2021年1月から4月によく聴いた曲

昨年なんとか毎月続けてきたよく聴いた曲のまとめを今年は一度も書けていません。ここ数ヶ月の自分の余裕のなさに落ち込んで、これではいかんと思いながらも、そのサイクルからどうにも抜け出せず、記事を書きだす・書ききる気力が湧いてこなくて、今年は音楽のことについてなにも毎月毎月まとめなくてもいいかと諦めかけていました。

それでも今こうして聴いた楽曲のことについての記事を書き出しているのは、この4ヶ月音楽のことを瞬間瞬間で切り出して記録を残せなかったことのもどかしさがやっぱりあって、切り出すことでまた新たな楽曲に向き合えるような気がしたからです。それと今年の年末、(もしくは数年後のふとした瞬間に)自分がこの記事を読み返したらなんか色々あのときしんどかったけどよく頑張ったねって自分で自分をより褒め称えれると思ったからです。

ということで、今回は1月から4月までの間によく聴いた曲を紹介します。今回は再生回数にとらわれずなんとなく項目を設けて紹介してみます。

 

1番再生した曲

Sexy Zone - RIGHT NEXT TO YOU

この楽曲については、以前書いたとおりです。再生回数は200回を超えました。インターバル短くリリースされたシングル『LET'S MUSIC』収録曲の中では、「Fever」が特にお気に入りです。

 

ここ数ヶ月励まされた曲

FNCY - TOKYO LUV

ZEN-LA-ROCKさん鎮座DOPENESSさん、G-RINAさんの3人によるユニットであるFNCYが昨年リリースしたEP『TOKYO LUV』収録のタイトル楽曲。昨年末に7インチ『New Days / TOKYO LUV』がリリースされたタイミングにあわせて、年始にMVが公開されました。リリースは去年なので自分の年間ベストの楽曲としては対象外ですが、対象外だからこそこの楽曲をより大事なものに感じます。この楽曲には本当にお礼を伝えたいです。

FNCYは本楽曲に限らず、3人のスムースなパート割りの聴き心地がいいです。加えて、他の客演楽曲ではあまり聴くことができない鎮座DOPENSSさんの伸びやかボーカルが聴けるのも嬉しいです。

よく風呂で3人の歌い方を真似して3オクターブで歌い分けてよく口ずさんでいました。FNCYは今年の春フェスの出演がいくつかすでに決定しているようで、このコロナの状況下でそれぞれのフェスの開催は容易ではないと思われますが、いつかライブの様子も見てみたいです。

 

1曲リピートでよく聴いた曲

ELIO & Charli XCX - CHARGER (Charli XCX Remix)


39度の湯船のような楽曲。ずっと浸かっていられます。No Rome, Charli XCX & The 1975「Spinning」も同様ですが、Charli XCXが手がけた、アレンジした楽曲は少し大きめの音量でしばらく聴いていたい気持ちに駆られます。

 

悔しいけど好きな曲/好きなアーティストの異なる一面を知れた曲

Justin Bieber - Peaches (feat. Daniel Caeser & Giveon)


悔しいけど好きな曲、今年の暫定首位です。前作から約1年ぶりと大きく間隔を開けずしてリリースされた『Justice』の5曲目のシングル曲。客演に迎えたDaniel CaeserとGiveonという組み合わせが憎いです。好きです。Giveonさん本人の楽曲では比較的ゆったりとした世界観に浸れるようなR&B楽曲が多いなか、ポップR&Bとも言える本楽曲では、Giveonさんの荘厳で艶やかなボーカルがブレンドされることによって楽曲に膨らみが生まれていると感じます。

ちなみに昨年10月、Giveonさんご本人によるアーティスト名の発音レクチャーがTwitterInstagramのストーリーでそれぞれされていました。

 

今年リリースされた楽曲ではないけどよく聴いている曲

Normani - Motivation

まごうことなきbop。とっくに10億回再生されているかと思っていたのにまだまだ過小評価されている楽曲だと感じます。

Adele...Rihanna...Lorde...Normani…...how soon is now?

 

よく聴いているタイ楽曲

TangBadVoice & Billkin - คิดไม่ออก

ラッパーのTangBadVoice(右)と、俳優としても活躍するBillkin(左)がコラボしてリリースした楽曲。考えれば考えるほどよく分からなくなったり、複雑になっちゃうということを歌った楽曲です。TangBadVoiceといえば、昨年ストリーミングでヒットしたMorvasu「Melbourne」の客演で参加していたことでも記憶に新しいですが、この楽曲では本人のよりポップで愛らしい一面を感じることができます。

キャッチーなサビとAメロの間に挟まれる、「ここ誰のパート?」「僕のパート」というやりとりや「僕にも次ラップさせて」という遊び心あるセリフも愛おしいです。

 

よく聴いたアルバム曲

AG Club - Hot Pink

 

好きな楽曲しりとり

向井太一 - What You Want


過去の楽曲のオマージュやサンプリングなどがあった際にまとめている「楽曲しりとり」という個人的なプレイリストを作っています。その中に一番最近追加したのは、4月21日にリリースされた向井太一さんの4枚目のアルバム『COLORLESS』に収録されている本楽曲です。1分38秒から始まる2番の出だしで「I Like It」の一節が引用される憎い展開があります。どちらかといえば内省的な印象が強い前作『SAGAVE』を経て、本アルバムの解放的なメッセージを打ち出す上で、1楽曲の瞬間的な引用ではありますが、すごく大事な引用だと感じました。

 

暮らす場所や勤務先が変わってから、仕事で履く靴を先っぽがとんがった革靴からローファーに変えました。とんがった靴が持つ(と個人的に感じる)男性性的な性表現の拒絶で、私なりの性表現の態度を示しているつもりです。それと引っ越す際にどうやら包丁と寝るとき用のマウスピースをどこかに置き忘れてきてしまったようで落ち込んでいます。来月もよろしくお願いします。