2024年5月分の聴きかじり見かじり読みかじりです。印象的だったことばを随時追加していきます。
児玉美月さんの日記
わたしが映画においても、根本的には“生”を希求してやまないのは、母の闘病があったからなのだと思う。たとえば映画におけるマイノリティの死に対して批判的なことを述べると、すかさず反発も飛んでくる。でもわたしが「死なないでほしい」と願うその地下水脈には、誰も知らないようなこんな個人的な体験と感情がある。それはわたしだけが知っているし、誰にも否定できない。
(わたしは今日をこう生きたという雑文/児玉美月)
映画文筆家である児玉さんのエッセイを初めて読んだ。すごくおもしろい。日々の出来事と日々の考えがつながっている様子が魅力的で文章にパワーがあると感じる。
杉田協士さんの日記
電車に乗ってる間、山階基さんの第二歌集『夜を着こなせたなら』を開こうと鞄に入れてたけれど、『彼方のうた』の各地での舞台挨拶の日程について、配給の髭野純さんとのスマートフォン上の確認のやり取りがつづいて叶わなかった。
(目が覚めてから床に寝転んで眠るまで/杉田協士)
映画監督である杉田協士さんの日記、率直で淡々としたどこか手がかりがない文体が好きだと感じた。その日起こった出来事についてありていで、会話や行動の意図が過剰に添加されていないところが素敵だと思う。
第1回ハリセンボンの添い寝トーク
春菜「でもあなたは深夜はパラダイスなわけでしょう?」
はるか「私はそうだね。お風呂も朝派だから」
春菜「え、夜入んないの?」
はるか「夜入んない」
春菜「おぉ…」
はるか「ふふふ、気まずいこと聞いちゃったみたいな」(2024年5月10日投稿 ハリセンボンチャンネル)
[YouTube] 眠れないあなたへ。第1回ハリセンボンの添い寝トーク *該当部分 5:28~5:50
ゴッドタンでの阿佐ヶ谷姉妹
Q. 相方から言われて一番嬉しかった言葉は?
美穂「昨年末、『座王』とか『ケンミンSHOW』にピンで出る前の日、お姉さんの家のこたつで淹れてもらったほうじ茶を飲みながら、『明日、私大丈夫かしら?』と聞くと『美穂さんは面白いから大丈夫』と嘘を言っていない口調で答えてくれたので気持ちも安心して嬉しかったです」
(2024年5月11日放送 テレビ東京『ゴッドタン』第19回コンビ愛確かめ選手権 前編)
[TVer] ゴッドタン 第19回コンビ愛確かめ選手権 前編 *該当部分 11:57
ラヴィット!でのギャル曽根さん
つんく♂「ギャル曽根は大食いですがあなたはどう?」
木村友美「私マジでめっちゃ食べるんですよ。一食でミスドのドーナツ5個くらいと、あとマックのセット1つとロッテリアのセット1つとあとお寿司も何皿かは数えてないんですけど」
屋敷「一食で?」
木村友美「一食で。あとその牛丼も食べました」
嶋佐「本当?ギャル曽根さん級よ、それ」
ギャル曽根「いやいやいやいや違うから!私ミスド50(個)よ?」(2024年5月16日放送 TBS『ラヴィット!』令和のギャルル(仮)メンバーオーディション)
[TVer] ラヴィット! 令和のギャルル(仮)メンバーオーディション! *該当部分 19:15-19:43
負けず嫌いなギャル曽根さんがワイプで自分の実力を誇示していておもしろかった。