聞きかじり見かじり読みかじり_202404

2024年4月分の聴きかじり見かじり読みかじりです。印象的だったことばを随時追加していきます。

 

天才ピアニストの今夜もグッジョブ

f:id:muda-muda:20240406141620j:image

NHKラジオ第1にて不定期で放送されている天才ピアニストのラジオ番組『天才ピアニストの今夜もグッジョブ』の第2回目が2024年3月30日に放送されました。天才ピアニストとゲストによる異業種交流トークがメインの番組。今回のゲストは旅館の女将である小幡美香さんと小野雅世さんがゲスト出演されました。

ますみ「ちょっとね〜これあたしからの質問させていただいてもいいですか?あたしこう旅館入ってまずお部屋見て景色をまず見させてもらって。そのあと二箇所目にみるところが机の上に乗ってるお茶菓子。あれをもう一目散に開けるんですけど」
竹内「あたしは景色を見る前に開けるわよ」
ますみ「え〜!」
竹内「一旦パカっとしてから景色を、カーテンシャっとして。あれ大事ですよね」
ますみ「あれね、やっぱ楽しみにしてるというか」
竹内「めっちゃ楽しみにしてる」

(2024年3月30日放送 NHKラジオ第1『天才ピアニストの今夜もグッジョブ』#2 「旅館の女将」グッジョブ)

[NHK] 天才ピアニストの今夜もグッジョブ 該当部分 20:24-20:47

 

パンサー向井の#ふらっと(エンディングトーク

f:id:muda-muda:20240406141253j:image

この日のゲストはきしたかののお二人。エンディングトークでの、明日のゲストがハリセンボンと紹介されたときの滝沢カレンさんのリアクション。

向井「さて、明日火曜日はココリコの田中さんとお送りするんですが、ゲストにハリセンボンの」
滝沢「えっ!」
向井「お二人に来ていただきます」
滝沢「いいな〜〜〜〜!なんでいつも月曜日には来てくれなんだそういう人が」
向井「いや来たじゃないすか!春菜さん一回来ましたよね」
滝沢「来たけど、もっと会いたいです。なんで月曜じゃないんですか」
向井「なんでなんだとか、きしたかのに失礼ですよ。なんで来てくれなんだじゃないですよ。いや、月曜日にも来てくれますし。火曜日とか水曜日木曜日にも」
滝沢「さすがに来てほしいです。それなら。もう一周してほしいです。なんでいつも火曜日になんか魅力的な…」
向井「いやそんな!失礼です!月曜日も魅力的なメンバーでお届けしてますよ!なんてこと言うんですか。いや、会いたい人がいっぱいいるわけですよね」

(2024年4月1日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』)

 

パンサー向井の#ふらっと(ゲスト:ハリセンボン)

f:id:muda-muda:20240406111439j:image

2024年4月2日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』のゲストはハリセンボンのお二人。向井さんも田中さんも楽しそうで4人ともずっとボケ続けている瞬間がたくさんあった。はるかさんの前歯の素材の話が大好きなので改めて書き起こし。

はるか「すごい頑丈な素材で。あの〜スペースシャトルの外壁と同じ素材なんです」
春菜「宇宙行ったらはるかの歯だけ残って」
はるか「そうそう。身体はね、消滅しますけれども」
春菜「身体はバーン!ってなりますけど」
(2024年4月2日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』)

[Spotify]【ふらっとおいでよ前半】ハリセンボン - パンサー向井の#ふらっと 該当部分 6:16-6:29

 

パンサー向井の#ふらっと(ゲスト:LiLiCoさん)

f:id:muda-muda:20240406141515j:image

2024年4月4日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』のゲストはLiLiCoさん。天気予報のコーナーでの、気象予報士の石上沙織さんとLiLiCoさんのやりとりが印象的だったの書き起こし。

石上「赤坂の空もまだ雲が広がっていますね。今千葉県を中心に一部で雨が降っています。ただこの雨あと一時間程度で止む見込みなんですね」
向井「はい」
石上「ただそのあと天気が回復するかというと、関東南部は今日はすっきりしない天気が続くと考えてください」
向井「あら、そんな感じですか」
石上「もう少し晴れ間は出てくると思うんですけれども…」
LiLiCo「でも、うん、そのときはね、こっちが太陽になればいいから」
横澤「素晴らしい」
石上「さすがです」
向井「こんな出ないよ、本当に」
LiLiCo「地球には勝てないもん」

(2024年4月4日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』)

 

パンサー向井の#ふらっと(どんぐりたけしさんの中継コーナー)

どんぐりたけしさんの街頭インタビューのコーナー。等々力から渋谷に来られた14歳のインタビュイーの方のこの後の予定と、それを受ける向井・横澤さんのリアクションがおもしろかったので書き起こし。

どんぐり「今日渋谷は何をしに?」
インタビュイー「今日は友達と遊びに」
どんぐり「あ、そっか、だいぶ離れたところに二人の友達がいるわ」
友人の一人「(遠いところから高い声でおどけた様子で)助けて〜」
どんぐり「助けて〜って言ってる」
向井「かわいいねえ」
どんぐり「どこに行くの、これから」
インタビュイー「これからなんかガストでなんかしゃべろうって」
向井・横澤「最高最高!」
どんぐり「いいね〜!渋谷のガスト?」
横澤「ありがとう、コーンピザ頼んで!コーンピザ、マヨコーンピザ!頼んで頼んで!山盛りポテトも!」
向井「最高」

(2024年4月4日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』)

 

パンサー向井の#ふらっと(TBSラジオショッピング)

f:id:muda-muda:20240406111451j:image

TBSラジオキャスター柳沢怜とお届けするTBSラジオショッピングでの横澤さんのコメント。この日紹介したのが国産骨までやわらか煮魚セット。

横澤「青魚って本当栄養いいから子どもに食べさせたくて」
向井「そっか」
横澤「で、この骨の心配がないからすごい嬉しい」
向井「ママの目線だね〜」
柳沢「いいですね!ママ目線が!」
向井「私じゃ言えない〜」
横澤「恥ずかしい〜」

(2024年4月4日放送 TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』)

 

 

ハリセンボンチャンネル(浅草 福ちゃん 2つ目の動画)

f:id:muda-muda:20240406111456j:image

小松「はるかさんって基本僕らにも敬語っていうか、まあ春菜さんもそうですけど」
はるな・春菜「ふふふ」
春菜「私今どっかでタメ口使ってたかなぁって」
小松「いやなんか、全然いいのにって思うんですけど、でもはるかさんが全員に対してタメ口じゃない」
春菜「でもそうかも」
はるか「そうだね」
小松「スパイクに対してもそうじゃないですか」
春菜「うん」
はるか「なんか後輩でも敬語になっちゃうんだよね」
春菜「意識してそうしてるんじゃなくて、そうなっちゃう本当はタメ口にしたいってこと?」
はるか「なんかタメ口の方が楽ですって人もいるじゃん。だから気を使わせてたら悪いなって思うんだけど後輩っていう意識もそんなになくて」
春菜「え、どういう意識」
はるか「なんていうんだろう」
春菜「対等?」
はるか「普通の一般人と一般人みたいな」
春菜「いや後輩と思っても一般人と一般人だけど」
はるか「なんていうのかな。後輩だから、タメ口っていうのがなんか難しい」
春菜「え、普通に一般人と一般人と思ったほうがタメ口使えない?そんなことないんだ」
はるか「タクシーの運転手さんとかさ、タメ口にならないじゃん」
春菜「敬語の方がはるか的に楽ってこと?」
はるか「う〜ん、そうなのかな〜」
春菜「私、後輩の子はなんか私は友達みたいな感覚だから、タメ口」
はるか「そうか。なんか後輩なんだろうけど、向こうがこっちのことを先輩と思ってないかもしれないと思う」
春菜「ふふふ、そんな人いないでしょ、今まで会った後輩の中で」
はるか「いないのかもしれないけど、別に先輩と思ってねーしって人も」
春菜「すごい尖った後輩入ってきてんじゃん」
はるか「考えてたらなんかねなんでタメ口になるかなって」
春菜「まあ春菜的に先輩風を吹かせ…あ、でも先輩風って感じてるわけでもない?」
はるか「先輩風」
春菜「タメ口をきくことが先輩風吹かしちゃってるな〜っていう意識でもない?」
はるか「あ〜でもそれもちょっとあるかもしれない。先輩って」
春菜「でもさ、例えばあんたのこと先輩だと思ってないし、みたいな人がいたとしてもタメ口でよくない?」
はるか「そうなんだ。なんとなく年齢が下だったりとかすると?」
春菜「てか、自分たちの方が芸歴が上とかの時点で」
はるか「そうか〜」

(2024年3月26日 【はるかの敬語問題】浅草のディープな焼きそば屋さん福ちゃんを食べながらトーク

 [YouTube]【はるかの敬語問題】浅草のディープな焼きそば屋さん福ちゃんを食べながらトーク *該当部分 6:05-9:11

あんた変だよ、いやいやそっちの方が変だよ、みたいなやりとりにならずに、お互いの差異について、私はこう考えてる、それってこういうこと?、なんかよくわからないけどこういうことかな〜みたいに話している点が大好き。

 

佐久間裕美子『みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ』

図書館の新刊コーナーに配架されていて、気になって読んだ本。著者の佐久間さんが自分のアイデンティティや足元から社会について捉え直す様子、その手段としてのアクティビズムについて書かれたノンフィクションとエッセイ。 小学校高学年から読める平易な文章で書かれていて読みやすく、社会運動の一つとしてデモ(マーチ)、署名活動だけでなく、シットインや消費アクティビズムについて記載された部分もありました。佐久間さんの生い立ちや社会への違和に関する内容も興味深く、エナジーをもらいました。

女の子であるということは、自分がどう生きようと、何をしようとついてくるハンデのように思えました。(P.51)

洋楽にあこがれ、アメリカやイギリスのかっこいい女性のミュージシャンたちのすがたにあこがれて、いくつかの楽器をためしたみたり、バンドをやってみたりもしましたが、自分の音楽の才能があるようには思えませんでした。
ちなみに、「仕事になるほど上手にはなれない」という理由で楽器をやめてしまったのは、あさはかだったなと思います。どうやってお金を作り、生きていくのかということばかりに頭がいって、「楽しいから」「好きだから」といったことも、何かをしはじめたり、つづけたりするりっぱな理由になる、ということに気がつかなかったのです。(P.80)

自分がお金をつかう先を考え、買いものによって自分の意志を表明する運動は「消費アクティビズム」とよばれています。自分が賛同できない会社の商品やサービスをボイコット(買わないこと)したり、応援したい会社を見つけて、そこの商品やサービスをえらんだりします。そのことで、自分のお金を社会をよりよい場所にするための道具にしよう、という考えかたです。
これを毎日やることは、かんたんではありません。応援したい会社の商品を買うために遠まわりして時間がかかったり、いままでつかっていたものがつかえないこともしていたとわかってがっかりすることもあります。さらに、大きな会社の場合は、わたしたちががんばってボイコットしても、痛くもかゆくもないということでもあるでしょう。
消費アクティブズムは、すぐに結果にむすびつくこともあるし、時間がかかることも、結果がともなわないこともあります。それでもわたし自身は、結果はどうあれ、自分がいっしょうけんめいはたらいて作ったお金は、自分が賛成できる場所につかいたいなと思っています。(P.156)

[偕成社] 佐久間裕美子『みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ』

 

バービーとおしんり研究所

TBSラジオ『バービーとおしんり研究所』、4月のマンスリーゲストは本仮屋ユイカさん。2024年4月9日放送のオープニングトークでは、バービーさんのおうちに本仮屋さんが遊びに来たときのエピソードを話されていました。

バービー「私はあの初めてちゃんと会話するのに、やっぱ大女優さんっていうかね、おうちに来てくれて大丈夫かな、粗相ないようにしなきゃなとかって思いつつも。(本仮屋さんが)トイレから出てきたら、空のトイレットペーパーの芯を持ってきたのね。え?替えてくれるの?みたいな」
本仮屋「そんなことありました?」
バービー「そう。どこに捨てます~これ?とか言ってて。え~替えてくれるの~ありがとう~みたいな、すごくなんて地に足のついた方なんだろうって思ったのを記憶しております」
(2024年4月9日放送 TBSラジオ『バービーとおしんり研究所』)*該当部分 3:44-4:17

[Spotify]『バービーとおしんり研究所』 *該当部分 3:44-4:17

相手との関係性にもよるけど、トイレットペーパーの芯についてもし尋ねてくれたり、芯を替えてくれていたら、なんて優しい人なんだ…!と私も思うし、ちょっと恥ずかしいけどその後に恥ずかしいこととかも伝えられるし、打ち解けられる気がする。

 

柳原可奈子さんのInstagram

柳原可奈子さんがギャルのネタを久しぶりに披露。ハリセンボンのトークライブでハリセンボンの漫才が見れて、今度は柳原さんのギャルネタが見れる。2024年に感謝します。柳原さんのネタって一人称がウチじゃなくて、あーしなのが新鮮。今のギャルとして想起されるものとは近いけどややレイヤーが違う感じ。この当時ギャルに今みたいなポジティブさってまだ付与されていなかったように思う。

は?あれ銀閣寺?シルバー感ゼロじゃね?あーし的にもっとクロムハーツ的なの想像してたんだけど

(2024年4月13日 柳原可奈子さんのInstagramの投稿

 

『さびしさについて』に寄せた武田砂鉄さんのエッセイ

ああ、どこかでみんな、なんとかやっていてほしいなあ、と思う。それだけで十分だし、なんとかならなくなったら、時間をかけていいから、なんとかなってほしいなあと思う。無責任だけど、それなりに真摯な思いではあって、この、なんとかなっている、という状態しか、世の中を保つ方法はない。なんとかやっていて欲しいのだけれど、それこそ、冒頭に書いたように、なかなかそうもいかなくなったと聞いても、すぐには動けない。真摯な思いだけど、やっぱり無責任なのだ。

(植本 一子、滝口 悠生『さびしさについて』P.240)

[筑摩書房] 植本 一子、滝口 悠生『さびしさについて』

 

『グッジョブ』第2話

『虎に翼』を観るためにNHKオンデマンドに加入しました。せっかく月額を払っているので、ほかにもなにかドラマを観てようと、2007年放送の『グッジョブ』というドラマを観始めました。松下奈緒さん、市川実日子さん、田中美里さん、水野真紀さん、村川絵梨さん、サエコさんが建設会社で営業補助として活躍するドラマです。このドラマの謳い文句として、恋するOLの話ではないと宣誓されており、番組の中でもそのことを再三伝えているあたりが当時のお仕事ドラマの中でも目新しいと思います。ショムニみたいな不正義は成敗!みたいなドラマではなく、かといって架空OL日記みたいな日常コメディに重きを置いたわけでもない作風。男性社員は意外といい加減だったりプライドがあって面倒くさい人もいる。しかし、常に男女で対立しているわけでもなく、男性社員によっては日頃から自分たちは女性社員のおかげで今の仕事ができていると認識している男性社員が複数人いるというバランスも新鮮。(だいたいこういうのは一人くらいしかいなかったりする)

川相「たしかに南さんはキツいところもあるだろうけど、キツい人が優しくないってわけじゃないと思うよ。いつも感謝してるんだ。ありがとう」

(2007年3月27日放送 NHK『グッジョブ』第2話)

[NHKオンデマンド] グッジョブ