8/5
仕事休み。11時半から歯医者。去年は2〜3ヶ月に一度の頻度で検診に行っていたのに、昨年11月の検診以来怖気付いてしまい足が遠のいていた。この日の歯科衛生士さんはこれまで何度も担当してもらっていた方で、11月以来ですね、とちくりと言われる。動揺を隠そうと、あれからなんだかんだ忙しくてと咄嗟に適当なことを言ってしまって余計に動揺を伝えてしまう。歯医者だとこういう気まずい場面で逃げるという選択肢がない。居心地が悪い。けど居心地が悪いことに向き合わざるを得ないという珍しい機会でもある。今回は検診とクリーニングをしてもらって、先延ばしになっていた治療を次回受けることにする。
検診終わりに、次回の予約をする。予約可能な候補日の中に11日の火曜日があった。その日は出勤日だけど、職場の人たちの中には三連休とお盆休みをつなげるために有休に充てる方も少なくない。自分も例に漏れず、連休をつなげてしまおうと思って11日で予約をする。(翌日出勤したときに11日の有休状況を確認すると、自分の担当内ですでに何人かが休暇を申請していて、出遅れたことに気づく。夕方、歯医者に電話して予約日をさらに翌週に変更する。)
この日の夜、『クローズアップ現代+』のオンラインディスカッションに一視聴者として参加する。今回の特集は「みんなで考える”誰も傷つかないセックス”」について。ゲストはせやろがいおじさん、はましゃかさん、信田さよ子さん。配信はYouTubeで、限定公開のライブ配信で行われた。
この日改めて思ったこと。学校での性教育、たとえば生理や避妊などについては閉鎖的でなくオープンな情報共有がもっとされるべきだということ。性に関することで家族や友人に相談するのが難しいことも少なからずあると思うので、相談できる窓口については積極的に広めていく必要があること。
この日新しく考えたこと。パートナーになる前の性的同意(まだ好意が確認できていない状態でのスキンシップを取る場合の性的同意はどのように確認をしあう?)とパートナーになってからの性的同意(例えば、パートナーの関係ではあるものの、セックスに臨む気持ちが異なる場合はどのように確認をしあう?)は異なるのでそれぞれの方法を学んでいく必要があること。どちらかといえば閉じたコミュニティ(例えば、部活・サークル、家族・兄弟姉妹間)において性暴力があった場合、その問題が明るみになったのにも関わらず、コミュニティ内で曖昧に解決しようとしたり、被害者や加害者がそのコミュニティから外されることで問題の解決をはかろうとしてしまうことが起こりうること。このような場合、本来であれば被害者はそのコミュニティで守られる立場にあるはずなのに、腫れ物扱いになってしまい、そのコミュニティから離れる選択をしなければならない悲しい現状があること。
自分で気を付けようと思ったこと。性の話題をする際に、ミソジニー・ミサンドリー的な捉え方や見方・物言いになっていないか点検すること。刺刺しいやりとりになってしまうと相互理解はちっとも進まず、理解し合うべきテーマも深まらないこと。相手の質問や指摘されたことに対して、相手側は穏やかで冷静なトーンで言っているにも関わらず、相手は怒ってるとかばかにしてるとかそういう風に解釈しないように心がける。
※この記事では、具体的な性被害の内容にふれています。フラッシュバックなどの症状のある方はご留意ください。
今現在、性犯罪や性暴力で悲しい思いをしたり、悩んでいる方がいたら相談するのも一つの方法です。電話だけでなくメールなどで対応している窓口もあるので、自分のお住まいの地域に限らず自分に合いそうな相談窓口を選んでみてください。
姉に教えてもらったマキタスポーツさん一家が出演しているドキュメンタリー番組『ストーリーズ パパがうちにいる。』をNHKオンデマンドで観る。マキタさんが出演されておられるTBSラジオ『東京ポッド許可局』で定期的に話題に上る『北の国から』をマキタ家では、娘さんはじめ家族と一緒にリビングで観ていることが番組中紹介されていた。『北の国から』は近所のレンタルビデオ屋さんで借りているらしく、明日が返却日だから今日観ないと、というような話をしていた。和んだ。
見終えた後、姉にお礼の連絡をする。
寝る前に帽子を手洗いする。出かけるときと走るときに被っている4つの帽子をエマールで洗う。水分を拭き取ったあとは型崩れしないように頭の部分にタオルを詰めて、Colemanのハンギングドライネットに並べて干す。
8/6
仕事終わりにイオンシネマのレイトショーで城定秀夫『アルプススタンドのはしの方』を観る。この原作については、2018年9月5日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の特集きっかけで知った。この放送を聴いたあと、当時付き合っていた人にもこの特集のことを紹介をして、映画のオリジナル原作である東播磨高校の演劇も実際に視聴して、面白いねと言い合った覚えがある。演劇版もおもしろかったけど、劇場版は映画化にあたって登場人物などの脚色が加わっていて、劇場版としても面白かった。吹奏楽部のサチさんを演じる平井珠生さんの嫌味っぽいけど憎めない感じの役柄が個人的にいいなあと思った。
タイトルにもある「はしの方」としての要素は劇中のあちこちに散りばめられているように思った。例えば、はしの方で応援する主要な登場人物の4人、映画版の舞台になっている東入間、黒豆茶(球場の自販機の商品の中で一番安い)、矢野くん(DH)、茶道部の顧問、演劇部、ピッチャーの補欠、外野守備、ファール、タッチアップ(野球に明るくない人は分かりにくいルール)。反対に「はしの方」じゃないものも劇中に用意されていた。例を挙げれば、黒豆茶の対極にあるおーいお茶、トランペット、久住さん、園田。
8/7
はげるの嫌だな…という気持ちと、はげたら心置きなく髪型を変えれる!よっしゃ!っていう気持ちとがどちらもある。仕事しているときも、パソコンを見つめる実際の視点とは別に、自分のつむじを背後から観察しているような目線が併存している。完全にどちらかの気持ちになるというより、その日ごとに比重が日によって移ろい変わる。今は前者が優勢。
仕事中、上司のパソコン上で起こっていることについて話をされることがある。こういうときに、上司は実際にパソコンの画面を覗きに来て状況を見てほしいようなのだけど、自分としてはパソコンの画面はできる限り他人に見られたくないと考えているので、手招きされるまで自分の席で話を聞いてしまう。しびれを切らした上司に強く手招きされて、自分の席を離れ上司のパソコンを覗く。もどかしい思いをさせているようであることに気づく。自分は携帯にしろパソコンの画面にしろ、自分の気持ちの準備ができていないときにのぞき見されたりするのがすごく苦手。そういうギャップを最近感じる。
仕事終わりにQBハウスで髪を切る。店内ではOfficial髭男dismの曲がずっと流れていた。前に何人か並んでいたので自分の順番が来るまでソファに座って待つ。待つ間は自分の一つ前に座っておられる方のもとへ詰めるのだけど、前の人のお尻の温度が高くて一席一席席を詰める度に座席がほかほかしていて当惑する。
御座候の白あんアイスバーが気になっている。イオンスーパーに立ち寄る際に御座候の前を通るときがあって、そのときにいつも買おうか迷っては見送ってしまう。
8/8
K野さんと朝ファミレスで待ち合わせ。自分は開店時間と同時くらいに来店して、K野さんから貸してもらった漫画を読む。スケラッコ『602号室、木の見える部屋』とシバタヒカリ『おじさん、ドル活はじめました!』。スケラッコさんの漫画では、新婚夫婦二人の生活が描かれる。ショウタさんに注意されたときのルイさんの反応が朗らかでこういう風に注意を柔和に受け止められたらいいのになあと自戒する。ショウタさんとルイさんが家に置くソファ選びで家具屋に訪れた際、ショウタさんがソファ選びで熟考してるときにその場からすっと離れるルイさんの立ち振る舞いにもパートナーとしての関係を築く上での機転を感じた。途中登場するファンキーなサナエさんはK野さんっぽかったので伝えたら自覚されていた。
夕方、図書館で予約していた本を借りる。柴崎友香さんの本と李琴峰さんの本は、所蔵がなかったのでリクエストして購入してもらった。2週間くらいで対応してくださった。ありがたい。
夜、スーパーで買った大葉とみょうがとおくらを帰り道に落とす。スーパーで買ったものが多くなってマイバッグにぎりぎまで詰め込んだときにこういうことが起こってしまう。この日夜走ったときに自転車で通った道を辿ったけど道の脇にもそれらしきものは落ちてなかった。確かめるように走ったのでいつもよりペースは遅め。
8/9
この日、レターパックでシネマクレールから荷物が届く。荷物はシネマクレールが営業存続のため実施していたクラウドファンディングの返礼品。シネマクレールでは、シネコンや市内の映画館ではこぼれ落ちてしまうような作品を数多く上映してくださって、普段からすごくお世話になっている。こういうときこそなんとか力になりたいと思い微力ながら支援した。返礼品の一つであるTシャツは金安亮さんがデザインを手がけている。
夜、K野さんがうちに来る。昨日ファミレスで頂いた揖保乃糸のひやむぎを使って晩御飯の準備をする。付け合わせとしてこないだチャプチェを作ったときに残っていた春雨を使って、春雨サラダを作る。山形だしをおいしいと言ってもらって嬉しかった。K野さんは以前サイゼでセロリのピクルスがあんまり得意じゃないと話をされていたのでみょうががもしかしたら苦手なんじゃないかと心配していたが、みょうがは入ってると嬉しいらしい。
『マツコ&有吉 かりそめ天国』の後藤ファミリー回がまだTVerにあったので一緒に観る。K野さんもきっと照恵さんとまりもちゃんとさきりんが好きだと踏んでいたら、想像通りすごく面白がっていた。さきりんはK野さんの妹さんとLINEのメッセージの雰囲気が似ているらしい。