【雑記】近所のいちじくの木

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 近所の庭にいちじくの木がある。といってもそのことに気づいたのはつい先日のことで、日没後ふと近所のコンビニへ立ち寄る際に嗅覚的にいちじくの存在に気づいた。いちじくにはいくつか品種があるらしいが、蓬莱柿(ほうらいし)というものに似ていた。庭といっても、いちじくの木のほとんどは塀で見えない。見えるのは塀から這い出している枝葉と果実のみだ。それにしても日が落ちているときにいちじくに気づくという経験が少しおもしろかった。普段の生活で何気なく目にしていても意識の外にあるものがふとした視覚以外の刺激がきっかけで顕在化する瞬間。

 

 片想いとハンバートハンバートのライブで上京した際、モンベルのスポーツサンダルで歩き回ってからか、久しぶりに部活を再開したからか、もともと眠っていたものがひょっこり顔を出したのか原因は未だに判然としないけれど腰の痛みが続いている。寝起きで唸り、歩いて身悶え、反って崩れ落ちる。

 

 公衆浴場をハッテン目的に使用する一部のゲイの利用客に関する銭湯店主の悩みに寄り添う記事を読んだ。この記事は銭湯を経営する方たち目線での経営側と迷惑を被っている利用客側の大事な問題提起であるのは確かである。しかし、よりよいこれからのあり方を提示しているようには感じなかった。

Cの湯さん:男の裸を見たくて銭湯に来るのは許されることなのでしょうか?

最近、TVなんかでLGBTがよく取り上げられて「こんな差別に遭っています」とかのディスカッション番組も多いですよね。でも、それとは違う方向のバラエティ番組で見逃せない発言があったんです。去年の12月くらいだったかな、ある番組に出たゲイの人が、「銭湯はパラダイスですよ」って発言されたんです。「パラダイスってどういうこと?」ってMCの人が聞いたら、「ストレートの男性が女湯に入るようなものですよ。それってパラダイスでしょ?」ってその方が話したんです。

もしそれが事実で、そういう目線で見ることを目的に銭湯にゲイの人が来るとしたら、公衆浴場は利用すべきじゃないって思うんですよ。理解できますかね、こういう考えって?

  Cさんの考えは理解はできる。ただその指摘は発展銭湯に限らないと感じた。というのも、Cさんの指摘は性的対象になる性別の方を見ることを目的にどこかへ訪れる人がいるとしたら、その人たちは性的対象が性的興奮を刺激されるような場所に行くべきではないと言っているとも読み取れるからだ。

 ここで場所を銭湯からプールや海に変えて考えてみる。夏場にプールや海水浴に行く人たちは遊泳を主な目的としているのは確かだと思う。ただ、ストレートの男性であれば水着を着た女性を主要な目的でないとしても見ていないと言えるだろうか。ストレートな女性であれば、筋骨隆々な男性を見ていないとは言えるだろうか。そんなことないという人も多いと思う。ただ、まっすぐでない気持ちで足を運ぶ人がいるからそれを恐れる人がいる、恐れる人がいるからまっすぐでない気持ちで足を運ぶ人は来るべきではない、ということにはならないだろうか。

 日常において、ヘテロセクシャルホモセクシャルに限らず、自らの主要な目的は別にあるとしても、その目的を遂行しながらも自らの性的対象に性的興奮を刺激されるような瞬間に出くわすことは誰しも少なくないと思う。記事にも紹介されているように、入浴を楽しみに足を運ばれているストレートの男性やゲイの男性(この方たちも多くいることを忘れてはならない)が迷惑な思いを被ることはなんとしても防がなければならない。それは間違いないものであるとして、一部の問題を切り取ってそのカテゴリーにあてはまる人たちに丸ごと当てはめる、よくあってはならない「よくあること」をこの発言から感じ取った。

 

 最近購入した女性向けのセクシービデオのインタビューで森林原人さんが素敵なことをおっしゃっていたのでメモしておく。 

男性向け作品と女性向け作品での心境の違いは?

ーいやもう、まったく、全然違いますね。 なんか、まあ正直、場違いというか。メイクされたりとか、うーん、なんかやっぱ居心地が悪いですね。

恋人たちの日常がテーマですが、恋人がいたら何がしたいですか?

ー僕は、あのー、結構、なんだろうな、甘ーいデートとか、ベタな感じが好きなので、まあなんか二人でどっかお出かけして、それでおいしいごはん食べて、で、なんかドライブとか、なんか夜景とか見ながら、一緒におうちに帰ったり、まあ、どっか泊まりに行ったりして、エッチするみたいな。そういうデートがいいです。そうなんです。意外とこの、AVを、AV男優をやって色んな女優さんと接することで分かったんですけど、男の方がロマンチストですね。

恋人に「好き」等の愛の言葉をかける方ですか?

ーはい。言いますし、あと手紙もよく書きます。はい。んー、なんか記念日とか、まあ節目の時とか、あとはなんかちょっと、なんか嬉しい、なんかこの人と付き合えて嬉しいなとかかわいいなとか思ったときに、そのー、まあちゃんとした手紙のときもあればちょっとしたメモみたいな感じもあったりとかで、なんかちょっと、書いてっていうのが好きですね。

女性にしてもらって嬉しいことは?

ーその手紙、貰うのも嬉しくて、なんか嬉しいからやっぱり、やったら喜んでもらえるかなっていうのもあって、なんか、意外と、プレゼント自体はあんまり貰うの好きじゃなくて。あのー、好き嫌いがやっぱり合わなかったときにお互い困るから、それよりは手紙とかでの方が嬉しいですね。

  このインタビューを読んで感じる森林原人さんのかわいらしさよ。森林原人さんが出演されている作品には、相手への配慮を感じるので大好きだ。実際、この作品も相手への敬意がたっぷりで見ていて癒される。セクシー男優さんもセクシー女優さんもお仕事に熱意を持って取り組む姿勢がかっこいい。

 

 先日『きのう何食べた?』の最新刊を読んだ。二人で年の瀬を過ごす二人の様子に思わず身悶えてしまった。シロさんとケンジ、お互いに五十路になり食べるものが消化に良さそうなものが増えてきているのが微笑ましい。年始の過ごし方についてケンジがシロさんに言った台詞が心に残ったのでメモしておく。

人間の脳はね、「何かをやった結果失敗をした」事はすぐ忘れられるけど、「失敗を恐れて何かをやらなかった」事についてはいつまでもずーっと後悔するようにできてるんだって!

 

 実家から持ち帰ったPSPもじぴったんを最近やっている。「辞書コレクション」をぼーっと読むのがとても楽しい。「明るくなる辞典」「チョベリバ辞典」「ちょめちょめ辞典」「声に出ちゃう辞典」いろいろある。パズルをクリアすると増える辞典だが、いよいよパズルが難しくなってきて手詰まり気味になっている。がんばらねば。