【雑記】終わって始まる

  2/8(土)、早起きして洗濯。洗濯している間にブロッコリーとキャベツのごま和えを作る。まずざく切りしたキャベツを電子レンジ500Wで7分加熱。その間に鍋でブロッコリーを茹でる。キャベツとブロッコリーをボウルに入れて、すりごま、砂糖、だし、醤油、ごま油で和える。今の時期だとブロッコリーが1株150円、キャベツが1/4玉50円、あわせて約200円でおいしいごま和えが大量にできる。

 以前、弁当を家に忘れたときがあってその際にセブンのお惣菜でこういうのを買って食べた。控えめな量なのに堂々たる価格だったのが悔しくて真似したのが作ったきっかけ。ゆでブロッコリーは水気を多く含んだ状態での冷蔵保存だとすぐ痛む。長くても3日くらいで食べる必要がある。調理ついでにコンロ周りを掃除する。面倒がらずにささっとできるようになりたい。

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 以前メルマガの整理をしたときにかなり配信停止したはずなのにまぐまぐからずっとメールがくる。まぐまぐのメルマガはゾンビ。

 日本テレビ『有吉の壁』が春からレギュラーになるらしい。大好きな番組なので嬉しい。『かりそめ天国』の放送時間が変更されるときも思ったことなのだけど、ゴールデンだからとかレギュラーだからといったことでもやもやすることはほとんどなくなった。そういう変化に対して一番不安を感じているのは視聴者ではなくむしろ作り手の方で、いかにこれまでの視聴者の関心を離さず、かつ新規の視聴者を開拓できるかということについて繊細な注意を払っているはずだと思う。たしかに番組としての消費スピードは早まるかもしれないが、遅かれ早かれいつか終わりはあるもので、そこを気にしてもしょうがない。そこにこれまで以上に潤沢な予算が割り振られ、出演者や制作に携わる方にそれが還元されるならそれに越したことはないと思う。そこはその番組を応援している一視聴者として静かに温かく応援しなければという大袈裟かもしれないが使命感のようなものを持っている。

 

 2/9(日)、5時半起床。シャワーを浴びて洗濯をする。明日お弁当に持っていくための冷凍ご飯がないので炊飯。3合炊きの炊飯器に2合の米ともち麦を入れて炊く。最後に酒と塩をちょっとずつ入れている。

 アイスコーヒーも無くなっていたので作る。無印のアクリル容器に氷を敷き詰めて、そこに5人分のドリップコーヒーを入れる。ヒルスのコーヒー粉をアマゾンで新しく買った。今はまだ戸棚にしまってあってセブンのブレンドコーヒーの粉でコーヒーを淹れている。早く味見したい。

 朝8時、母に電話する。こないだ送ってもらった手紙が届いたという話をする。それと今度の三連休に帰省することを伝える。数日前に鳥取で積雪があったというニュースを見たので、そのことについて話すと、もう雪かきはしたけ大丈夫〜と得意そうだった。こないだ送ってもらった手紙には最近読んでる連載の切り抜きがあって、そのなかには角田光代さんの連載があった。どこの切り抜きか尋ねるとJAFの、と言っていた。そういうの気にせず捨てちゃわないでちゃんと目を通して読んでるのすごいねと話をする。

 朝、YouTubeでEXITの動画を観る。テレビではできないことってこういうこともあるよな〜って思う。りんたろー。さんと兼近さんお二人の特性をテレビ局の都合で編集されることなく発信できていて、YouTubeチャンネルの強みを感じる。

 TVerYouTubeかのCMで、「サントリービールの美味しさは、時。」というCMを観る。サントリー側は大真面目だと思うのに、TBSラジオアルコ&ピース D.C.ガレージ』での平子さんがどこかちらついて笑ってしまう。もしこういう話題があったら、オープニング後のフリートークから曲紹介までの間ずっとしつこく引っ張りそうなテーマだと妄想する。

 NHKオンデマンドで『心の傷を癒すということ』を観る。

 終子「知らん人にな、神戸の人たちは罰が当たったんやって言われたりすんねん」和隆「つらかったなあ。それ言うた人、きっと怖いんやと思うわ。神戸の人らは悪いことしたから震災に遭うた。私らは何もしてへんから大丈夫。そう思わな怖あてしょうがないんやろな。」

(2020年1月25日放送『心の傷を癒すということ』(2)より)

 一部の人の行為がほかの一部の人たちを心理的に傷つけたり、傷つけてしまう可能性があるときに、その加害者を頭ごなしに言い聞かすんじゃなくって、個々人の立場に寄り添ったときにその考え方や行動にも少なからず尊重されるべき部分があるということを掬い出しているのが見ていて安心する。

 1クールもののドラマとなると、1話ごとにスポットライトがあたる登場人物が異なるものが多いように思うが、このドラマは50分4話構成なのでスポットライトが分散していて、継続性もある。それが新鮮でどこまで1話で進むかというところに緊張感がある。
 片岡さんの多重人格についてと印象に残った言葉を書き起こし。

 和隆「片岡さん、あなたの中にはいくつかの部分があるんやと思う。多重人格。うん。例えば、あまりに辛い目に遭うた時、子どもはこれは自分の身に起きたことやないと感じる。今苦しんでるのは別の子やと。その子の中にこう、痛い思いを引き受けてくれる人格が生まれるんやね。そうやって苦痛をやり過ごした子はそのあとも複数の人格を生み出しながら生きていくことになってしまうんや。」(中略)片岡「こんな病気になったんは、私が弱いからですよね?」和隆「違うよ。とても耐えられへん苦しさと悲しさの中でそれでも生き延びる方法を見つけようとしたんや。生きる力が強いんや。」

(2020年2月1日放送『心の傷を癒すということ』(3)より)

 和隆「分からへん。文字が頭に入ってけぇへん。それにな、最近夢とか希望とか、ああ、頑張ってとか復興とか、そういうキラキラした言葉に心が動かへんねん。」

(2020年2月1日放送『心の傷を癒すということ』(3)より)


 木曜日にtemp.の新曲「Fortune Teller」が公開された。作曲はボーカルを務めるTarit Chiarakul、編曲はベースのWarong Rachapreechalが手がけている。一見甘美に思える歌詞の中に、temp.お得意のはかなさや愚かさが今回も表現されている。

 去年出したアルバム『SWEET AS HONEY』 以降、トランペットを演奏していたAkkaradech Sarn-inがバンドを辞めて、Warudh Samansapに交代した。タイの友達のマイさんにこのことについて聞いたら、お仕事との兼ね合いでバンドを続ける十分な時間がなくて辞められたとのことだった。AkkaradechさんはこれまでのMVでもひょうきんなキャラクターで出演されることが多かったので少し寂しいが、Warudhさんが今回のビデオでひょこひょこされておられて楽しそう。

 タイのストリーミングサービスはJOOXというのがメジャーで、タイを拠点に活動するアーティストの中には、まずJOOX限定で配信して一定期間が経過したあとにApple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスでも順次配信するという方針をとっているアーティストが少なからずいる。自分が好きなアーティストだと今回のtemp.とアイドルグループのFEVERがこの手法をとっている。JOOXは日本だと今のところサービスエリア対象外となっているのでそれがちょっともどかしい。temp.の「Fortune Teller」も、FEVERの2ndシングル「Underground」のカップリング曲になっている「The Feeling」も自分の使っているストリーミングサービスで聴けるのが楽しみ。

 2020年2月18日時点で2曲とも配信。

 焦るとき、口いっぱいに水を含んで、ちょっとずつ水を飲もうとした序盤でむせかけたとき。

 この日のJFN有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』 で、有吉さんが『有吉の壁』について触れていた。書き起こし。

 有吉「えっとね、あれなんですよ、『有吉の壁』って番組がね、4月からね、レギュラーになるんですよ。えー、これがね、5年くらいですかね、5年くらい特番でずっとやってたんですけどね、日テレで。(レギュラーの時間帯が)結構ゴールデンなんですよね。ゴールデンだからね、みんなけっこうスタッフとかもね、最初俺も驚いたんですよ。ええ…?7時…?笑いながら。いや今ほら、7時とかさ、若い人が家にいないって言われててさ、けっこう7時台はけっこう、まあけっこう年齢高めの人を狙いに行くような番組が多いから、いまどきはね、だからおお、って思って、だからせめてね、ほら9時とか10時だったらなんとなくああそうですかって感じだったんだけど、ええ?7時?ってみんな驚いたけど、まあでも二つ返事でしたね、やりましょうっていう感じでしたね。」

 有吉「なんかね、やっぱこういうものはほら、けっこうそりゃあると思うよ、7時無理だろとかね、いまどきお笑いの番組見ないでしょ、とかいう、ネガティブな意見もあると思うよ。こういうのは機運ですからね。偉い人たちがなんとなく『え?有吉の壁ちょっと7時やってみる?』って言ったわけだから、このチャンス逃したらもう来ないのよ、これはね。『いや、もうちょっと、あと特番1年やらしてみてください』って言っても、『おお、そうですか』とは言うけど、1年後には『いや、ないな』とかね。そういうもんだから、やっぱこういうのは機運で、まあこれが成功するか成功しないかは、俺のせいじゃなくて芸人にかかってるから。芸人のみんなにね。まあ、ここまで来たのもあの若手・中堅のおかげですし、今後こう結果がどうあろうともやっぱり若手・中堅、あの出てくれてる芸人のおかげで、おかげですってことで。」

 有吉「これがもし失敗したら、『あ、でもゴールデンでお笑いやるのもありだな』っていうこう気づきをね、それでまあ『有吉の壁』は失敗したけど、まあ、『あれはあそこ直してああやってやればよかったんじゃないか』っていう人も出てくるだろうし、『有吉の壁』がまあまああの調子よく続くようであれば、『あれ?じゃあうちの局でもああいうお笑いやってみるか』っていう風になるかもしれないしね。だからこういうのはやっぱり若手・中堅芸人のために一回引き受けなきゃいけない仕事だなって思いましたね。やっぱり、機運ですからね。後ろ髪はないですから。(後ろ髪きっかけで冗談が続くため、中略)これはまあどうなるかわからないけどね、それこそわかんないですけども、僕は楽しみにやろうかなというふうに思います。(若手・中堅先輩芸人を生かす番組もやりたいきっかけでデンジャラス安田さんいじりが続くため中略)」

 有吉「これはどうなるにせよちょっとまあね、いいことだなあと。俺コントなんかやるわけじゃないけどそういうので、なんとなくの、ほら、全体的な機運としてさ、あ、じゃあお笑いコント番組やってみようか、とかね。なんかまた第7世代の連中いるし、第7世代のメンバーでユニット組んでほら笑う犬とかさ、ああいう感じの番組やりましょうかって言う人も出てくるだろうしね、なんとなく。様子見てる人多いだろうから。やっぱり情報系じゃないとダメかななんていう流れあるじゃない、情報番組の方がいいかな、クイズ番組やっときますかみたいな人が多いからこうなるといいかなと思って安請け合いしました。」

(2020年2月9日放送JFN有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』より)

 冗談を織り交ぜながら本音をぽろっとこぼす有吉さんが奥ゆかしい。尊敬している。最近は、グラミー賞のBillie Eilish「bad guy」きっかけで有吉さんがレギュラー番組などで聴いて耳に残っている洋楽の残り香フレーズを紹介し、その楽曲名をリスナーから教えてもらう企画が偶発的に二週連続で続いている。先週はAvril Lavigne「Girlfriend」とTaylor Swift「Shake It Off」で、今週はPharrell Williams「Happy」だった。残り香フレーズ下ネタはひどいけど、毎週すごい汲み取るリスナーがいて解決していく様が爽快でおもしろい。

 夜、大学時代の友達のタツコさんと電話する。久しぶりにあれこれ話ができて嬉しかった。

 

 2/10(月)、今日の午前中は眠たさで全然集中できず。マスクが苦しい気がする。マスクを鼻から人中のあたりまで下げる。デスクの下で脚を伸ばす。トイレにいく。目薬を差す。色々しても全然よくならず。

 お昼休み前に姉からLINEがくる。オスカーの話。Netflixで『オクジャ』を観たときと、今回の『パラサイト』とでポン・ジュノ監督の話をしていたので、WOWOWポン・ジュノ監督を観て思い出して連絡をくれたそう。姉は最近の映画だと『ジョジョ・ラビット』と『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』が気になっているらしい。自分が気になってるルル・ワン『フェアウェル』について、姉も好きだと思うと勧める。

 この日の晩、洗いものをしているときにお気に入りの無印のソーダグラスを割ってしまう。これで飲むアイスコーヒーとかオレンジジュースが好きだった。スーパーで買った安いオレンジジュースもこのソーダグラスに入れて飲めば1杯400円くらいするように感じられて好きだった。新聞紙に包んでゴミ集積所に持っていく。

 

 2/11(火)、通りで見かけて気になっていたお店にファイナルセールの看板が出ていたので中に入ってみる。店頭のセール商品だけでもめちゃめちゃ高くてびびったので踵を返す。

 

  2/12(水)、この日は、職場を夏に辞められた方を囲んでの少人数の飲み会があった。飲み会の席で、自分の性格が穏やかそうというとこをきっかけにじゃあどういうときだったら怒るかという話題になった。顔に落書きをされるとか、ビンタされるとかいろんな例示を出してもらっても、それで怒るか自分でわからなかった。落書きじゃなくて焼き印だったらと言われて初めてそれなら怒るかもなあと思った。怒ることよりも落ち込むことが多くの場合先に来てしまう。一次会で抜け出そうとしたら先輩に捕まってしまい、もう一軒行く。このときいった焼き鳥屋さんが美味しかった。先輩方も優しかった。

 

 2/13(木)、起床して洗濯。マイケル・フィモナリ『好きだった君へ: P.S.まだ大好きです』を観る。ハッフルパフのくだり、一瞬だけどそういうので好きになるよなあと思う。そういえば昨日の夜は雨が降っていた。玄関に折り畳み傘をいい加減に広げていて、出かけるときに細かい雨粒が乾ききっていなかった。昨日帰ったときにタオルでさっと拭けばよかったなあと後悔しながら、折り畳み傘を畳み職場へ向かう。

 仕事終わりにQBハウスで髪を切る。この日店内で流れていた曲は忘れた。さっぱりしたのでサウナへ。

 銭湯のサウナでは『秘密のケンミンSHOW』をやっていた。正直言ってそんなに好きじゃない番組。もうほとんど終わりかけだった特集は、どうやら沖縄のかっこいい人を特集していたよう。VTRを振り返るパートでの柴田理恵さんのコメント力が圧倒的だったので、家に帰ってTVerで見返して書き起こし。

 柴田「私はね、私はね、あのね、あの、寮のまかないをやってるときにね、あの筋トレが趣味のマッスル大学生が新入社員で入ってくるんですよ。で、うちの寮にくるんだけど、営業で入るんだけど、あんまりこう上手くいかないのよ。それでね、いつもねギリギリ。夜9時までで食堂は閉まるんだけど、いつも8時55分とか来て、ギリギリなのよ。ほんだらね、ある日9時になっても来ないの。ほんで9時過ぎて『あれ?どうしたのかな?』と思ったら、スーッと階段で自分の部屋行っちゃうんですよ。『どうしたのどうしたの、あんた』って言ったら『いやぁ、9時過ぎてるから悪いと思って』っていう、そういう子なのよ。だから『何言ってんのよ、あんたの分は全部取ってあるよ』って。そう、肉だって一番いいとこ取ってあんのよ。だから『これからはあんただけは10時でも10時半でいいんだよ』って。」

(2020年2月13日放送秘密のケンミンSHOW』より

 この圧倒的な架空エピソードを1分以上話し、なおかつそれをほとんど編集されることなくオンエアに乗っける柴田理恵さんの話術と、ケンミンショー製作陣の柴田さんへの信頼感が伺えるシーンだった。普段は偏見を助長する番組だと思ってあんまり好きじゃないのだけど、この瞬間は強く心に残った。

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 帰り道の落とし物に情緒を感じた。

 Amazonで衣類スチーマーを買う。いわゆる、ハンガーにかけたままアイロンかけれるやつ。仕事用、普段着用のシャツ、それからマフラーやネクタイにアイロンをかけたくて買った。

 家で今週の『グータンヌーボ2』を観る。今週は田中みな実さん、鈴木愛理さん、Mattさんだった。面白い回だった。Matt化と自分の力量の出しかたについて触れていた部分を書き起こし。

 Matt「僕流行らせたつもりもなくて、なんでこんな流行っているのかも分からない。前まで、まだ芸歴3年なんですけどこの2年間はホントに批判されて。でも3年目になっていきなりみんなが『私もこれやりたい』ってなって、こんなに人って変わるんだなと思って芸能界って怖いって思いました。」

(2020年2月12日放送『グータンヌーボ2』より)

 Matt「全部出さないようにはしてます、あえて。だって人って飽きるじゃないですか。芸能もそうですけど、だから”後出しじゃんけん”ってすごく楽しい、人生で。もう先に全部出すんじゃくて、後からこう『これもできますよ』みたいな。すごく楽しいと思う。

(2020年2月12日放送『グータンヌーボ2』より)

 

  2/14(金)、仕事終わりにイオンシネマサム・メンデス『1917』を観る。USJスパイダーマンでも目を閉じてしまうくらいハラハラが苦手な自分を過信していた。心臓によくない映画だった。中学生のときはアニメ好きを一番こじらせていたときで、スパイダーマンのアトラクションに乗りながら隣で楽しむ友達を恨みながら一人目を閉じて「Cagayake! GIRLS」をおまじないのように口ずさんでいた。今日もマスクの内側で無理無理無理…と口パクしていた。あまりそういうのは変われない。

 帰り道に昨日放送のNHKラジオ『すっぴん!』を聴く。パーソナリティの高橋源一郎さんがオープニングトークで番組の終了について話をされていたので書き起こし。

 高橋「おはようございます。すっぴん!金曜日、パーソナリティの高橋源一郎です。えーっと、みなさんご存知の方も多いと思いますが、昨日あのNHKから来年度の番組発表ということで、僕は知らなかったんですが、すっぴん!がありません。ということで、来年度、てか今年度ですっぴん!は終わります。あの、もちろん僕たちは結構前から知ってたんですけども、いつ発表にすんのかなとかね、僕らの口から直接言うのかなとか思ってたらこういうかたちになったようです。あの、ツイッターを見てたらほんとにあのたくさんの人から、惜しんでいただいて、まああの寂しい反面とても嬉しいです。こんなに好かれていた、聴かれていたなあと思うと、パーソナリティとしては正直言って本望な気持ちがします。」 

 高橋「えー、8年っていうと結構長いですね。あの、実は8年前からつけてたノートっていうのをね、昨日見つけてきてね、見てたんですね。ちょっと懐かしいですね。最近亡くなられた山田さん(番組当初のディレクター、2019年10月に亡くなられた)と交わしたメモみたいなのもあって、ディレクターと。ああ、そっか、もう8年もやってきたんだなって。で、実は僕8年っていうと大学がえーっと留年をしててですね、8年在籍して満期退学なんですよ。なんか御支所かよというふうに思ってですね。えっと、僕が今あるのを作ったのもその大学の8年間の、まあ大学で過ごした日々と、そのあとの労働ですね、今日友川カズキさんもいらっしゃるんですけど、あれが今の僕を作ったんだと思うと、次の8年がこのラジオの8年だったと思います。」

 高橋「えっと、まあどんなものにも始まりがあって終わりがある。家族だってそうだし、それぞれのまあ学校だってそうだし。まあときにはね、あの、結婚だって終わったり始まったりします。でもまあそれが次の始まりだと思うと、いい時間を過ごせたなと思えればよかったんだと思います。あの、まだ何回かあります。3月13日が最終回なので、それまで駆け抜けていくつもりです。いい時間、今まで過ごさせていただいたので最後にいい思い出となるような番組を作れたらいいなと思います。ありがとうございます。ていうかまだ終わってませんよ。」

(2020年2月14日放送 NHKラジオ『すっぴん!』より)

 『すっぴん!』は高校生の頃から聴いていたラジオ番組で、ユージさん、麒麟・川島さん、高橋源一郎さんが好きになったのもこの番組きっかけ。大学生の頃コーヒーチェーンでアルバイトをしていて、朝8時半からのシフトのことが多かったので、支度をしているときや行きがけの道でよく聴いていた。

 働き始めてからも放送開始時間が8時半になる前までは通勤中に聴いたりしていて大好きな教養番組だった。タマフル、すっぴん!、日曜天国、アトロクは私にとって大事な番組。そのうちの一つがまた終わってしまうのが寂しい。こういう気持ちになったとき、なんか最近は寂しいでこれを終わらせてはいけないなと思う。何か託されたような気がして、自分がそれに応えなくちゃと思う。頑張りたい。