【雑記】馴染みのない童謡

 1/11(土)、シネマクレールでケン・ローチ『家族を想うとき』を観る。主人公たち家族の目前にある現実のままならなさが劇中ずっと続いて苦しかった。それでも家族がそれぞれに思いやるささやかだけどたしかな優しさが時折挿入される。かえって余計にしんどかった。

 帰り道、tofubeatsさんの「ふめつのこころ(SLOWDOWN)」を聴く。『RIVER』を繰り返し聴いている。

心臓がバクバク言う感覚も嘘かもしれないし

思ったよりも変わってはいけないし

そもそも変わりたいのかな?

 

 1/12(日)、TOEICが終わったので買ったままになっていた漫画を読む。この日は大島千春『綿谷さんの友だち』1巻を読む。好きな漫画だった。

 

 1/13(月)、6時半に起床。スズキスズヒロ『空飛ぶくじら』を読む。短編集。作者が仙台在住の方で、漫画の中に見覚えのある景色もいくつかあった。以前住んでいた米ヶ袋の河川敷に似た景色もあって懐かしかった。第2話。

 部屋の掃除をする。掃除をするたびに部屋の隅に髪の毛が溜まっていて落ち込む。夕方手紙を送る方へモーツァルトでお菓子を買う。行く道で細田守監督や新海誠監督っぽい落書きを見かける。

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 夕方K野さんを家にお招きする。ご飯を一緒に食べる。ご飯を作っている間、Huluで『架空OL日記』を観てもらう。年始に放送されていた『有吉の壁』も観る。ご飯を食べたあと、ぼる塾と納言を紹介する。納言の東京の駅名を挙げてその特徴を言ってひと笑いを取るところは、お盆にTBSラジオジェーン・スー 生活は踊る』で地方ディスは怒られるのに東京ディスは許されるという話を思い出す。ラジオクラウドでその回を探す。2019年8月12日放送のオープニングトークを書き起こし。

ジェーン・スー「人がいないときにこそっと言ってるみたいでずるいですけど、あのね、地元に帰ると、地元はいいね、気持ちいいなとか、東京には冷たい人が多いとか、東京は汚いとか、みんなで東京のことはね、余裕でディスってくるんですよ。これすごいよ、ほんとに。ちょっと今日オープニング長くなりますけど私は言いたい。東京は文句を言っても構わないところっていう共有知識というか見解が、共通の見解があるんですよ。こないだタクシー乗ったとき、いきなり『まだ出てきて何年なんですけど』みたいな感じで、『東京は道がひどいし、あの人はルール守んないし、すぐ出てくるし』ってもうずーっと東京ディスで。いやもうこれどうしようかなと思って。」

ジェーン・スー「だからまあ、なんでしょう、まあそのね、羨ましいと恨めしいのないまぜになったものだと思うんですけど、ずっといる人間は運がいいと思いますよ。そのこういう仕事にたどり着けたのもそういうことは作用してると思うんで。あの、文句はそこについては言いませんけど、でもね、一応あたしたちの故郷でもあるからそんな悪く言わないでよっていう、そんなに東京冷たい冷たいって言わないでっていうのはちょっとある。だってさ、突然岩手の人が『岩手冷たいですよね〜』とか『岩手の人は信じられない』とか言わないじゃないですか。東京だけは言っていいっていう。言えない言えない、言えないもんこっちは。あのちびまる子ちゃんみたいな笑いをするしかない。」

(2019年8月12日放送 TBSラジオジェーン・スー生活は踊る』より)

 

 1/14(火)、6時起床。今朝の夢は、天童よしみさんと紅白歌合戦に出場する夢だった。童謡を一緒に歌うことになっていた。曲の一番を天童よしみさんが、二番を僕が歌うという構成。舞台へ上がる直前に歌う曲の楽譜と歌詞が記載された用紙をスタッフの方からいただく。しかし、その童謡にちっとも馴染みがない。知らない。歌詞もメロディーもピンとこない。焦りで曲が全然頭に入らず余計に慌てる。イントロが流れ、天童よしみさんが舞台に上がり、一番を堂々と歌う。その様子を舞台袖から伺いながら、会場の脇にある時計に目をやる。午後2時。どうやらこれは本番前のリハーサルのよう。だったら失敗してもいっかという気持ちになったところで起床。リハーサルとか事前のことについて手を抜く自分の素行の悪さが夢に出ていて、寝起きから嫌な気持ちになる。

 出かけるまでに1時間半以上時間があるときは朝洗濯をしている。この日はワイシャツを洗濯。その間に鮭と野菜の白ワイン蒸しを作る。これでも『素材がわかる料理帖』に載っていたもの。にんにくを生まれて初めて料理に使う。

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 お昼休みにAmazon入江亜季『北北西に曇と征け』をKindle版で購入する。今週は木曜日におやすみをとっているのでそのときに読む。

 仕事終わり、昨日書けずじまいだった手紙を書く。浪人生のときに参加させてもらったラジオ体操会の主催者のご夫婦と叔母とブログ友達。ラジオ体操会の主催者の方がお元気だということを年末年始の帰省で市報を読んだときに知る。叔母は服を送ってもらったのでそのお礼。ブログ友達は先日ご厚意で文学フリマで販売された著書を送っていただいたのでそのお礼。手紙を書いたところで、叔母の住所がわからないことに気づく。先日荷物を送ってもらったときについていた伝票は運送業者の方がほかのシールを貼っていてよく見えなかった。明日の朝母に電話をして聴くことにする。先延ばし先延ばしになってしまっているので明日で終わらせる。スーパーで買い物をして、弁当のおかずを作って寝る。