新しめの

2022年6月14日(火)
6時半起床。シャワーを浴びる。キッチンで朝ごはんの準備。プロテイン、ベイクドオートミールと蜂蜜を加えたヨーグルト、インスタントコーヒーの粉を少量の湯で溶かしたものをエスプレッソ代わりにしたカフェラテを飲む。


筆箱を家に忘れる。ハローワークに着いて捺印をしようと思ったタイミングで気づく。住所変更に伴う手続きと再就職手当、移転費申請の手続きをする。申請のための書類を受け取ったあとに窓口の方から就業定着促進手当について説明を受ける。


日用品を購入するために近所のスーパーに立ち寄る。売り場のレイアウトが不思議なつくりになっていて、買おうと思っていたラップとジップロックがなかなか見つけられなくて店内を3周する。入口から店内奥までの道のりが導線を強く意識したつくりになっているお店で、強い導線が解けて以降の店内は棚が縦の列と横の列が規則的でないつくりになっていた。普段、何気なく棚の分類を頼りにして目当ての商品を見つけていることを身をもって知る。


近所の図書館で利用者カードを作成する。カード発行の手続きをしてもらっている間、館内を一周する。分館であるため蔵書はそれほど多くないが、蔵書のジャンルの区切りが本棚一つの中にいくつもあって、人文系のこのジャンルとこのジャンルは隣にあるのか〜という発見があっておもしろかった。これは大きな図書館やAmazonなどのWEBサイトではなかなか得られない体験だと思う。今月23日から29日までは男女共同参画週間であることから、男女の人権を尊重することを啓発するような書籍が並んでいた。チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』が表紙を見せて配架されていた。


館内のポップの言葉に「新しめの本は◯◯にあります」という表現がある。言葉が気になる。「新しめ」という表現はややカジュアルで口語的な表現であるように思っていた。この「め」はgoo辞書では接尾語として紹介されている。意味は、”形容詞の語幹に付いて、そのような性質や傾向をもっている意を表す。”らしい。たしかに、本が出版されたタイミングと図書館に所蔵されるタイミングは本ごとに異なるし、その本の出版が新しいと感じるか古いと感じるかも個々人の日頃の本との距離感によって異なるから、あえて傾向を表す言葉として「新しめ」を使うのはいいのかもしれないと考えに行き着く。また形容詞と結びつく際に語幹をどこまでとするかはその形容詞によって異なるということがNHKの放送文化研究所の記事になっていたので読む。何を残して何を省くかは規則よりも口語の運用に依拠するところが傾向として強いのかもしれないなと思った。

https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/052.html