せきねつとむ

 日曜、駅前のビックカメラニンテンドースイッチを購入する。以前職場で自分のセクシュアリティを紹介した人はポケモン好きな方で、YouTubeなどでプレイ動画を見る、見る専を長らく続けておられたよう。ここのところの追加ストーリーなどの情報もあいまって、ポケモンをやりたい気持ちがいよいよ最高潮に達しているという話をこないだ帰り道にした。自分もTwitterの友達がポケモンを楽しんでプレイしている様子に触発されていて、ブラックホワイト以来ポケモンがやりたくなっているという話をしたら、それなら一緒に買おうという話になった。そこからしばらくはネットでスイッチの抽選販売情報を二人で共有したりしていた。

 土曜の夜に、職場の方から駅前のビックカメラにスイッチが緊急入荷されている、自分はそこでスイッチとポケモンを購入したという一報を受ける。自分も翌朝開店時間にビックカメラに行き、スイッチ本体を購入した。職場の人はシールドを買われたと言っていたので、店頭では品切れになっていたソードをアマゾンで購入する。

 来週は用事があるので、日曜日に一週早い期日前投票をしに市役所へ行く。山陽新聞では3回くらいに渡って候補者の方が県の論点について取り上げる記事が掲載されていたので事前に読む。自分が知りたいと思うことはあまり載っていなかった。

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 JAに行って野菜を購入する。ごぼうが長くて自転車を運転するときに人差し指をぴんとさせておかないといけなかった。

 日曜の夜、K野さんにうちに来てもらって晩ごはんを一緒に食べる。マッチングアプリという戦地に再び赴いたK野さんのセブンルールを伺う。そんな話をしたときに、好きだった人の好きじゃなかったところが思い起こされた。好きだった人はどちらかと言えば、評価軸を他者に求めがちで、私はその人が経験したことを聞きたいのに、どこか客観的なところから視点が動かないような話しぶりをよくする人だった。僕としてはその人の考えを聞きたくて話しているのに、他者の評価みたいなもので覆われた概観を教えてくれる会話になんとなくもやもやしていたことをふと思い出した。K野さんに和山やまさん『カラオケ行こ!』を貸し出し、僕はK野さんがスケラッコ『バーオクトパス』を貸してもらう。実家から持たせてもらった梨を持ち帰ってもらう。

 朝起きるとお母さんからLINEが入っていた。送信時間を見ると2時半。あんたはいい子だよと綴られていた。どんなことを考えて打った文面なのか分からないけど、嬉しかった。

 出勤して午前中、なんだかすごくしんどかった。全身に力が入らなくて、考えも後ろ向きで、ああ、なんかもういろいろ嫌だなあって気分だった。こんな風に思うことは久しぶりではあるが、以前にも経験がある。ただ、全身に力が入らないというのはこれまでにない経験だった。お昼休みに赤い公園の津野さんの報道を知る。悲しい。そういうことを考える瞬間が自分にもあるので、その選択に対してどのように反応すればいいのか分からなかった。自分はまだしも、周囲の人がそういう選択をするのは悲しいなと思って、TBSラジオ荻上チキ・Session』の自殺報道ガイドラインの投稿にいいねする。

 無印で買ったカフェラテ用のコーヒー粉がおいしい。ブラックで飲むにはかなり濃いのでドリップして飲んだときに失敗したなと思っていたけど、その濃さが牛乳を加えることでぐんとおいしくなる。ホットでもアイスでもおいしい。

 電話応対の際、少々お待ちくださいって言うべきなのに、砕けてちょっとお待ちくださいってつい言ってしまう。くせになっている。

 朝にプロテインを飲むせいか、お腹が空いているときも空いていないときも一日中お腹が鳴る。どうしたらいいかいつも分からない。慌ててしまうし、夕方残業してる静かな時分こそ穏やかでない。

 仕事終わりにカメラのキタムラに行く。先日の帰省で撮った写真を現像する。帰省したのは2週間前なのでだいぶ間が空いてしまった。近所のカメラのキタムラの営業時間が短縮したこともあり、なかなか営業時間中に店舗に行けなった。コンビニで写真プリントもできるが、店舗のプリンターの方が写真の発色がややいいような気がする。現像したのは姉と父のツーショット写真。仲がいい父と姉だがなかなか二人の写真を撮ることはない。父が好きなバッカスとラミーを一緒に入れて郵送する。喜んでくれると嬉しい。

 TOHOシネマズ岡南で大森立嗣『星の子』を観る。明確な答えを提示しない、いい意味ではっきりしないという点で大好きな作品だった。以前、Twitterでつぶやいたことが普段自分と繋がっていない人たちにも届いて、この映画で芦田愛菜さんが演じるいわゆる二世の人たちに反響があったときがあった。そのつぶやきがどんな内容だったのか覚えていないけど、そのときに新宗教の二世という人たちの存在を身をもって知った。

 両親が新宗教に傾倒し、次第にやせ細っていく家計と、そこに拒否感を示し家を出た姉と、周囲からも忌避の目で見られてしまうことに気づいた主人公の心情が複雑ですごく引き込まれた。どんな会話が続くか予想できない緊張感が劇中ずっと続いた。主人公の叔父が両親の水信仰の軽んじたとき、その作戦に当初は同調していた姉の振る舞いが特に印象的だった。両親に極端な信仰を見つめ直してほしい気持ちと、両親を侮蔑されるのは許せないという防衛反応が並存していたあの瞬間的な感情の揺れ動きに正直さを感じた。両親の騙すつもりなく信仰に傾倒していく様が、それゆえに残酷だった。叔父が信仰から離れるきっかけを差し出しても主人公が両親のもとから離れないのには、ときに奇異の目で見られてしまう両親を、それでも近くで守らねばならない使命感のようなものも感じられた。信仰を否定することは両親を否定することになるし、両親を否定することは自信をもって否定してしまいかねない危うさみたいなものも感じた。

 

 

 実家に帰省するとき、いつもなにか忘れ物をしてしまう。今月帰省した際は、目覚まし時計を実家に置き忘れてしまった。普段から目覚まし時計のアラームで起きることはほとんどないので、なくてもあまり問題はないのだけど、それがないということにどこかそわそわする。

 朝ごはんにフルグラミロ牛乳、Bifixのヨーグルトに梨を一玉サイコロ状に切って入れる。朝食りんごヨーグルトの豪華版。家で作る朝食なしヨーグルトPremium。

 去年買ったAnkerのスピーカーの調子がここ数か月ずっとよくない。どんな症状かというと、ペアリングをしているときに勝手にペアリングが切れる。直後に再度ペアリングを試みると、今度はわずか数秒でペアリングが切れる。この「ペアリングキャンセル癖」が長らく続いていた。いよいよ買い替えだなと思ってスピーカーをAmazonで調べていたところ、どうやら自分が購入したAnkerのスピーカーは保証がついていて購入から1年半返品に応じるらしい。購入履歴を確認すると、ぎりぎり1年半未満。滑り込みで問い合わせしたら、早速代わりの商品を送ってくれるとのこと。またこのコロナの状況で交換対応が難しいことから、もともと使用していた商品は処分してくださいとのことだった。
 寝る前に今日届いたポケモンソードを始める。自分のアバターを男性にするか女性にするか、名前を何にするかで迷ってそこで大幅に時間をくう。自分が女性を選んだり、自分の肌の色とは異なるアバターを選ぶことは、アイデンティティやルーツ・文化の盗用とかそういうことになりはしないかみたいなことを考えてしまう。それとゆくゆくは職場の仲のいい人と通信対戦をするときに自分のアバターを見せることになることを思って、自分の肌の色に近い男性のキャラクターを選択した。名前は尊敬している「せきねつとむ」にした。

 

 今日もしんどい。メンタルがあんまりよくない。僕があまり人を責めないからって周りの人が自分を軽んじていると思うことがあって、腹が立つことがある。遅れるなら遅れると一言ほしいし、遅れてごめんよという一言がほしい。でも僕も飲み会の詳細などがなかなか決められずうだうだしてしまう。他人の事をとやかく言える立場じゃない。そういうことでまたもう一周もやもやしてしまう。

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 無印で買ったスニーカーがお気に入りでよく履いている。かかとのところに蛍光グレーのテープが施されていて、そこだけが惜しい。

 眠たいときに書くメモ、人に見せられないくらい字が汚いので恥ずかしい。何度も同じ内容のメモを書き直してしまうことがある。