2024年9月30日(月)
寝起きの気分で「今日は在宅しちゃおう」と思って朝の身支度をしていると、もうすぐ退職する上司へのメッセージカードの提出期限が今日までなのを思い出す。始業までの穏やかな時間から一変、慌てて出社の準備。出かける直前、整髪をするために洗面台に立ち寄る際に村瀬さんと廊下ですれ違ってあいさつ。ささいな交流が嬉しい。
新宿駅の乗り換えのときに使っているエスカレーターが今日から廃止された。特別な思い入れがあるわけではない。古いけど一番便利なエスカレーターだった。
仕事の休憩中と仕事終わりにplatform3オープン記念イベント「友達が書いた本、友達がはじめた本屋」のオンライン配信を観たり、ラジオ感覚で聴いたりした。親しいお友達同士のやりとりって本当に大好き~と思いながら見聞きした。ある程度構築された関係性を互いに紐解いて客観的に捉えていったり思い出を振り返る瞬間っていいよな~。後半、lonliness booksの潟見さんが本の内容には書かれていない部分についてあたかも書かれているかのように勘違いされて言及される部分があった。小沼さんの『共感と距離感の練習』は文章を読んでいるうちに読者自身の記憶が並走するような本だと感じるので、潟見さんの記憶と本の内容が混じり合うのがすごく分かる~と思った。
仕事終わりに『SUPER HAPPY FOREVER』を観た。合わなかった。最近観た『ユンヒへ』が他者と関わるときの距離感ってこれこれ~と自分の感覚とぴたっと合致するものだったから、余計に『SUPER HAPPY FOREVER』での主要な登場人物たちの他者との距離の取り方に抵抗感があった。特に佐野の凪に対する接し方、凪のアンに対する接し方が苦手だった。
朝日新聞で「値上げ疲れ」という言葉を見た。それは疲れるだろう。
2024年10月1日(火)
仕事終わりに六本木へ移動。水星さんとBillboard Live TOKYOでSunni Colónのライブに行く。先に到着して3階の椅子に座っておられるとのことだったので合流する。東京ミッドタウンは様々な材質の椅子が各フロアのあちこちに配置されていて、各フロアも余白が多くてごみごみしていないですね~と話す。お店の配置とか歩行スペースの広さが表参道ヒルズとかKITTEとかと少し似ていると思う。
ライブ会場のある4階に移動して受付手続き。今回のライブではワンドリンクチケットがライブ料金に含まれていた。4階のゆったりした席に着席して開演を待つ。開演前にざっくばらんにおしゃべり。職場のパントリーの話題から、好きなカロリーメイトの話題になって、しまいにはリキッドタイプのカロリーメイトって飲んだことないけど話しているうちに飲みたくなってきた…という話をした。会場ではLedsiの最新アルバムの楽曲が連続して流れていた。私の好きなアルバム。ひょっとしたら水星さんもお好きかもと思っておすすめする。「Hello Love」の穏やかな木陰を感じさせるイントロが始まったとき、水星さんが「交通情報だな〜」とぼやいていた。ラジオ番組の交通情報のときに流れるようなBGMと言いたかったみたいだった。たしかにそうだな~と思った。
ライブはとても楽しかった。始まる前はSunni Colónの少しこもった優しい魅力的な声がバンドの音に負けてしまわないか気がかりだったけど、リズミカルなドラムやベースの音に心地よく混ざりあっていた。かと思えば、ハッ!フッ!と喉に力を込めてシャウトするような瞬間もたびたびあって驚いた。衣装は水色のベストに、紺色のスラックス、赤色のレザーのローファーというスタイル。バンドメンバーはHPの名前で推察する限り日本にお住まいの方がほとんどで、おそらくこのツアーで編成されたメンバーだと思う。それにもかかわらず、ベース、ギター、ドラムのたっぷりソロパートがある楽曲があり、各パートの方たちはいつそのリハーサルをしたんだ…とびっくりした。Sunni ColónのInstagramでは9月中旬にはすでに来日されているようだったから、その期間に何度かリハーサルをしたのかもしれない。バンドメンバーがソロパートを演奏する間、穏やかに見守ったり、ステップを踏んだり踊るSunni Colónの佇まいも含めていい雰囲気だった。
直近のアルバム『JúJú & The Flowerbug』ではブラスサウンドが楽曲にエレガントな彩りを添えているのが印象的なのだけど、今回のバンド編成ではブラスはなく、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロがそのパートを担っていた。大好きな「Provide」での弦楽器のアレンジが特にかっこよかった。
「Provide」のあたりからこのセットリスト忘れたくない…!と思ってリュックからペンを取り出し、座席案内のレシートの裏に楽曲順をこそこそメモする。中盤知らない楽曲もいくつかあった。あとから歌詞検索しようと繰り返す歌う歌詞を書き残す。ライブの最中に何度か私たちのいるエリアに手を振ったり手でハートサイン🫶を送ってくれたので嬉しくて私たちもすかさず送り返した。お気に入りの「UNIVERSE 4 TWO」「Supernatural Woman」はたぶん演奏していないと思う。また機会があれば絶対に行きたい。
ライブ終わりにちょこっとごはんを食べようと考えていたお店があったのだけど、ミッドタウンを出る頃には閉店10分前になっていたので一緒に帰る。帰り道、timelesz project、ラヴィットで数週間前にあった「ふたりっきりエレベーター選手権」について話し、文学フリマで販売したZINEの感想を教えてくれた。嬉しかった。
水星さんと別れて家までの帰り道に今日のセットリストを振り返る。繰り返し歌っていた歌詞でなんとかたどり着けた楽曲もあったし、結局なんの楽曲なのかわからないものもあった。カバーで歌っていたSergio Mendes「Mais Que Nada」はタイトルが全然出てこなくて、Googleで「オーラリラーラーオ 曲名」とか「オーラリラーエーヨ 曲名」で何回も検索した。全然出てこなくてTwitterでライブに行った人のつぶやきから答えにたどり着いた。
2024年10月2日(火)
寝起きに仰向けで膝を曲げたとき左脚のふくらはぎがつる。あ、つりそう…はい、つりました...!というあの瞬間、本当に情けない表情をしていると思う。祈るようにふくらはぎをさする。
今日は小型家電の回収日。ずっと手放すタイミングを逃して部屋の隅に追いやられていた体重計を二つ捨てる。一つは大学生の頃から長らく使っていたもので、もう一つはチョコザップの入会キャンペーンでもらったもの。チョコザップの体重計はアプリと連携して自動的に体重を記録してくれる優れものだったのだけど、契約を解約したらすぐさまチョコザップアプリとの連携を切られてしまった。お手頃価格で通える期間が終わるやいなやチョコザップを解約する私も体重計も現金。
夜、びっくりドンキーに行く。これまでびっくりドンキーに一度も行ったことがなかったが、先日放送されていた『上田と女が吠える夜』でハリセンボン春菜さんと市川紗椰さんが魅力を紹介されていて、先日の札幌旅行で初めて訪れた。以来、すっかりお気に入りのファミレスになった。今日行った店舗は春菜さんが番組でも話されていたメニュー表がタブレットになっている店舗だった。びっくりドンキーといえば木枠でできたメニュー表らしいのだけど、タブレットが設置されている場合はメニューページにアクセスするときに閉じられた木枠のメニュー表がガバっと開くアニメーションでわくわく感を疑似体験できるようになっている。変なこだわりって愛しいしおもしろい。