしんどさが薄らいでいった。最後の方なんかはちょっと砕けて話せるようになっていてますます不思議だった。最後の方で、そうか、不安を認知して、自分の中で増幅させるから、より不安になるんだよな、と自分の思考回路がちょっとわかった。そんな風に頭では分かっても、多分週明けは元通りになっていると思う。

 仕事終わりにスタバの香る煎茶のアイスティーを飲んだ。ほのかにマスカットの皮みたいな青い香りがしておいしい。ティバーナとのフローズンティーが販売されている間だけ販売されるメニューらしい。水曜日の仕事終わりに図書館で再び借りた滝口悠生さん『高架線』を読む。

 相手がいなければ、自分だけの問題なら、柚子ちゃんのことを許せると思っていたんだけど、いざ本人を目の前にした時に、どんなふうに柚子ちゃんを許せばいいのかわからない、みたいなことを茶太郎は言ったけれど、私には根っこのあたりからよく意味がわからなかった。許すというのは、そんな一方的なものではなくて許す相手や事柄に向ける相互的なものではないのか。滝口悠生『高架線』より

 ふと時間を見ると2120分。実家への電話を昨日も今日もしそびれた。

 柚子子が茶太郎のことを相談しにきた時、私が口出しできることは何もない、と突き放した。けれど、茶太郎の話で聞いていた、彼女の魅力をすっかり奪ってしまったらしいデモや署名活動については、楽しくないなら休んだ方がいいよ、と言った。私がそんなこと言っていいのかわからなかったが、茶太郎がずっと言いたくて言えずにいたのはそれだろう。柚子子の顔が少し安心したように見えて、私はやっぱり言ってよかったと思った。彼女は二歳下だけど、同じ福岡の出身だった。滝口悠生『高架線』より

 レイトショーで菅原伸太郎『いちごの唄』を観た。岡田惠和さんが脚本なのもあって、宮本信子さんや和久井映見さん、光石研さん、泉澤祐希さんなど『ひよっこ』のキャストがあちこちに登場していた。中学生役に出演していた大西利空さんは『ぼくのおじさん』『昭和元禄落語心中』で、蒔田彩珠さんは『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で印象に残っている役者さんだった。

 石橋静河さん演じる同級生のあーちゃんと中学ぶりに再会した古舘佑太郎さん演じるコウタが、もしも会話がぴたっと止まったら、あーちゃんの近況を聞かざるを得ない状況になってしまわないか、はたまた話題が中学のときに交通事故で亡くなってしまった伸二の話になってしまわないかと警戒し、相手に気を使わせないよう自分の近況ばかりを話すところや、被災地の女の子にiPodを貸す際、イヤホンのイヤーピースをTシャツの裾でささっと拭くシーン、伸二が中学生のときに着ていたTシャツを(ビニールに包まれハンガーがけしてあったので、クリーニングにまで出している?)大事にずっと着ている様子が印象的だった。

 また、物品や言葉、食べ物、音楽に触れた時、誰かとの思い出がゆらゆらと立ち込めてくることが象徴的に描かれていた。この映画の中で、コウタの演技はかなり幼い印象を受ける。しかし、あるきっかけで過去に思いを馳せるとき、コウタの表情はそれまでのあどけなさがすっと引いていく。このような意図した演技の緩急に引き込まれた。あーちゃんは、自然体だけどどこかその挙措にためらいや悲しみを帯びている。あーちゃんとまた同様に、コウタも伸二との別れを受け入れられず、周囲には極端に明るく振る舞うが、その持ち前の明るさと物思うシーンとが対照的で、極端な明るさはただならぬ悲しさの裏返しのように思えた。あーちゃんが「楽しいけど悲しいんだよ」、と後半コウタに伝えるシーンがあるが、本当はコウタもその感情に悩まされていたように思う。でもそれは絶対にあーちゃんには言わない。

 映画館を出てすぐのレンタサイクルのポートには自転車が一台もなかった。次に近いポートを目指して駅前まで歩く。駅前のポートで、一番型が新しそうな自転車を選んだら、自転車かごに誰かの携帯が残されていた。携帯を駅前の交番に持って向かう。交番はどなたも出払っていて、パトロールに出かけていたおまわりさんが帰ってくるのを待つ。戻ってこられたおまわりさんに指示され、拾得物件預かり書を書く。最後に預かり書の書類をもらって、手続きが完了するらしいのだけど、なかなか書類が出力できなくて、奥で担当の方がしばらく経っても出てこない。その間、ほかのおまわりさんが窓口に来てくれてもうすぐ終わりますからね、と言われながら雑談をした。警察官の募集が始まったから知り合いに興味がある人がいたら誘ってくださいという宣伝をされた。

 

7/6、新幹線で東京へ向かう。新幹線でも飛行機でも窓側の席に出来るだけ座りたいので、A席に座った。名古屋を過ぎたあたりからトイレに行きたくなるも、C席に座っておられる方が机を出しておやすみされておられたので我慢する。窓に置かれたセブンのアイスカフェラテを後悔の眼差しで見つめる。

 本屋さんに立ち寄る。無印のこの商品がおすすめみたいなムック本、無印のコンセプトなんか知ったこっちゃないと、これでもか言わんばかりに表紙に情報を詰め込んでいる。それに違和感を抱くことで、逆説的に無印のコンセプトが分かってくる。不思議。

 お昼前に母から電話がかかってくる。包丁のお礼の電話だった。軽くて切りやすいとのことだった。尾道で映画ボランティアをする話をした。こないだ松山に行ったときの話を覚えていて、今朝の『サワコの朝』のゲストは宮本信子さんだったよ、とも教えてくれた。母と土日の午前中に電話をすると、『サワコの朝』か『ボクらの時代』のゲストを必ずと言っていいほど教えてくれる。今度帰ったときにその話ができるよう僕もTVerで観ておく。そういう親子。あと、姉がドラマきっかけで読むと言っていたので、5月の帰省で持って帰ったよしながふみきのう何食べた?』を母がちょっとずつ読んでいるらしい。実家の元僕の部屋の勉強机の上の棚に置いている。今6巻とのこと。結構読んでて驚いた。そのあと新宿武蔵野館ポール・ダノワイルドライフ』を観た。

 夕方、渋谷WWWXでやっていた「カクバリズムpresents"夏の壮行会 vol.2"」に行った。片想いの曲は格好わるい格好よさがどの曲にもあって大好き。「Party kills me(パーティーに殺される!)」の2番終わりの歌割りの良さを今回のライブで改めて実感した。シンさん伴瀬さんイッシーさんあだちさんオラリーさんの流れがいつ聴いてもグッとくる。「2019年のサヨナラ(リリーへ)」を聴いて、祖父のことを思い出した。

 ユニクロで売っているコットンツイルキャップがお気に入りで秋冬物が新しく発売されていた。春夏ものと秋冬ものでは、後ろのアジャスターと帽子内側の布地が若干違う。秋冬物だとアジャスターが革になっていて、4つ穴が施されてている。僕は頭が大きいので、できれば穴じゃなくて、春夏もののように限界までサイズを大きくできる穴なしのアジャスターだと嬉しい。黒いキャップは春夏ものにはなかったので、ちょっと欲しかったけど諦めた。

 

7/7、朝、浅草のスタバでカフェラテとチョコチャンクスコーンを食べる。カフェラテとなにかフードを一緒に頼むとき、近藤聡乃A子さんの恋人』だったかな、カフェラテとミルクビスケットの組み合わせがおいしいというようなことをさらっと描いてた話を思い出す。

 昨日好きだった人のインスタのストーリーが投稿されてるマークを見て、足跡がつくので見はしないけど、投稿するようなこと、んーなんだろう、とその日のイベントを自分のツイッターなどから推察して、スカートのライブかなと思っていたら、今朝、ストーリーとは別に、スカートのライブに行ったことを投稿していた。実際そうだったときの、なんというか、なんというか。こういうとき、頭の中では、お前マジそういう詮索やめろよと言っている自分もいる。やめたい。

 移動中、朝の歯磨きで磨きが甘かった前歯の裏側が気になる。

 『アグレッシブ烈子 シーズン2』の配信開始からもうすぐ1ヶ月が経つというところで、烈子のInstagramアカウントが更新され始める。烈子母からの服や、休日返上で作った焼きそばが投稿されている。視聴者の足並みが揃ったタイミングでという配慮に、きゅんとした。王様のブランチ時代の放送は観ておらず、Netflixオリジナルシリーズからアグレッシブ烈子を観始めたが、キャラクターがみな魅力的で、群像劇として最終的には登場人物全員を応援してしまう、すごいアニメだと思う。

 第1シーズンではどこか近寄りがたい角田さんの側面を烈子が知り、一見強く生きているように見えるものはそう割り切るよう努めていることを知る。このエピソードが加わることで、角田さんやはじめそれまで表面的でおべっかのように見えたシーンがみな闘っているように見え始める。そう見え始めると、どのシーンもどのキャラクターにも目が離せなくなってしまう。第2シーズンでは、中盤からカバ恵さんの魅力が爆発。個人的には教習所の受付パピヨンお姉さんさえも、キャラクターの細部をきちんと考えて作っているところが好きだ。こないだ自宅のトイレで、只野くんから烈っちゃんって呼ばれる烈子の気持ちをふいに知りたくて、烈っちゃん、と口に出したら、すごいいい響きでクゥ〜ってなった。烈っちゃんと馴れ馴れしく呼んでくる只野くんはずるい。

 上半期で一番好きな歌詞は「俺は俺にモテたいからやってるよ」だと思う。VaVaさんの「Pac man」という曲。

 関根麻里さんがパーソナリティを務めるラジオ番組のbayFMKUSU KUSU』、二週にわたって阿佐ヶ谷姉妹がゲストで面白かった。カード会社から電話でリボルビング払いを勧められて、美穂さんがすごいもやもやしたというエピソードを絵里子さんが関根麻里さんにしていて和んだ。こういうラジオをずっと聴いていたい。ちなみに美穂さんのリクエスト曲は松平健マツケンサンバⅡ」。

 『ストレンジャー・シングス』シーズン3をちょっとずつ観ている。ダスティンが言う「Now that you're out of high school, which means you're technically an adult, don't you think it's time you move on from primitive constructs such as popularity?(高校卒業して大人になったなら評判以外のことで人を見ろよ)」というセリフが格好よかった。

 ちゃんみなさんのラジオでEllie GouldingLove Me Like You Do」をふいに聴く。この曲の2番サビ2:06部分で挿入されるLike You doooo〜♪という相の手をいつも歌うなり、口ずさむなりしてしまう。マライアキャリー「All I Want For Christmas Is You」のえな~〜と同じ。つい歌ってしまう。

 紙資源のゴミを紐でくくるのが面倒くさいので、うちでは無印でもらう紙袋に詰めて出している。最近無印がマイバッグ推進を進めている手前、紙袋が貰えそうな商品を購入しても、マイバッグお持ちですか?と聴かれるとそっちに負けてしまう。おかげでずっと前から家の紙資源を入れる袋がパンパンになっている。

 そう言えば無事滝口悠生『高架線』を読み終えた。

 今日は純一さんが子供の頃に住んでいたアパートが取り壊されるのを見に来た。私には何の縁もなかった建物だけれど、自分の結婚する相手が生まれて間もない頃にそこで育ったと思うと、その建物や、その時間がなければ今の自分も、お腹の子どももいなかったのだと思うと、今自分が見たり、考えていることのずっと遠くにあって思い及ばないものが、いつかこの先自分とつながることもあるのだと思えて、不思議だ。滝口悠生『高架線』より

 ツタヤでレンタルしたはらだ『ワンルームエンジェル』を読んだ。レンタルコミックは、特集コーナーじゃないところだといつ発売したかがわからないし、人気がどうかも一部のコーナーを除いてはわからなくなるのがいいなと思う。臨死体験をした主人公の前に現れた天使との話。スケベなシーンこそないものの、スケベを感じさせるカットがふいに挿入されたり、セリフでスケベを感じるものがあって、面白かった。

 『封神演義』を約1ヶ月ぶりくらいに借りたら、第1ページ目のあらすじから頭のはてなが消えない。どういう展開でこうなったのかさっぱり思い出せない。間が空くとすっかり内容を忘れてしまう。レンタルコミックでは、『結界師』や『境界のRINNE』を何度かレンタルしているのだけど、途中で展開が大きく動いたタイミングでなんだかついていけなくなって、次巻へ向かう熱量が薄れ、でも久しぶりに借りてみようかなとしばらくたってレンタルした頃には、同じように1ページ目でこの展開は一体どうしたと思ったり、そもそも何巻まで自分が読んだかが思い出せなくなる。

 今月の『&Premium』を読んだ。ひとりの時間は大切です特集。ヒャダインさんのページで、Q1.いつ、ひとりの時間を作っていますかという質問に対し、A1.つねにひとりです!と返すヒャダインさんが好きだなと思った。

 NHKラジオ『すっぴん!』高橋源一郎さんがパーソナリティを務める金曜日の放送をらじるらじるで聴く。オープニングトークでは、中学三年生の息子さんが映画やアニメに熱中している話からこんなことを話していた。

 僕も中学から高校にかけて映画少年でした。年に200本とか観てね。もう本当にこう映画観るのが楽しかったんです。まあそんときは本も読んだし。えーと、まあコンサートって今ライブにも行ったりしてね。いつ勉強してたんだろうか。でもね、今思ったんですけど、中学高校のころっていうのは、まだ自分が何かを表現してるとしても、何表現していいのかわからないって人が多いんですね。あのー、最初から音楽やりたいっていう人はいるかもしれないけど。最初に行くのはね、なんかね見ちゃうんですね。なんか吸収することが表現、なんですよ、その頃は。ただ、だからまだ僕もそうでしたが、自分が何者でもないんだけれども、何者かになるために、ものすごく色んなものに興味を持って、特に自分が気に入ったものを集中的に見る。それが映画だったり、本だったり、アニメだったりするんですね。ああ多分そう言う時期なのかっていう風に思いました。

 家に帰ると玄関からウサギ小屋みたいなにおいがする。もっと正確に言うと、キャベツが放置されているようなにおい。毎回帰るたびにこのにおいに迎えられるのは嫌だなと思い、セブンで消臭ビーズを買って、玄関の下駄箱の中に入れた。

 寝る前に、豚肉、トマト、ズッキーニ、おくら、大葉のマリネとズッキーニ単品のマリネ、なすのマリネを作った。乱切りもふんわりとラップをかけるも何が正解かいつまでもわからない。時計を見たら25時。寝る。

【雑記】見るともなく見ている

6/29、今日もスーパー銭湯へ。雨降りだったので傘を持って行こうとしたら、この前まで使っていたビニール傘が玄関にないことに気づく。出先で傘を忘れたときは、どこに忘れたのか少し考えれば頭で追跡できるが、こういう場合はさっぱり思い出せない。他人のものと紛れないように柄の部分に黄緑のマスキングテープを貼っていて、これなら紛れないし忘れないと思っていただけに悲しかった。代わりにユニクロの折り畳み傘を持って出かける。

 

6/30、朝起きて昨日きょうの料理ビギナーズで読んだなすのマリネを早速作った。電子レンジのみでできた。簡単だった。マリネ液をつけて冷蔵庫に入れる。お昼に何か食べようとするも、これといって適当な食材がなかったので、実家から貰ってあと一束残っていたそうめんを茹でる。以前、職場の人からそうめんには天かすを入れるとアクセントになっておいしいよ、と教えてもらった。そのときに買った天かす、23回試したものの、そのあと他の料理に使う機会がなく余っていたので今日も入れた。それと刻んで保存してあるねぎと、刻み海苔、チューブの生姜をおわんの端に引っ掛けて食べた。本来であれば、レンジで加熱した後、マリネ液がなすに染み込むまで20分くらい冷蔵庫で冷やす必要があったみたいだけど、待ち切れずに染み込みの浅いなすもちょっと乗せて食べた。たしかに味の染み込みはいまいちだった。

 無印で買った乾きやすいストレッチポロカラー半袖シャツがお気に入りで繰り返し着ている。無印のLXLサイズというサイズが自分にちょうどいいことに最近気づいた。ちょうどいいサイズがどの服屋でも見つかると安心する。肩から腕にかけての形が綺麗でポリエステル素材なのもあって、乾きやすいだけじゃなく、洗濯してもシワができないのがありがたい。それとボタン裏の布地が意図してVラインになっていてそこに細やかなおしゃれを感じる。ポロシャツおじさん。

 午後、家にあるタオルを持ち込もうとコインランドリーに立ち寄る。今日はてっきり全国的に雨だと思って外に出たら、快晴でびっくりする。普段はそのコインランドリーに併設されているクリーニング屋さんを利用することはあるけど、コインランドリーは初めて利用した。洗剤代にお金かけたくないなと、タオルを詰めた袋に洗剤類を一緒に入れて行ったけど、そこのコインランドリーは洗濯代に洗剤代も含まれていた。徒労。

 洗濯と乾燥を待つ間、dマガジンで今月号のクロワッサンを読む。おしゃれな人がおすすめする買ってよかったもの、比較的どれも高い。その中に西友の箱なしティッシュペーパーをおすすめされている方がいて共感した。中国地方には西友系列がないので、あのプライベートブランドの簡素なティッシュが羨ましい。今はトップバリュの外箱なしティッシュを使っているが、パッケージの情報量が西友のと比べると多い。

 

6/30、午前中牛乳を飲みすぎたのと水を飲みすぎたのと、軟便剤を飲んでしまったののトリプルパンチで午後お腹が痛くなる。今日も滝口悠生さん『高架線』を読んだ。

 三郎は、基本的には他人にあまり干渉せず、温厚な人間だったが、ごく稀に怒りなのか、不満なのか、ともかく彼にとって不本意な状況で、彼の何かがリミットを越えることがあった。といって乱暴を働いたり、過激な行動を起こすわけではない。たとえば、座の話題が彼の納得いかぬ結論に落ち着こうとしている。と、彼は周囲にそれとわからぬように黙り込み、そして静かに姿を消し、たとえば三十分ほどいなくなって、やがて戻ってくる。別にさっきの話に文句をつけたりはせず、何事もなかったようにしている。あるいは、そのまま帰ってこず、翌日何事もなかったようにけろっと現れる。ごく短い時間だけ、瞬間的にそうなることもあって、そうなると周囲の人間も三郎がおかしいことに誰も気づかないことがあった。幼馴染みの私だけが、あ、キレた、とわかって注視していると、三郎の背中から影のようなものが立ち上がって、三郎と背後をうろうろしたあと、また背中に抱きつくように消える。そうすると三郎も元に戻って、また何もなかったように人の話を聞いたり、自分でしゃべったりした。(滝口悠生『高架線』より)

 単に経歴としての話なら、日本でも離婚なんてもうそんなに珍しいものではないから、これから先はもっと単なる失恋のひとつみたいに、気楽に人に話したりできるようになったりするのかもしれない。あるいは言わないでおいてもそれを隠しているみたいな気にならずに済むようになるのかもしれない。少なくとも友達や同僚が離婚したぐらいで驚いたり騒いだりする人は、同年代ではほとんどいない。けれど、そんな経歴のことはどうでもよくて、それが離婚だろうと、婚姻関係のない失恋だろうと、簡単に話せないような後悔とか反省とか、怒りとか憎しみとかが人の経験には必ずあるでしょう?履歴書の項目みたいなものじゃなくて、離婚した人ならその離婚に至る経験のなかに、いろいろな感情とか出来事が、一色に染められない濁ったいろいろがあるものでしょう?それは他の人には、すべてはわかりえないものでしょう?・・・ほら、長くなってきちゃった。やあね。(滝口悠生『高架線』より)

 とにかく、私はわがままでそんなに頭がよくもない。だから、あんまりなんでもかんでも思うに任せず、ここは大事だぞ、というところだけは他人が何を大事に思っているかを考えようと思っている。何を考えているかわからなかったり、理解できなくても、その人が大事だと思っていることが何かあって、それを私が簡単に否定したり、傷つけたりしないようにしよう。もちろん、いつもそんなふうにできるわけじゃない。ふだんは、口が悪いし、怒りっぽいし、自分勝手なこともするのだけれど、ここは大事だぞ、っていうところでは、気をつける。要するに、こういう失敗をしてきたから、もうしたくないということ。そして歩の三郎への謎の友情みたいなものは、文字通り謎で私にはわからないけど、わからないからといって簡単に否定したりしちゃいけないと思ってる。(滝口悠生『高架線』より)

 夕方図書館に寄る。借りていた本がこの日返却日で、そのうち滝口悠生さん『高架線』が読み切れていなかった。すでに貸出延長もしていたので、これ以上の延長はできない。ネットでこの本の予約数を見たら、誰も私の次に予約を入れていなかったので、司書の方に正直にこの本まだ読めてなくて、もしも次に借りたい人がいなかったら続けて借りたいです、と申し出た。あらかじめ予約がないのが分かっていたくせに、ずるいことをした。司書の方から、一回延長申請をされているので、今日は借りられないです。明日以降また借りてください、と至極真っ当なことを言われて、そうだよなと思った。もしかしたら最近返却された本の本棚からふとしたときに次に読みたい人が現れるかもしれなくて、そのふとした機会を奪うのはちがうな、と思って自分の傲慢さを反省した。

 ドンキでボックスガムの買い足し。今回はいつもより長い期間持った気がする。

 移動中にFMぐんま『mabanua50号より愛を込めて』を聴く。YUKIさんのライブに行ったmabanuaさんがライブの前日YUKIさんに「楽しみにしてます」というようなメッセージを送ったところ、「楽しませます」というような返事がYUKIさんから返ってきたらしく、意表をつかれたというような話をしていた。そのあとchara + YUKI「愛の火 3つ オレンジ」をかけていた。mabanuaさんのラジオは30分番組なのだけど、オンエアする曲を2番の終わりくらいまで意図して流している。選曲だけでなく、どこまで流すかまでこだわるラジオ番組が好きだ。

 晩ごはんは松屋で食べた。ふと松屋でやってることを考えた。箸や紅しょうがが切れそうになっている場合は、どちらもケースをちょっと開けておく。多分僕が帰ったあとトレイを下げる際に、箸入れと紅ショウガ入れが開いていたら、そこに視線が行くだろうし、そのタイミングで補充してもらえたらいいなと思ってやっている。僕の次の人が変にそういうストックがないとか些細なことに文句つけてくる人じゃありませんようにと思っている。あと、食後に口周りをテーブルにストックしてある紙ナプキンで拭くのだけど、その紙ナプキンはトレイの上には置いて帰らない。店員さんにとってはなんてことないと思う人もいるかもしれないけど、触りたくない人もいるかもしれないから、券売機の横にあるゴミ箱に捨てるか、もしなければ家に持って帰って捨てている。

 

7/1、昨日はずっとお腹がごろごろしていたのに、今朝は便が硬くて便所で悶えた。通勤途中に通る弁当屋さんの鬼のイラストがかわいかった。明日通ったら写真を撮ろうと思う。

 職場で今年度飲み会の幹事を任されている。そのため、今度7月異動があった方たちの歓送迎会を企画しないといけない。私の職場では、そういう会に大きな括りで誘うにあたって、まず便宜上の親交会みたいなものの会員になってもらうというステップを踏まねばならないのだが、この勧誘が私にとっては難しい。4月に異動された方をお誘いしたときは、ある方の上司にすごく口調がきつい方がいらっしゃって、そこに業務的に落ち着いておられるであろうお昼休みあたりを狙って声をかけにいったのだが、どうやらその日は大きな催事の準備があったらしく、お昼休みもてんてこまいだったようで、今この人に話かけないで、と上司の方から邪険に扱われた。その日は午後ずっと落ち込んだ。その反省も生かして、今回は退勤時間30分前くらいのタイミングで職場の人たちに声をかけに行った。

 実際は、この会には職場のほぼみなさんが入られているのだけど、みんなが入ってるから入りますよね、というような誘いはなんかどうしてもしたくなかった。4月はうまく説明できなかった、この親交会の目的や活動内容、飲み会の頻度もさらっと説明できたし、集金の有無や今後のスケジュールなんかも説明できた。みなさん優しい方でお誘い楽しみにしてます、と言ってくださって嬉しかった。こういうのが相変わらず苦手だし、たぶん他人からしたらこんなことにちまちま何言うかとかわざわざ考える必要ない、と思われるかもしれないけど、計画を立てて相手に少しでも嫌な思いをさせないよう工夫することが自分なりにできることだと思うし、そこを変えたくはない。

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 弁当屋さんの鬼。BROCKHAMPTONのKevin Abstractにちょっと似ている。

 帰ってからラジオ体操をして、昨日の『有吉弘行Sunday Night Dreamer』を聴きながら、4.6km走った。今朝半分ちょっと聴いていたので残りの30分くらいを聴いた。都道府県を毎週一つ決めてその都道府県についてあれこれ好き勝手投稿メールを読む「日本」のコーナーで、BGMに流れる秋川雅史さんの「千の風になって」を聴いた有吉さんが、即興で1フレーズ秋川さんより先取りして歌い始めて、歌詞を歌い手に教える歌の先生みたいに振る舞っていたのが意外な展開で面白かった。その後に流れたSuperflyの「愛を込めて花束を」でも歌につられ、メロディに合わせてメールを読んでいた。秋川さんとSuperflyはどちらも愛媛県出身。

 オモコロの記事が苦手だ。3人以上での会話がちょっと誰がより面白いことを言えるかという点が重視されるショーみたいになっちゃう感じというか、ボキャブラリーの大喜利合戦みたいなのが苦手。のっぺりとした平坦な会話だけしたい。

 カーペットに座布団を敷いて読書をしていたところそこで寝落ちする。1時半に目がさめる。ベッドに移動。その後、5時半に起床。起きても眠い。掛け布団をかぶって布団の重みに包まれ身体が温まらないと、眠りが浅い。

 朝あごのあたりにあるにきびを2つつぶしてしまった。家に帰ってからにきびを気にしないために、またひょっとして早く治るといいなという思いを込めて、ピンポイント用のバンドエイドを切って、二箇所に貼った。効果は知らないけど、意図せずにきびを触れないように対策できた。次の日に剥がしてみたけどあまり効果はなさそうだった。

 

7/2、給湯室でおいしいプリンを共有する職員の方と一緒になったときに、これ教えようと思ってたんですけど、とメイトーのティラミス風プリンがおいしいという情報を教えてもらう。なめらかっていう表記はないけど、あれはメイトーのなめらかプリンの仲間ですよと言われた。プリンという言葉が出た瞬間に食い気味に教えてください、とはしゃいでしまった。仕事終わりに早速帰り道によく寄るコンビニ、スーパーに立ち寄って探してみたけど見つけられなくて、普段いかないコンビニに寄って発見した。風呂上がりにそのプリンを食べた。甘みの中に苦味が含まれていて、美味しかった。

 帰り道、百貨店に入っているちふれに寄って詰め替え用の育毛剤を買う。店員さんが感じのいい方で、綾香というちょっとお値段高めの化粧水と乳液のテスターもくださった。嬉しい。

 とうとうよく行くスーパーでりんごが一玉200円を超えた。悲しい。今日は流石に買えなかった。あわせて、職場の人たちが残業してるときにあげる用のお菓子を選ぼうとしたけど、職場の引き出しに入れて夜間のエアコンが効いていない間に溶けちゃったらいけないから、チョコ系統は選べない。カプリコならセーフ?チーズおかきはしぶい?とかあれこれ考えたら面倒臭くなって今日買うのはやめた。

 ツタヤに行って漫画をレンタルする。Tシャツに晩御飯に食べた焼き鯖の匂いがしみ込んでいて、歩くたびに鯖の匂いが付いて回る。

 

7/3、お昼休みに、菅原慎太郎『いちごの唄』の金曜レイトショーの予約をした。

 実家に電話をしようとかねがね思っているけど、気づいたら9時半くらいになっているというのがここ3日くらい続いている。もどかしい。先月、実家に帰ったときに家の包丁の切れ味がどれも悪かったので、包丁を送りますと伝えたい。お昼に作ったカレーに入れたトマトも上手に切れず、潰しながら切るみたいになってしまった。以前、何かの時に無印の包丁をあげたのだけど、それも切れ味が悪くなっていた。シャープナーで研いだりもしたが、研ぎ機も長年使っているのもあって、全然切れ味が上がらなかった。それでも実家に帰った際に母が作る料理で切れ味が悪いように思える食材が出たことはないので、母の包丁使いが上手で、僕の包丁使いが下手ということにほかならないのかもしれない。リマインダーに「実家に包丁送る」という記載をふいに見つけて、アマゾンで包丁を注文し実家に送った。どうにもきな臭かったリマインダーの項目が消えた。明日また報告の電話を忘れずしたい。

 家に帰ってラジオ体操をして、3kmちょっと走る。腹筋背筋腕立てをして、洗濯機を回し、シャワーを浴びて、晩御飯を食べて、洗濯物を干す。20時から近くのファミレスで勉強、読書をした。昨日ツタヤで借りた新久千映『タカコさん』を読む。題材は面白いと思うけど、漫画としてはあまり面白くなかった。人よりちょっと耳がいいという、主人公タカコさんの感覚はとても分かる。だけど、街の雑踏をはじめ言葉による音描写や、穏やかに心動いているシーンでのキラキラしたトーン使いが多くて、少し気になってしまう。主人公の気づきも全て言葉で説明されていて、奥ゆかしさが薄い。それに、毎回のエピソードでのタカコさんの気づきが教訓として読者にちょっと押し付けられているような気がするのもなんだかもどかしい。物語のエピソードも並行的で、一つの地面に同じような深さの穴があちこちに掘られているような展開で、その個々の穴が繋がったり、積み重なったものがさらに深いところへ掘り進んでいくような雰囲気も第1巻の時点では、あまり感じられない。第1話であまり馴染めない女子会に参加したタカコさんを気遣った友達が、ほんとは女子会だって苦手なのにムリして来たんでしょ?と女子会の席でタカコさんに耳打ちするシーンがあるが、そこもうーんと思ってしまう。そのこっそりはたとえ他の人たちが聴いていなさそうでも、女子会のまさにその席で耳打ちする話題ではないように思うし、その友人の心配りはかなり傲慢なものだと思ってしまった。もしも自分がこういう作品を書くなら、帰り道が二人きりで一緒になったときに、ぼそっと伝えると思うし、それを伝えるにしても直接的ではなく、婉曲的に伝えると思う。そういう、物語の繊細さを大事にしてそうな、そういうことを特性とした持ったキャラクターが主人公の漫画なのに、その肝心な部分でがさつなところが散見されてしまっていた。それぞれの登場人物が作者によって恣意的に動かされていないように思える作品をもっと読みたい。

 近所のファミレスの入り口は二重扉になっていて、店内に近い方の扉は閉めるときに、何も気にせず閉めようとすると大きな音がたってしまうため、慎重に最後まで締め切るようにしている。今日もそれを意識してお店を出た。

【雑記】予定は未定で

6/22、朝起きて手話の勉強をした。手話は漢検が終わった後に始めようと思っていたことで、テキストに付属しているDVDを繰り返し見て勉強している。色んなコミュニケーションや表現方法を勉強していきたい。

 

6/23、土日のどっちか早起きして近くの運動公園でやってるラジオ体操に行こうと、金曜日職場に出勤したときから考えていたが、土曜の昨日は目が覚めたのが6時半ちょうどだったので先送りした。今朝は6時に目が覚めて、勝利を確信したのもつかの間、次に意識があったのは6時29分だった。今日はなんとしても先送りしないぞと寝ぼけまなこのまま家を飛び出し、会場に到着したころ、遠くに見える集団が行なっている動きはどうやらラジオ体操第一の終盤だった。視界の先に見える集団と同じ動きを真似ながら小走りで近づいていく成人男性。はたから見たら危ない人だ。ラジオ体操が終わるとなんとなくその場の空間にお辞儀なんかしたりして緩やかに解散していく雰囲気が好きだ。ラジオ体操が終わると同時に、携帯のアラームが鳴った。6時40分。家に帰る前にコンビニで氷を買って、家でアイスコーヒーを淹れた。イヤホンで聴いていた朝のラジオで和田アキ子さんの「悩み無用!(readymade mix)」がかかって途端に元気が出た。

 

6/24、久しぶりに残業した。帰り道、スーパーでりんご、ミロ、コーンフレーク、ヨーグルト、豆腐、納豆を買う。旬が過ぎてずいぶん経ったためりんごの値段が高くなっている。悲しい。安いスーパーでも一玉130円くらいする。一方、今が旬のオレンジは日に日に安くなっているので、そろそろりんごじゃない果物を買おうか迷っている。

帰宅してからTBSラジオ『アフター6ジャンクション』をradikoのタイムフリーで聴きながら作り置き用のごはんを作った。今日作ったのは豚バラ大根ととうもろこしごはん。アトロクの今日の19時台はスカート澤部渡さんがゲストで、バンドセットでのライブをされると聴いていたので楽しみだった。中でも「CALL」から「君がいるなら」の流れが印象深かった。個人的にこの二曲は8分音符でジャジャジャジャ....とギターを鳴らすイントロの展開が似ていて、対になる曲だと思っていたので、「君がいるなら」のイントロを聴いたときは気分が高揚した。明日のライブコーナーは王舟さんと続く。明日も楽しみ。

ご飯をそれぞれ一食分のタッパーに詰め、冷蔵庫と冷凍庫にそれぞれしまった後、レンタサイクルでスーパー銭湯へ行った。二日ぶりのスーパー銭湯。自転車で片道20分くらいかかるので、決して近所とは言えない。サウナがあって、しかもテレビが備えてある比較的安いスーパー銭湯の最寄りがそこなので行っている。行く途中、アンジュルム『輪廻転生』を聴いた。凛とした強い楽曲ばかりなのだけど、中でも「もう一歩」という曲がお気に入りで繰り返し聴いている。ラストサビ前の溜めがすごい。思えば、僕が好きな曲の傾向として、二番くらいまでの楽曲が発するメッセージの内容量と比べて、終盤の落ちサビ、Cメロ、おかわりサビ等で展開をアレンジして歌詞や曲としてのメッセージをぎっしりすし詰めにする曲が好きだなと思う。それは例えば、New Radicals「You Get What You Give」や、ヒプノシスマイクDivision All Stars「Hoodstar」、でんぱ組.inc「きっと、きっとね。」、桜エビ~ず「それは月曜日の9時のように」がパッと思いついた。

スーパー銭湯でサウナと水風呂を3セットしてすっきりとした気分に。更衣室で家から水筒に入れてきた牛乳といろはすの2Lペットの半分くらい残ったのを飲む。自転車での帰り道にあるなか卯とその近くのラーメン屋さんではお店を閉めた後に、作業服を着た方達による改修作業が行われていた。12時過ぎの風景が新鮮だった。家について玄関に足を踏み入れた瞬間、部屋の奥から豚バラ大根の匂いがした。美味しそうな匂いに思わずにやっとしてしまった。

 

6/25、今日は仕事中ずっと眠かった。反省。

職場の人に誘われ、ビアガーデンへ。駅前の百貨店の屋上が会場で、集合時間に到着しても誰もいなかった。こういうときは持ち前の心配性が発揮してしまう。違う百貨店が会場だったかと前に会場を調べた時の検索履歴を探そうとしてしまったが、その数分後に職場の方がやってきた。アサヒ、キリン、モルツ、エビスのビールサーバーがあったけど、最初の頃はエビスビールだけ品切れだった。職場の人がエビスが一番好きでその次にプレミアムじゃないモルツが好き、という持論を話されていた。二次会ではカラオケに行って、一緒にカラオケにしばしば行く女性職員の方と一緒に恋するフォーチュンクッキーふたりはプリキュア、46億年LOVEを歌った。

 

6/26、朝起きたら昨日のビアガーデンで食べ過ぎたのか、胃もたれ気味だった。

仕事終わりにこないだ尾道に行ったときにやってみたいなと思っていたシネマ尾道のボランティア活動のことを伺おうとシネマ尾道に電話をかけた。土曜に面接をしてもらうことになった。履歴書を持ってきてくださいと言われ、緊張する。

昨日のビアガーデンの席で上司の方からもらった東京土産がリュックのポケットから見つける。帰ったら冷やして食べて、と言われていたのをすっかり忘れていた。帰ったら冷蔵庫に入れようと帰り道に思う。

仕事終わりに、大学生の演劇を観た。ツイッターやパンフレットを見ると大学で初めて演劇部に入った人ともとから演劇に携わってきていた人とが入り混じっているようだった。演劇の内容は主人公の蔵から妖刀が見つかったことを発端として、日常と非日常が交錯しながら登場人物の周囲を巻き込み大きな物語に展開するような作りになっていた。引きのある展開で暗転を迎えるたびに面白いと思った。お前はお前のままでええんじゃ、うまく笑えなくても仏頂面でも、胸を張ったらええと、この劇の大きな肯定的なメッセージが冒頭とラストにサンドイッチするように挿入されていて励まされた。無料につられて行ったけど観に行ってよかった。

イオンスーパーに併設してあるパン屋さんに売ってるもちもち棒ナツ(きなこ)が美味しい。21時くらいから割引を始める。今日はおつとめ品で売っていたので買った。

 

6/27、仕事終わりに昨日冷蔵庫に入れようと思っていた東京土産のお菓子をしまい忘れていたことにまた気づく。ミルフィーユのお菓子で、もらった時より気温のせいで歪んでいた。帰り道の間ずっと、お菓子、冷蔵庫と念じ、帰ってから無事冷蔵庫に入れた。

最近の夜食といえば、グミのコロロ。冷凍庫で固めたコロロを口に運んで、2Lの水をゴクゴク飲む。ちょっと前に売っていたシーベリー&デーツのコロロが美味しかったけど、終売してしまったようで、ぶどうかマスカットをよく食べている。

本屋さんに寄って雑誌Silver、メンズファッジ、映画秘宝をパラパラ読みする。スタバでアイスティーの薫る煎茶を飲む。明日『スパイダーマン:ファーフロムホーム』を観るので、予習として前作ジョン・ワッツスパイダーマン:ホームカミング』をNetflixで観た。ピーターの通う高校に私が好きなJorge Lendeborg Jr.が出演していた。相変わらず人懐っこい眩しい笑顔をしていて見惚れた。

 

6/28、週末。今週は長かった。今日はボーナス日。今日は仕事中に職場の人と色々話しながらできたのでやりやすかった。相談だけじゃなくって雑談とかもしながら仕事進めていかないと、強迫観念で息がつまるのでこう言う風に喋りながらやっていかないといけない。仲のいい方や一方的に親しみを感じている方が異動される。寂しい。

レイトショーでジョン・ワッツスパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を観た。NHKドラマ『ミストレス〜女たちの秘密〜』では主演の長谷川京子さんが自身の唇に全神経を集中させ長谷川京子さんを熱演されていたが、本作ではZendayaが唇でZendayaを熱演していた。前者は油断のある唇演技で、後者は固く閉じてる感じ。

 

6/29、今朝乗ろうとしたレンタサイクルのカゴに、ポケモンの攻略本があった。フタバ書店で前に乗っていた人が忘れたもののようで昨夜の雨で本の側面はちょっとたゆんでいた。攻略本、久しく買ってないな。

午前中映画ボランティアの面接。直前に尾道駅ミスドで履歴書を書いた。ドーナツはもっちりフルーツスティックのシナモンとハニーチュロを食べた。面接では、変によそ行きのモードにならず落ち着いて楽しく色々話せた。今は家族がとても大事で、月1では帰省をしたいので、毎週のボランティア参加は難しいけど出来るだけ参加したいと、採用前から困るようなことを勇気を出して申し出たら、それはいいですね、参加できるときでいいので参加してくださいと言ってくださって嬉しかった。来月から早速ボランティアに参加することになった。

面接の後、大学時代の部活の後援会費とモンベルの年会費を尾道駅前のゆうちょのATMで支払う。

帰りに倉敷のアウトレットに立ち寄る。クリアフレームのめがねと白いスニーカーと黒のキャップ目当てで行ったが、しっくり来るものがなくて結局うろうろして帰った。

アトロクをタイムフリーで聴く。金曜20時台のフューチャー&パストの番組振り返りの際、木曜パートナーの宇内さんがニオイがきになるタオルはコインランドリーの乾燥機の熱でそのニオイが飛ぶという話をされていて近々真似してみようと思う。

ストリーミング配信をしていないアーティストをネットで検索すると、アーティスト一覧がまとめられた記事が結構出てくる。その情報の中には、掲載当時はストリーミング配信してなかったけど、現在は配信しているアーティストもいたりして、多少その情報にタイムラグがある。その一方で、ストリーミング配信はしているものの、新譜のストリーミング配信にラグがあるアーティストもいる。ふと思いついたもの羅列してみる。ももいろクローバー(最新アルバムはレンタル開始頃配信)、YUKI(最新アルバム『forme』は未配信)、平井堅(2017年以降にリリースしているものは未配信)、宇多田ヒカル(最新アルバム『初恋』は2018年6月27日リリースから約5ヶ月ちょっと経過した2019年1月18日に配信された)、スカート(最新アルバム『トワイライト』はリリースから約1週間でストリーミング配信)、ハンバートハンバート(6/26リリースの最新アルバムはアルバム先行曲のみ配信、2017年『家族行進曲』あたりからこの方針を取っている。レンタル開始と同時期くらいの一定期間経つと全曲配信)

ちょっと前に買ったきょうの料理ビギナーズ7月号を読む。マリネ特集。あまりマリネって作ったことはないが、日持ちもするし、夏野菜を単品もしくはもう一品加えれば簡単にできるのは楽だなと思い、挑戦してみたいと思ってる。夏野菜ではなすが特に好き。なすのマリネが簡単そうで美味しそうだった。

【雑記】ハローと言いたい

6/18、仕事で依頼文を送ろうと思って、以前職場の人に回覧をお願いしていた文章が添削されて返ってきた。添削されることそれ自体はありがたいことだと重々分かってはいるつもりだけど、こんな些細なことでも自己否定されているような気持ちになってしまう。もっとたくましくなりたい。

 お昼ごはんとして持っていく冷凍ごはんのストックがなくなったので家に帰ってから、大葉、梅干し、ツナ、大麦で炊き込みご飯を作った。ちょっと水っぽくなってしまったが、それでもおいしい。夜にラジオを聴いていたら山形県沖で大きな地震があったという緊急ニュースが報道されていた。北陸東北圏に何人か知り合いがいるので、ラインを送ってみた。とりあえずみんな大丈夫そうで安心した。

 

6/19、職場でいろんな方からお土産をもらうことがある。今日はピーナッツせんべいが配られた。久しぶりに食べたらこんなにおいしいのか!と一口一口ありがたがりながら食べた。水筒に入れていたアイスコーヒーとぴったりだった。

 仕事終わりにセブンでスカート『トワイライト』を受け取った。『トワイライト』の中では「ハローと言いたい」のBメロの進行があまり聴き馴染みがないもので、確かめるように聴いている。その後、ツタヤにも寄って、アイドルマスター『クレイジークレイジー』とスピッツ『優しいあの子』をレンタルする。ツタヤのレンタルランキングってレンタル開始日に即ランキング順に陳列されていて、一体何を集計した順位なのかさっぱりわからない。

 私は音に敏感だと思う。周囲の人の立てる音で感情を過度に読み取ってしまう。戸棚を閉じる音や引き出しをしまう音を無意識にたてる人か、意識してたてる、たてない人かとか。咀嚼音も気になる。麺をすする音やスープを吸う音が気になる。誰かといるときは基本的にはたてないけど、その人が音を立てる方がきっぷがいいと思うような話をしていたり、意識的にすすっていたりしたら自分も真似するようにしている。飲み物パックのストローのずぞぞという音も出来るだけたてない。出さないように、ストローを持ち上げて空気を容器に含ませストローから口を離したりしている。

 げっぷやおならも気になる。口を閉じているけどこの人は今げっぷをしたなとか、げっぷすることが生理的に無意識にしている人に会うと、ちょっと戸惑う。おならも人前ではできない。トイレでも用をたすときに隣に誰かがいてはおならが出せない。

 自分が立てる音や他の人が立てる音に敏感であると言ったが、一方で自分が立てる音で他人よりも鈍感な部分もある。それは鼻をすする音。たぶん人より大きいと思う。中学生のときそのことでクラスの人からからかわれたことがあって、初めて自分の鼻をすする音が大きいのだと知った。恥ずかしかった。

 ここまでは迷惑にならないよう音を立てない事例を挙げたが、他方、迷惑にならないようにあえて音をたてることもある。それもトイレなのだけど、個室トイレにすでに誰か入られているタイミングで小便器を使うとき、出来るだけ小便器のところに私いますよアピールをする。わざと大きくため息をついたり、それこそ得意の鼻すすりをする。そうすると個室に入っている人は外に人がいることがわかって、個室トイレが出るタイミングを見計らうことができると思っている。出来るだけ自分も個室トイレから出るときに人と出くわしたくないので。以前に大学の友達と電話でこの話をしたときに、女性トイレではこういうことってあるのかなという話をした。聞いてみたいけど、話題の一周目から出来る話題ではないのでまだまだできなさそう。

 

6/20、職場を後にして着信履歴のあった電話番号に電話をかけると紀伊國屋書店だった。予約していた『芸人芸人芸人』が届いたそうなので、受け取りに行った。岡山で暮らしていると書店での新刊の到着日は1日~2日遅れる。かが屋のインタビューが面白かった。

 家に帰ってラジオ体操をして、走った。今日は4.7km5分切るくらいのペース。コンプレッションシャツにタンクトップで走っているとセルフイメージがくまだまさしさんに思えてきて、元気が出てくる。件の闇営業に関与しているらしくちょっと心配でもある。帰って腕立てと腹筋をしてシャワーを浴びる。こないだ雨の日に仕方なく買ってしまったセブンのタオルで身体を拭いて、髪を乾かして、ご飯を食べる。最近走った日やトレーニングをした日には、トップバリュの無脂肪牛乳を飲んでいる。もともと低脂肪牛乳って独特のにおいがしてあまり好んで飲んでいなかったけど、イオンスーパーで売っている無脂肪牛乳は独特の香りがなくて、こってりした口当たりもほとんどないので、水みたいに後味さっぱりでごくごくのめる。トレーニング終わりにはプロテインを飲むのがいいのかもしれないが、この無脂肪牛乳もけっこう栄養価が高くて、なおかつ1パック170円くらいなのでお財布にも優しい。ご飯を食べたあとに職場の人からおすすめされた整骨院に電話予約をした。

 

6/21、職場の人が僕が作った資料にコーヒーの水滴をこぼしてしまったらしく、ごめんねと言ってスタバのチョコをくれた。全然気にしてなくて、むしろなんかかわいらしいなと思った。ふと、紙にシミができるということで昔のことを思い出した。小学生のときに使っていた音読カードや一旦神棚に置いていた通信簿は実家のご飯を食べるところで主に両親が見て、そのあと置きっぱになったものを祖父母が見ていた。どの過程かわからないが、そういう風に紙類を食卓の近くに置きっぱなしにしておくと、油染みや醤油のシミがついていたものだった。当時は、恥ずかしい思いをしたくないという気持ちが今以上に強くて、犯人でもない母にきつく当たっていた。初めはごめんな~と言っていた母も、あまりに僕がくどいのと、食卓に紙類を置くリスクは分かっているだろうそれがわかるならそのリスクは避けなさいと途中から言い返されるようになり、もう食卓には置かずに見せたい人に見せたらすぐ食卓から引きあげろというようなことをアドバイスされた。思えば通信簿を神棚に置く習慣、いつからかしなくなってしまったなあ。

 仕事終わりに職場の人にすすめられた整骨院に行く。整骨院というものにかかるのは初めてだった。19時に予約。店内の雰囲気など全く調べずに行ったら、施術台が一部屋に8こくらい置かれただけの空間で自分がイメージしていたのとはちょっと違った。歯医者とかのイメージで、部屋はそれぞれ個別なのかと思ってた。問診票にお困りのことは何かありますかと書いてあったけど、正直無料体験で来ただけなので、猫背なくらいしか困ってることはあまりなかった。入店する直前までエアーポッズで何か聴かれてましたね~音楽お好きなんですか~という話題を振られ、会話のきっかけとしてそういう部分も欠かさず見られているのかという驚きでちょっと引いてしまった。いつもの通りもごもごと、好きな音楽を上手に答えられずにいると、お店の人はKID FRESINOさんが好きと言っていたので、ちょっと話題が合わせられてほっとした。施術をしてもらった後に、今の身体の状態、施術前と後で比べると110でいうとどれくらいですか?という問いをされるが、うまく答えられない。

 

6/22、午前中に整骨院へ。マッサージや姿勢矯正をしてもらってるのは気持ちいいけど、身体が軽くなったとかそういうのはわからない。こういうときに嘘をつけないので反応が上手にできない。

 食パンではふんわり食パンが好きでたまに買うことがある。あれの8枚切りでピーナッツサンドを作ってコーヒーを淹れて一緒に食べるのが以前は春のパン祭り期間中の定番になっていたのだが、今暮らしている周辺のスーパーやドラッグストア、ドンキにはふんわり食パンの4-6枚切りはあっても8枚切りはない。もどかしい。4枚切りを半分に切ったりもしたけど、やっぱり便利なものを先に知ってしまっているから面倒に感じてしまう。

 ユニクロでシャツの品名を間違えて買う。レギュラーフィットとスリムフィットではサイズ感が全然違う。後悔。

 

最後に最近ツタヤでレンタルしたものをメモしておく。

CD:スフィア『best friends』、スフィア『10s』、Juice=Juice『First Squeeze!』、アンジュルム『輪廻転生〜ANGERME Past, Present & Future〜』、aikoaikoの詩』、Sexy ZoneXYZ=repainting』、THE IDOLM@STER シンデレラガールズ『クレイジークレイジー』、SMAPSMAP 005』、スピッツ『優しいあの子』、V6『ある日願いが叶ったんだ/All For You』、THE IDOLM@STER MILLIONLIVETHE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 01』(『勇者ああああ』でやさしい雨松崎さんがこのアルバムの表題曲を嬉しそうに歌っていてレンタルした)、Sexy ZonePAGES』、KAN『めずらしい人生KAN19871992』(オリジナルアルバムはだいたい聴いているが、aiko先生がこのベストアルバムに収録されている「こっぱみじかい恋」をおすすめしていたのでレンタルした。)

マンガ:浦沢直樹『あさドラ』(1)、ヤマシタトモコ『さんかく窓の外側は夜』(1)、山本さほ岡崎に捧ぐ』(2)、志村貴子『娘の家出』(3)、花沢健吾『たかが黄昏れ』(1)、臼井儀人クレヨンしんちゃん』(1)、十日草輔『王様ランキング』(1)、志村貴子『娘の家出』(3)、藤崎竜封神演義』(4)、あだち充『スローステップ』(1)、日暮キノコ『個人差あります』(1)、志村貴子『娘の家出』(1)

 

 

 

【雑記】それでは息がつまるので

 

6/10、仕事終わりにK野さんと晩ごはんを食べる。入店すると店内では大橋トリオさんの曲が流れていて、「大橋トリオが流れるお店はおいしい」というようなことをK野さんがおっしゃっていた。それがどこか誰も傷つけない笑いで面白かったのだけど、それを伝えるちょうどいい感じの機会を逃してしまった。この日行ったのはパスタのお店で、コブサラダという贅沢なサラダとバゲットピザがついたパスタのセットを食べた。僕が選んだバゲットピザはゴルゴンゾーラチーズが使われており、隠し味に酒粕が使ってあるような風味がした。組み合わせが新鮮で特に美味しかった。

 ご飯を食べた後はファミレスに移動して、ドリンクバーを頼んで、だらだらとしゃべった。最近K野さんとは本の貸し借りを細々続けていて、こないだは高松美咲さん『スキップとローファー』(1)と田島列島さん『水は海に向かって流れる』(1)を貸した。今回は荻上チキさんとヨシタケシンスケさんの共著『みらいめがね』を貸して、K野さんからはジェーン・スーさん『私がオバさんになったよ』を貸してもらった。

 家に帰ってTBSラジオ『荻上チキ Session22』をタイムフリーで追いかけながら聴くと、オープニングトークで『アラジン』の話をしていた。『アベンジャーズ:エンドゲーム』について公開時に番組で特集をした際、これから公開される『アラジン』について話題にあげた当時のことを振り返り、何かを上げる(褒める)時に比較対象として何かを下げる(貶す)必要はないし、まだ見ていないものをクサす必要はなかったとチキさんがちょっと反省した口調で話されていて、自分もそういうこと普段から気をつけてはいるけど、意識していても間違えてしまうときはあるので共感した。KICK THE CAN CREW「千%」のLITTLEさんのバースで「茶化したり したり顔でバカにしたり その本気を笑いにしたり 下に見たりしない」という好きなフレーズがあって、そのことも思い出した。

 

6/11、朝の排便がまたちょっと硬くなったので、お医者さんから出してもらっている軟便剤を飲んだ。お尻が痛いと原由子さん「じんじん」が頭の中で流れる。賑やかなトイレ。

 仕事終わりに5kmちょっと走った。この日のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』20時台の特集「ビヨンドザカルチャー」のストソン特集が面白かった。様々なお店のテーマソングを紹介するもので、その中でも特にドラッグストア・トモズの曲を聴いたときはその懐かしさに思わず声が出た。仙台で暮らしていた大学生の頃、最初の2年間住んでいた場所の最寄りのドラッグストアはサンモール一番町にあるトモズだった。

 21時前に実家に電話する。私の両親はどちらも携帯を持っていないので、連絡するときは自宅の固定電話に電話をかける。なんとなく21時以降に電話かけるのは申し訳ないと思っているので、電話してもいいのは21時までと自分の中でルールを決めている。母は漢検直前ということで、結構焦っているようだった。せっかく覚えたことが三歩歩いたらすとーんと抜けちゃうということを10分ちょっとの電話で少なくとも5回くらいは言っていた。

 

6/12、昨夜久しぶりに早く寝たので4時半前には目が覚めた。Creepy Nutsオールナイトニッポン0がまだ放送している時間だったのでお尻の方を聴いたらゲストの宇多丸さんは既に退室されていて、エンディングトークでリスナーが宇多丸さん退室時の挙動についていじっていた。昨日の夜寝る前に聴いていたT.V NOT JANUARY『ふつー』をもう一度改めて聴いた。優しい気持ちになれるアルバムで、その感覚は片想いのアルバムを聴いたときのものと似ていた。好きだった人に教えたくなったけどやめた。

 仕事中、先日アイロンで火傷した手首が目に入った職場の先輩から手首大丈夫?とちょっと含みのある感じで心配をされた。もごもごしながらこれはアイロンでってあれこれ言ったけど、むしろ疑念を深めてしまったかもしれない。相変わらず説明が下手だ。

 仕事終わりの帰り道にスーパーに寄ったら、夏ポテトが置かれていた。梅味のポテトチップスは様々なものがあるが、夏ポテトの梅味は特に好きで、毎年シーズンになると2回以上は買って食べている。梅味のポテトチップスで言えば、春くらいに食べていたチップスター紀州の梅味も美味しかった。今はきっと終売してると思うけど、また食べたい。

 テレビ朝日『マツコ有吉 かりそめ天国』がABCテレビ『相席食堂』みたいなシステムを導入していた。雑誌POPEYEの映画特集では、ぴあでみうらじゅんさんがやってる連載みたいなチラシ放談企画がされていた。ちょっと前の『久保みねヒャダ こじらせナイト』でお三方が指摘していたテレビ朝日『ポツンと一軒家』のジェネリック番組ができてるという話題を思い出した。

 夜中トイレで目がさめる。冷蔵庫のヴーンという駆動音を最近よく聴く気がする。6年目の冷蔵庫。家電を買い替えるのタイミングってどのくらいなのか分からないので、ついつい人に経験談を聞いてしまう。

 

6/13、有吉さんのラジオでサカナクション「忘れらないの」を聴いて以来、気に入って聴いている。まだストリーミング配信はされていないようで、radikoで「忘れられないの」と検索して、どこかのラジオ番組でオンエアされたものをあちこちジャンプして聴く。J-WAVEの早朝に放送しているものだとラストサビ前くらいまで聴けることに気づく。好きだった人にもこの曲素敵なのでリリースされたら聴いてみてくださいとおすすめしたいけど、こういう押し付けにうんざりされてしまったのだろうし、タイトルがタイトルだけに思ってもいない言外の意味が伝わってしまいそうで、伝えられずにいる。先日のT.V. NOT JANUARYもだが、そういうことが少しは減ったきたものの依然としてある。

 柴崎さんの本を続けて読んでいる。

 いやいやいや、わたしは、なんていうか、何か言って変えようって気力がないというか。たとえば、えーっと、道路のほうにはみ出してどーんと伸びてる木があって通りにくくても、その木にどうにかしろって注意したり、家の人にあの木がひどくてってずっと言ってても、エネルギー消費するだけだなって考えてしまうんですよね。別の道通ればいいし、木もなんだかこんな感じに伸びてしまったんだから仕方ないなって、そういう感じです。(柴崎友香『わたしがいなかった街で』より)

 この日は寝る前に滝口悠生さん『高架線』を久しぶりに読んだ。

 彼女が最後に送ってきた写真こそ嘘だと私は思った。男性であるという告白が嘘だと言うのではなく、ふだん彼女がどんな格好でどんなふうに過ごしているのか知らないが、あれは彼女の本当の自己像ではないはずで、その装いも飾りもすべて剥がした姿を、敢えて彼女は私に送りつけてきたのではないか。彼女に胸の大きさや、性体験を訊きたてた私は残酷だったろうか。そうだったかもしれないし、けれど、おそらく自分が思い描く本当の自分だったのかもしれず、そんなものは嘘も本当もないと言えばそれまでで、本当なんて思い込みに過ぎないが、そうやって私と彼女が感じていた本当らしさが、私の実感や、あの手紙のやりとりをしている間きっとたしかに私が感じていた恋愛の幸福、その後あっさり冷めてしまったけれどたしかにあったと今も信じられる嘘ではない恋愛の感触を、支えてくれているのではないか。

 しかしこのようにはっきりしないことを言葉にして説明してしまえば、やっぱりどんどん嘘くさくなる。語れば語るほど、理屈らしくなって、理屈らしくなればなるほど、理屈で反論するのが簡単になって、本当らしさが削がれていく。だから、あんまりしゃべりたくないんだけど、しゃべらないわけにはいかない。(滝口悠生『高架線』より)

 

6/14、街中で知らない誰かとすれ違うときに何気なく聞こえる言葉ってそれほど多くはないけどなぜか耳に残ったりする。今日はその瞬間の言葉が「あの人のインスタの裏垢が~」だった。こういう話題は出来るだけ耳に入らないようにしたい。

 職場の飲み会を一次会で抜け出し、F・ゲイリー・グレイ『メン・イン・ブラック:インターナショナル』を観た。オリジナルシリーズからの価値観をアップデートした部分はあったように思うが、起承転結にそれほど大きな起伏がなくて、特に転の部分がすごく控えめだった。テッサ・トンプソン演じるMが「女性はみんなクイーンよ」というようなことを言っていて、格好良かった。映画終わりに建物を出ると雨が降っていて、飲み会の会場に傘を忘れてしまったことに気づいて取りに戻る。雨が降ってないときでも傘のことを思えるようにならないといけないっていうのを、もうちょっと一般的な事柄や人間関係に拡大して考えて、勝手に落ち込んだ。

 

6/15、実家に帰省。母が用意してくれていた晩御飯は炒飯、炒飯の具材が余ったので使いまわしたというみそ汁、ポテトサラダ、レタス、プチトマト、カレイの焼いたの、白いかのお刺身、きんぴら(白いかの足はここに活用してある)、すいか、ぜんざい。全部美味しかった。おかずを食べてはおいしいと口にする私に母は得意そうに調理時の話をしてくれた。

 少し前に元自分の部屋の照明がLEDに変わった。常夜灯もLEDになったようで依然と比べて明るくて気になる。

 

6/16、 母と漢検終わりに、割引券が二人分あるからと言われ、ちよ志にお昼ご飯を食べに行った。車での移動中、中学校の卒業式のあとにどこかにお昼ご飯を食べに行こうと父が言って、両親と僕の3人で連れて行ってくれたご飯どころがパチンコ屋に併設してあるお店で、うどんとたらこ乗せご飯を食べたことが恥ずかしかったけど嬉しかったという話を母にしてしまった。母もそのときのことを覚えていたようで、あれはないよな~もっといいところ連れてってくれたらよかったのに~と笑っていた。僕も笑った。母がずっとちよ志のことをちむらと言い間違えていて、なんでちむらって言い間違えちゃうだろう~と自問自答していた。ちよ志から家に帰る道中にちむらは鳥取にあるちくわ屋さんだとハッと思い出したらしく、一人で納得していた。本当はちよ志じゃなくていくつか母と行きたいところがあってそこに一緒に行きたかったと話したら、じゃあ今度連れて行ってと言っていた。

 家に帰ってちょっと休憩してから、母と祖母と出かけて、だいぶソールがすり減っている祖母の靴を新調しに行った。

 夕方鳥取でずっとお会いしたいと思っていた方とご飯を食べた。鳥取駅前で蕎麦を食べて、移動して喫茶店でかき氷を食べた。私は人が好きなものを聞くのが好きなのだが、好きな菓子パンについて話をした。菓子パンはパッと思い浮かばないけど、パン屋さんの塩パンが好きだという話をしていた。その方と別れたあとに、よく食べる菓子パンを思い出されたようで、ファミマの濃厚ミルクフランスが美味しいと後から教えてくれた。

 

6/17、午前中、昨日撮った祖母と母の写真の現像をする。お昼ごはんを作るためにスーパーに寄ったら、売り場の店員さんと調理部門の店員さんが明日あるらしい健康診断について楽しそうに話していて、平日午前中のスーパーの居心地の良さを感じた。お昼にはきんぴらごぼう、ひじき煮、カレーを作った。帰り際に現像した写真を祖母とお昼休憩で職場から一時帰宅した母に渡した。祖母は昨日靴を買いに行ったことが昨日よりも少し遠い昔のように感じていたようで、写真をまじまじと見つめていた。

 実家から岡山へ戻る帰り道、ローソンでアイスカフェラテを買った。おいしい。店員さんが宮本信子さんみたいな溌剌とされた方で、ローソンがひよっこのすずふり亭のように思えた。アイス、ワン。

 夕方、歯医者で定期検診をしてもらった。行くたびにミュージカル系の楽曲がBGMに流れてる歯医者さん、前々回は『グレイテストショーマン』のサントラ、前回は『アリー/スター誕生』のサントラだったので、今回は『アラジン』のサントラかなと予想していたら、『アリー/スター誕生』のサントラが変わらず流れていた。数ヶ月に1度しか訪れる機会がないので、ローテーションは分からないけど、仮に毎日流れていたとしたら、なんとしても映画を観たくなりそうだと思った。

 検診中、下唇の裏にある口内炎の存在に気づかれて、恥ずかしかった。口内炎の治し方を伺ったところ、睡眠が一番の薬ですね、と言われた。ビタミンを摂ったりすることももちろん大事らしいけど、とりあえずしっかり寝ることを勧められた。ここ2回の定期検診は3ヶ月おきにと言われていたが、上手に歯磨きできているので次から4ヶ月に一度でいいですよ~と言われたのが、嬉しかった。

 この日家に帰ってから、SNSばっかり見ていた。見ているのに見ていないふりをするのが疲れるので、絶賛見てるぜー!か、携帯を気にせず過ごすかのどっちかにしたいができていない。格好つけたくない。

 

【雑記】爪を噛まなくなった話

 小さい頃からのやめられない癖がある。それは指の爪を噛んでしまうことだ。他人には恥ずかしくて相談できず長らく悩んでいた。

 爪を噛んでしまうという話を私はこれまで家族以外にはほとんどしたことがないように思う。整えたとはおべっかでも言えない深爪に気づいている人もいたかもしれない。しかしそれを真っ向から伝える知り合いもいなかった。みな優しかった。私も私で知り合いに会う約束が決まったりすると、以降その人に会うまではなるべく爪を噛まないように意識したりしていた。

 爪を噛んでしまうことについて、落語家の春風亭一之輔さんは自身のエッセイで飄々と書かれていて、ああ、こういう風にあけすけに話せるほど私はまだ自分のやめられない癖と向き合えていないな、他人に何か負の感情を持たれたくない気持ちの方が強いなと思っていた。(エッセイはたぶん『いちのすけのまくら』だったように記憶している。他にも自身のラジオ番組『SUNDAY FLICKERS』でもたまに爪を噛むとか鼻をほじるという話をしている)

 私の母もこの癖のことを知っていて、両親が共働きで姉弟の末っ子である私に十分な愛情を注いであげられなかったことを紐づけて、 幼いころのあの寂しさがあったから、だから今もこの癖が抜けないんだと断定し、私が爪や甘皮を噛んでいるところを目撃しては口にしていた。私もなるべく爪を噛んでいるところを両親、特に母には見せまいとしてきていたが、それは自慰行為を目撃されそうになり、変に自然体を装うような風だったので、余計に母にはその瞬間が強く印象づいているのだと思う。忙しいながらも、私は両親から愛情を十分にもらっていたと思っているので、癖の原因を勝手な憶測で話されるのが嫌で、その反動で余計に自分の癖から抜け出せなくなった。

 思春期の迎えたあたりから写真に自分の爪が映るのが特に嫌になった。現在ではSNS等に写真をアップするときに極力爪が映らないように、写真を見た人に私の癖を見透かされないように、細心の注意を払っていた。購入したものなどを撮るときも手が映らないように、どうしても手が入ってしまうときは爪が映らないように指の腹がカメラに向くようにしていた。

 爪を噛むのは無意識だ。それはときになんとなく寝付けない夜の寝床で。それはときに休みの日に家でなんとなくぼうっとしているときに。一日中家でだらだらと過ごした罪悪感が生まれ出し、あぁ外に出て気分転換しなきゃな、何を着て行こうかな、今日の天気どうかな、暑くないかな、色々考えてたらなんか外出るのちょっと面倒だな、とあれこれもやもやしている休みの午後が一番危ない。ふと気づくと爪を噛んでいない指の方が少なくなったりしていて落ち込む。爪を噛みすぎてしまった後は、それまで空気にあまり触れていなかった爪の下の皮膚に風があたって、爪先がじんじんする。瞬間的に爪を噛んでしまったことで、爪先の鈍い痛みを延々と感じ後悔させられる。自分にまた負けてしまったという気持ちになる。

 

 それがどういう因果か自分でも全く見当もつかないが、5月に好きだった人と別れて、爪をさっぱり噛まなくなった。ここ1ヶ月半を振り返ると、たしかに一度も爪を噛んでいない。爪を噛まない人はよくご存知かもしれないが、爪を噛まないと爪先が爪を噛んでいるときよりもずいぶん固くなる。そんな多くの人からすれば些細であろうことが、私にとってはそれはそれは新鮮で、ふとしたときに他の指の爪や指の腹で爪先の固さを何度も何度も確かめている。

 ただ、爪を噛まなくなったものの、爪を噛むのを克服できたとは思っていない。たぶん、今後も何かのきっかけで爪を噛んでしまうことがあるかもしれない。爪を噛んでしまったらそれはまあしょうがないことだとも思っているが、それでも爪をなるべく噛まないように今意識していることがある。それは家にボックスタイプのガムを切らさないことと、爪を噛むなと自分のもやもやした気持ちを押さえつけるのではなく、自分の爪は自分のもので大事にできるのも自分だけだと思って、それなら自分の爪を好きになろう、という風に自身の心持ちを管理するよう努めている。自分の中だけではあるが自分のための啓発活動もやっている。それはLOVE MY NAILS活動だ。DON'T BITE MY NAILSと押さえ込むのではなくLOVE MY NAILSというスローガンを掲げ、肯定的に癖を考えるようにしている。マーガレットハウエルみたいに、LMN.という頭文字が胸ポケットにプリントされた誰にも見えない白のTシャツを着ているんだと想像して自分を鼓舞したりもしている。

 5月に実家に帰省したときに、母に自分の手を見せた。最近、爪を噛まんようになったっちゃと伝えると、おお、すごいがん、と言ってくれた。一番心配させたくなかった人に褒めてもらったことがこの上なく嬉しかった。