【雑記】シュークリームと380円のチーズケーキ

 9/20、仕事終わりに、イオンシネマのレイトショーでジェームズ・グレイ『アド・アストラ』を観る。寂しさや悲しさがとことん描かれている。ブラッド・ピットがメンタルチェックを受けるシーンが印象的だった。今週は残業が続いていたのもあって、たぶん大事なところで寝てしまった。家に帰り、帰省の荷造りをする。

 

 9/21、朝8時にレンタカーを借りて実家に帰省する。この日はお友達の結婚式が僕の地元であるということで、職場の人をレンタカーに乗せて一緒に移動する。レンタカー代の代わりに、とお菓子をたくさんもらう。倉吉駅で職場の人を降ろす。帰りにふしみやというお菓子屋さんに寄って、シュークリームを実家用と姉の家用に買って帰る。ケーキは人数分買おうと思うとちょっと高かったのでけちる。

 実家でのお昼ごはん。間引き菜とじゃこの和え物、オムライス、ミートソーススパゲティ、根菜の味噌汁、きゅうりとささみの和え物。食事中、母が最近いぎす作りとチーズケーキ作りに熱中しているという話を聞く。

 昨夜、あまり寝れてなかったので、元自室で昼寝をする。寝床の横にあるスツールに目をやると、目覚まし時計のアラームを調整するつまみのパーツが置かれている。気づいたらいつのまにやら紛失していたもの。先月の帰省で目覚まし時計を持ち帰ったのだが、そのとき目覚まし時計を落とした際につまみが取れてしまったのではないかと推し量る。このつまみがなくて目覚まし時計のアラームがずっと4時半に設定されたままだった。見つかってよかった。

 夕方、母と兄と一緒に住宅説明会に行く。住居を新たに構えることは3人とも考えていない。母が来場者特典として貰えるお煎餅がほしいということでついていく。会場に着くと、大勢の人に出迎えられ居心地がよくない。体育館のような施設の中で、お風呂や台所の展示を見る。アンケートを書いた帰りに、ガラポンコーナーでガラポンをすることに。こういうとき、自分の運が悪いと信じてやまない母は、一緒にいる誰かにガラポンをさせようとする。この日は、母を励まして母にガラポンをやってもらうことに成功する。ポケットティッシュが当たる。ほらやっぱり、というようなことを言ってたので、たまたまだよとフォローする。目的のお煎餅をもらう。加えて、母の知り合いの方から親切にしていただいて、乃が美の食パンをもらう。

 次に打吹回廊に行く。打吹回廊は地元倉吉に7月にオープンした複合施設で、イベントなどができる施設。初めて立ち寄った。屋上からは倉吉の町並みが見渡せるらしく、エレベーターで屋上まで上がる。兄が高くて怖いと言っていた。意外だった。そのエピソードを母がそのあと帰省の間、我が家にやってくる親族に触れ回っていた。

 晩ごはんは刺身にしようということで、打吹回廊からの帰り道、スーパーに寄る。会計時にリュックの前ポケットから財布を出そうとしたら、一緒に軟便剤のボラザが飛び出てしまう。有事に備えて入れていたもの。レジカウンターにぽろっとこぼれたが、レジの人に見られないように素早く前ポケットに戻す。挙動不審。

 晩ごはん。栗ごはん、かぼちゃとひき肉の煮物、はまちと甘エビの刺身、はまちのあら汁、間引き菜とじゃこの和え物、きゅうりとささみの和え物。かぼちゃとひき肉の煮物は僕が作った。はまちをさばく母の姿が手早かったのですごいと伝えると得意がっていた。

 ご飯を食べた後、二階にある両親の寝室で母と『キングオブコント』を観る。母はビスケットブラザーズあたりで寝てしまった。ビスケットブラザーズのコントは、こないだK野さんと一緒に観た『わが星』にどこか影響されているように感じた。世界観や台詞回しが似ているような感じ。

 

 9/22、たしか6時くらいに起床する。母にコーヒーを淹れる。朝ごはんに昨日住宅説明会で貰った乃が美の食パンを母と食べる。1/2斤だったので僕がそれを4枚切りにすると、切れ目がきたないと母から言われる。母がトッピングはなんでもいいよというので、スライスチーズにはちみつをかけたのを出す。食後に私はやっぱりはちみつバターが一番好きと伝えられる。

 午前中、明日は台風が来るからということで墓参りを母と祖母と3人でする。出発前に仏間からチャッカマンや線香を拝借する。線香入れが可愛かった。

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 僕は物覚えが悪くて、屋号と親族の名前とその人の顔を一致させるのが苦手。墓参りに行くと毎回そういう、どこどこの誰々という話がわからないので、母や祖母に確認をする。

 墓参りが終わって帰宅すると、祖母が家の家系図が見たいと母に言ってきたらしい。母は急に家系図を見たいと言ってきたからびっくりしたと言っていたが、僕はお墓でのどこどこの誰々という会話が影響しているんじゃないかとちょっと思った。

 帰ってきてから、実家で録画していた『タモリ倶楽部』を観る。「奥深きスキンヘッドお手入れ完全公開!我らつるピカ天国!」という回で、宇多丸さん、吉田メタルさん、バイきんぐ小峠さんが出演されていた。印象的だった会話を書き起こし。

吉田「あと僕は電動シェーバーを併用してまして、フィリップスを使用してます。」

宇多丸「なぜフィリップス?」

吉田「ビッグカメラに買いに行ったときにですね、そこの電気屋さんがだいたいお坊さんが使ってるのがこれですって言って。」

宇多丸「それはなぜなんですか?」

吉田「頭剃るじゃないか。そしたら髭剃りはこっち方向なので。重量がこっち方向なので、下に落ちるんですけど、頭頂部を剃る際は重力が下にかかるので毛戻りがするんですよ。(毛戻り・・・剃った後の毛の残骸(造語)フィリップスは毛戻りが少ないって。」

宇多丸「毛が落っこっちゃう。要するにごまみたいなのが頭の上にかかっちゃう。」

201989日放送 テレビ朝日タモリ倶楽部』より)

 空耳アワー霜降り明星せいやさんと粗品さんが出演されていた。その二人については紹介や言及があった。その前の空耳アワーではパニーニの飯沼さんが出演されていた。それについては触れられてなかった。

 BSプレミアムで岡田惠和ひよっこ総集編』を再放送していたので少し観る。向島トランジスタラジオ工場で働き始めたみね子が仕事でミスを繰り返してしまうところ。愛嬌でなんとかなった時代を過ぎたことにうじうじくよくよしていた。昨日の夜寝る前にNetflixで観た真利子哲也『宮本から君へ』の宮本が重なる。

 宮本「学校行ってるうちはよかったな。学校行ってるうちは、人気があるとか、運動できるとか、なんか楽しくて、それでよかったのよ。でも学校でたらなんにも関係ないの。学校でたら、夢も自信もなくなっちゃったなあ。

真利子哲也『宮本から君へ』第1話より)

 午後、母とユニクロに行く。Uniqlo Uの黒の長袖クルーネックTと、黒のコーデュロイジーンズを買う。母は下着と靴下を買っていた。この日はベルトを買おうと思っていた。というのも、体重が落ちたのもあって、最近は今まで使っていたベルトの一番端の穴にバックルを通しても、ずってしまう。普段ファストファッションしかほとんど着てないのもあって、ユニクロのベルトが2990円もするのにどこか抵抗がある。結局買わなかった。

 夕方、母と夜に姪甥が遊びにくるのに備えて、持って帰ったニムトとワードバスケットを二人で事前に練習する。そのあと、7kmくらい走る。夕暮れから夜になる時分に走るのがなんとなく好きだ。地元は車の往来や街灯も少ないので人目を気にせず走れるのが嬉しい。向井太一さんの「I Like It」とか好きな歌を口パクしながら走る。

 晩ごはん。白ごはん、かぼちゃ・長ネギ・ピーマン・エビ・なすの天ぷら、焼きなすの冷やしたの、焼きなす、おくらのマリネ、大根の葉っぱの卵とじ、トマト。

 風呂上がりに母が作ったチーズケーキを食べる。おいしかったので、これは洋菓子屋さんで380円くらいするやつだと言うとすごく喜んでいた。

 夜、姉と甥姪が遊びに来る。姉が一息つくやいなや、これ380円くらいしてもいいのだよと言って、チーズケーキを持って帰るよう渡す母が可愛らしくて笑ってしまう。姉はこないだ松江であったハンバートハンバートのライブに姉の三女と二人で行ったらしい。そのときに買ったというHAKUSENのお菓子をたくさんもらう。ニムトとワードバスケットをする。はじめは僕と姪甥でやっていたが、途中で姉と母も混じる。姪甥が交代交代でお風呂に行く。ゲームの途中でどういう流れだったか兄二人の話になって、姉と一緒に、いつまでもお母さんお母さんせんくってもええだよ、という話を母にした。

 姉の長女と長男の二人が泊まるということで一緒に歯磨きをして、寝る。僕の元部屋の本棚にはまだいくらか漫画が残っていて、姪甥が遊びに来たときにたまに読んでいるのを見かける。だいたい『よつばと!』か『あたしンち』を読んでいる。最近中古で買った『ぼのぼの』を持って帰って置いておいたら長女が読んでいた。

 

 9/23245分起床。台風による風の音で目が覚める。姪と甥を起こさないように、二人に毛布をかける。寝床を抜け出し、一回の居間に降りる。紅茶を淹れて、スーパーで買ったBifiXのヨーグルトと母の作ったチーズケーキを食べながら、録画していた『ボクらの時代』を観る。印象に残ったものを書き起こし。

 AI「私も今まで出してきた曲も20年間で全然変わってきたり。やっぱ私もいろんなものに憧れて、ああなりたい、こうなりたいっていうのがあって。多分歌詞にもそれが出てる時期もいっぱいあったと思う。もうシャンペン飲んでチェイチェイチェイみたいな。シャンパンとか飲んでなくても、分かるでしょ、なんか。あの、指輪つけてブリンブリンブリンとか。全然つけてないけど、みたいな。なんかそういう。でもそういう歌詞とか書きたくなったりする時期もあるんですよ。」

 AI「なんか自分がそんなに知られてない時期とかもっと知られないと知られないとか、やっぱそういうところでどうやって自分をっていうので、その当時の出てる人たちに憧れて、ちょっと真似をしてみたり。でもそれってね、やっぱり違和感があるんですよね。なんかすごく。だからなんかあんまり関わりたくないからこう(両目を両手で塞ぐ動作)やったりしてた時期もあったんですよもう普通が一番。これはこれだしな、みたいな。」

201991日放送『ボクらの時代』より)

 田中真弓さん、野沢雅子さん、山寺宏一さんの回も観る。田中真弓さんが元々は役者志望で、NHK連続テレビ小説の主役をずっとしたかったという話をされていた。ずっと気になっていた田中真弓さんのあの宣材写真の主張の強さがそこですっと腑に落ちた。

 きゃりーぱみゅぱみゅさん、橋本環奈さん、最上もがさんの回もずっと観れていなかったが、朝まで時間があったので観る。

きゃりー「私は一人っ子だし、ソロなので。なんかなんか孤独感が強いかもな。誰かと何かを力合わせてやってハイタッチしたことがなくて。淡々と一人でずっとやってきたから、なんかないものねだりでこう誰かと何かするのにすごく憧れるし。ソロも楽なんだけど、なんか失敗したときとかに全部自分のせいになる。なんかすごい落ち込む。自分だけのミスで、ってすごい思っちゃうのはあるかな。」

 きゃりー「あと忙しくなってくると今もちょっとそうだったんだけど、きゃりーぱみゅぱみゅばっかりがこう活動して有名になっていくと、本当の26の自分?本来の自分がなんかすごいこう遠ざかっていくというか、寂しい気持ちになっていっちゃうのすごいあった。コンサートとかですごい人の前でライブして、で帰ってきて、なんか松屋とかをデリバリーして家で食べる、一人みたいなの結構あるんだけど、自分が想像してたのは結構違ったんだよね。現実世界と自分が想像してた華やかな世界みたいなギャップ?」

2019512日放送『ボクらの時代』より)

 5時ごろに母が起きてきたので、紅茶を淹れる。昨日貰ったHAKUSENのお菓子をちょっとずつ分けて食べる。6時くらいに少し眠たくなって寝る。9時ごろに姪甥と一緒に起きる。姉が姪甥を迎えにくるついでに遊びにくる。お昼前に乃が美の食パンを一緒に食べる。このときはなぜかはちみつバターを乗っけて食べた。この日のお昼ごはんはたしか父が焼きそばを作ってくれた。

 お昼ご飯を食べてから仏間と客間と廊下の掃除機をかけて、帰る準備をする。帰るときに父から家で作った二十世紀梨とあたご梨を持たせてもらう。後部座席に置いてもらったのだけど、帰り道、ブレーキをかけた拍子に転がって足元に落ちてしまう。数日後その梨を食べるときに、あ、この部分はあの落ちたときに打ったところだなという部分がいくつかあった。父ともっと話せばとよかったな、と毎回帰省のたびに思う。お互いどこかそっけない。

 実家から岡山への帰り道、昨夜のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』をradikoのタイムフリーで聴く。春日さんのフリートークでぽろぽろ泣いてしまう。春日さんからの誕生日プレゼントを真正面から嬉しいって言える若林さんが大好きだし、それに対して悪いねって言っちゃう春日さんとのいじらしいところも大好き。二人の関係性が大好き。

 道の駅で、栗とモロヘイヤを買う。母の栗ご飯を今度真似してみる。