【雑記】最近のこと


RHYMESTER - Future Is Born feat. mabanua

 

 ・RHYMESTERの2年ぶり10枚目のアルバム『ダンサブル』から、アルバム先行曲「Future Is Born (feat.mabanua)」を最近ずっと聴いている。ライムスターの音楽を聴くようになったのは『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』を聴き始めたのがきっかけなのだけど、好きなものを楽しそうに話せて、自分のやっていることに誇りを持っていて、すこし捻くれている宇多丸さんがとっても素敵だ。楽曲はデビューから日本のヒップホップ界を牽引してきたRHYMESTERだからこそ歌える歌詞でかっこよくて、ほんの少し哀愁とたっぷりのプライドもあって最高です。当事者意識を持ってアルバムも購入しました。

 

 ・書こうと思ってしばらく時間が経過してしまったけれど、就活がようやく終わった。自堕落な自らの性格ゆえ、うまくいかないことの方が多かった。それでも周りの人たちに優しく見守ってもらったおかげでなんとかなった。恩返しという言葉は浪人して以来、あまり使わないようにしているが、直接的であれ、間接的であれ、長い期間にわたりたくさんの人にお世話になったので、こちらも周りを元気にしたり、ほっとさせたいという気持ちは強い。

 

www.1101.com

 ・ほぼ日刊イトイ新聞ヨシタケシンスケさんと糸井重里さんとの対談記事『逃げつづけてきました。』を改めて読んだ。お二人とも逃げや屁理屈を大切にしていて、ヨシタケさんの絵本の読者はその「逃げ」のエッセンスに共感しているのだな、と感じた。大人のための絵本や、絵本の癒しブームと言われて久しいが、哀しみの癒しだけでなく、辛いことからの肯定的な「逃げ」として絵本が受容されている。

 かくいう私も、日常的に自らの見栄や情けなさに嫌気がして何かに逃げ込むことが少なくない。そういうみじめなうじうじした気分になったときは片想い、ハンバートハンバート、ラッキーオールドサン、思い出野郎Aチームの音楽を聴くことで自分の逃げ場を作り、何度も助けられている。

 

 

 ・先週末は、片想いの「片想インダ公園」、ハンバートハンバートの「ハンバートハンバート家族行進曲 2017」に足を運んだ。どちらも最高だった。

 

 片想いは尾道は浄泉寺での「片想い ワンマンライブ 尾道」(こちらは演者だけでなく、オファー側の熱量もとっても素敵だ)、並びに米子はMOON&SPOONでの「カクバンタワージャンボリー」でのライブ告知を目にし、地方も地方の地元・中国地方にライブで訪れてくれる気前の良さに嬉しくなった。終わった後に「あぁ、楽しかった」という気持ちと「明日からまた頑張ろう」という気持ちになった。私は片想いの楽曲の中でも「ひかりの中からこんにちは」という曲が特にお気に入りである。愛情は特別な言葉ではなく、生活のありふれた仕草や言葉の中にあることに気づいた主人公がその感謝を同じように生活のありふれた言葉でお返しするという歌詞が粋で大好きだ。今回のライブでは「ひかりの中からこんにちは」を久しぶりに披露したらしく、しかもゲストの七尾旅人さんとの共演でより一層気持ちが高ぶった。ライブ途中、片岡シンさんとあだち麗三郎さんの日野さんの往復ビンタパロディはそれはそれは相当に盛り上がっていた。泥臭い片想いが大好きだ。

 ハンバートハンバートのライブは二度目だった。弾き語りツアーの前回とは異なり、バンド編成のライブで、最新アルバム「家族行進曲」の中で印象的なバンジョーの音が心地よかった。二人の弾き語りの場面もあり、センターにあるマイク1本に佐野遊穂さんと佐藤良成さんのお二人が寄り添っている様子に思わず笑みがこぼれた。映像化を意識しての演出かもしれないが、素敵だった。昨年も今年も行きたいと思いながら行けなかった福岡県福岡市東区海の中道海浜公園の音楽フェス「CIRCLE」に来年こそ何としても行きたいと考えているのだけど、片想いとハンバートハンバートも出演してくれたら嬉しい。

 

 こんな感じでとりとめもないことを思い出したようにぼちぼち書きます。