【雑記】今日この頃

 職場の忘年会、歓送迎会が控えている。他の職員の方たちが自分のデスクトップの画面を見ていないであろうタイミングを見計らって出欠取りまとめのWEBページを開き、他の職員の方たちの出欠動向を伺いつつ、なんとか欠席できないものかと考えている。職場の飲み会が近づく度、なんとか欠席できないかということをずっと頭の片隅で考えているのに、出欠の締め切りがいつまでか話す周りの会話や幹事の方からのリマインドで改めて思い出したようなふりをする。ずっと考えていることを、考えていないふりをしている自分が嫌いだ。嫌だと思うことをすぐに対処せず、方策を探ることを口実にずるずる先延ばしにしてしまうことから抜け出したい。

 

 ふいに黒酢を飲みたくなったり、黒酢を飲まなきゃなと何かの使命感に駆られるときがある。下っ腹がちょっとへこむといいなぁという淡い期待がそこにあると思う。そういうときはスーパーで売っているミツカン黒酢ドリンクシリーズを買っている。普段はストレートタイプを購入しているが、ストレートタイプにはりんご、ブルーベリー、ざくろの3種展開なのに対し、6倍希釈の割って飲むタイプにはこの3種にアサイーとうめが追加された5種で展開している。たまには炭酸水で割って飲むのも乙だなと浮ついたことを思い、少々値段は高いものの、うめ味の黒酢を購入した。炭酸水で割っておいしく飲んでいたのに、こないだ仕事から帰って冷蔵庫を開けると、横にしていた黒酢のふたが軽く空いていたようで、6割くらい中身が冷蔵庫内にこぼれていた。悲しかった。たしかに悲しかったはずなのに、6倍希釈であることと、なんとか4割は残っていたことに、どこかでもまあよかったなと楽観的に思えた。ストレートだったらたぶんもっと悲しかった。

 

 Huluで『アトランタ 略奪の季節』を観ている。毎週月曜の0:00から最新話の配信が始まるので、明日仕事に行きたくないと思いながら寝る前に見ると少し気持ちが和らぐ。ありがたい。ドラマで描かれる世の中の不条理なことにやるせなさを感じると同時に、そのあまりのやるせなさに思わずクスッとしてしまう。そういう部分が随所にあってほっとする。特にBrian Tyree Henry演じるアルフレッド・マイルズ(通称:ペーパーボーイ)の釈然としない様を目で訴えかけるシーンが大好きだ。

 シーズン2第2話「波の王(原題:Sportin' Waves)」では、シーズン1第7話「人種転換(原題:B.A.N.)」でのCM映像が流れ思わず嬉しくなった。人種転換の話はすごく突飛な回で、はみ出したまま1エピソード駆け抜ける話で本当に大好き。シーズン2はHuluで配信後35日限定、シーズン1はNetflixで配信している。

f:id:muda-muda:20181103101046j:plainシーズン2第2話「波の王(原題:Sportin' Waves)」より

f:id:muda-muda:20181103101042j:plainシーズン1第7話「人種転換(原題:B.A.N.)」より

 

 テレビ東京系で放送しているドラマ25『このマンガがすごい!』を毎週観ている。第4回のでんでんさんのおそ松くんの回、面白かった。街中ででんでんさんに似た人をよく見かけることもあって、テレビででんでんさんを見かけると嬉しくなるし、渋くてカッコいいでんでんさんが大好きだ。このドラマでは、前半パートに実写化したいマンガへの思いを蒼井優さんがインタビューするパートがあるのだが、そこでの話が面白かったのでメモしておく。

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蒼井優「え、でんでんさんって芸歴何年ですか?」

でんでん「えーっとね、39年くらい。あのー、お笑いスター誕生ってのはね、30のときの、あの、デビューなの。素人からね。ま、お笑いから行ったんだけど、本当は役者志望だったんだよ。劇団ひまわりにも入ったことある。」

蒼井優「あっ、なんか調べたら出てきました。劇団ひまわり。」

でんでん「23くらいのとき。」

蒼井優「初めて言ったセリフとか覚えてます?」

でんでん「あのね、えー、自衛隊の役だったの。で、商社マンがいる。すると喫茶店で待ち合わせたのよ、あの、向こうが『おっ』って言うわけ、(一部聞き取れず)で俺が『おう』って」

蒼井優「本当は軽く言わなきゃいけない」

でんでん「『おっ、おう』(軽快な感じ)って言えばいいんだけど、『お、おう』(少し重みを帯びている)って。それでずーっと撮り直し。なんで簡単に言えないんだよつって。」

蒼井優「今って台本ってどれくらい前から読み込み始めます?台本もらうじゃないですか。」

でんでん「もらった瞬間から読む。ウォーキング2時間、1時間半かな。そんときずーっと読む。うん、それで、えー、それでそのあと何もないと「今日仕事が終わった』って、ホッピー飲むの。何もしないとさ、ただ飲むとさ、なんとなく罪悪感あるじゃん。」

でんでん「お笑いスター誕生っていうときに、(赤塚不二夫先生が)審査員をタモリさんたちとやられてたときに、その審査員の批評がね、とにかく、普通に面白いのは面白くないらしいのよ。飛び抜けないと、突き抜けた、突き抜けるか、突き落ち、もうどっかはみ出てないと面白くないって。うん、俺は役者にも通じるものがあると思うのよ。何か人と同じようなことを枠の中でやってたって、意外とね、上手いとか下手になって。審査してるときも『だめだよそんな普通のことやっちゃ〜』みたいな、『もっと弾けなきゃ』『忘れなきゃ』とか、言われてるように見えてね。」

 星野源さんの新しいアルバム『POP VIRUS』が12月19日に発売されるのが嬉しい。以前は『フィルム』から買って聴いてたとか変に古参ぶったり、『YELLOW DANCER』発売がめちゃくちゃ嬉しくて興味あるのにあーはいはいみたいな冷めた態度をとっていた。だけど、オードリー若林さんのラジオでのお話やダ・ヴィンチでの連載、『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』、『ナナメの夕暮れ』を読んだりして、なんか正直にならないと息苦しいなという気持ちになった。「星野源オールナイトニッポン」を聴いていると、ケンドリック・ラマーやチャイルディッシュ・ガンビーノなど、ここしばらくヒップホップカルチャーに少なからぬ影響を受けているようで最新曲の「アイデア」の2番ではその雰囲気を醸している。予告なしのサプライズリリースとか、既存曲収録なしで全曲新曲アルバムとか出したりするのかなとか勝手に想像していた。アルバムの発売と収録曲が一部わかったところで次は他の収録曲をあれこれ妄想してみる。Samm HenshawのDoubt(ft. Wretch 32)みたいな曲入らないかなと勝手に想像しながら。